2024 ツアー・オブ・ノルウェー第1ステージ 復帰したワウト・ファンアールトの走りは?

ノルウェーで開催される6日間のステージレース。Tour of Norway(2.Pro)

天候がよければ、美しい景色の見られるステージレースだ。

 

過去の優勝者

• 2023　ベン・トゥレット
• 2022    レムコ・エヴェネプール
  
• 2021　イーサン・ヘイター
• 2019　アレクサンダー・クリストフ
• 2018　 エデュアルド・プラデス
  
• 2017　エドワルド・ボアッソンハーゲン
• 2016　 ピーター・ウェーニング
  
• 2015　 ジャスパー・ハンセン
  
• 2014　 マツィエイ・パテルスキ
  
• 2013　エドワルド・ボアッソンハーゲン
• 2012　エドワルド・ボアッソンハーゲン
• 2011　ウィルコ・ケルデルマン

 

第1ステージ　ヴォス – ヴォスリゾート 142 km

 

ハイカーの間で特に人気のあるヴェストランド州の小さな町、ヴォスからスタート。山岳ポイントもあるけど、問題はない。

決勝は登りゴールとなっており、最大勾配16%の部分がある。距離が短いのでパンチャー有利だ。

 

1. 1級山岳　Drevtjørn (8.3 km・3.6%)
2. 2級山岳　Skjervsfossen (4.2 km・4.8%)
3. 2級山岳　Voss Resort (3.9 km・5.7%)

 

注目のライダーは

• INEOS Grenadiers　イーサン・ヘイター、アンドリュー・オーガスト、キム・ハイドック
• Alpecin – Deceuninck　アクセル・ローランス、ジェイソン・オズボーン
• BORA – hansgrohe　ヨルディ・メイウス
• Intermarché – Wanty　ロレンツォ・ロタ、レイン・タラマエ
• Lidl – Trek　ティボー・ネイス、ダリオ・カタルド、ナットネル・テスファション
• Team dsm-firmenich PostNL　ティモ・ローセン
• Team Visma | Lease a Bike　ペール・ストランド・ハーゲネス、クーン・ボウマン、バート・レンメン、ワウト・ファンアールト
• Q36.5 Pro Cycling Team　カールフレドリク・ハーゲン
  
• Tudor Pro Cycling Team　マルコ・ブレンナー
• Uno-X Mobility　アレクサンダー・クリストフ、マグナス・コルトニールセン

 

スタート

Lidl – Trekのティボー・ネイスは、優勝候補。ただ、ハンガリー以降、ウイルスにやられており万全の調子ではないとのこと。また、シューズ以外を紛失してしまい調整が間に合っていない。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

TDT – Unibet Cycling Teamのアブラハム・ストックマンが先頭。

 

7人の逃げ

残り120kmから7人の逃げ。

1. ティモ・ローセン　Team dsm-firmenich PostNL
2. レナート・レインズ　Bingoal WB
3. アブラハム・ストックマン　TDT – Unibet Cycling Team
4. Filip Řeha(ATT Investments)
5. Samuel Boardman(Project Echelon Racing)
6. Eirik Vang Aas(Norway)

 

残り73.1kmでタイム差1分。

 

 INEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターはスプリンターステージで勝利を狙う。

 

1級山岳　Drevtjørn (8.3 km・3.6%)

Team dsm-firmenich PostNLのティモ・ローセンは先頭から降りてしまった。なんと、そのままティモ・ローセンはリタイヤという報告。

 

集団はティボー・ネイスのためにLidl – Trekが引く。

 

ポイント前でペースがあがる。

 

38秒差で先頭がクリアー。

 

長いトンネルに。

 

残り46.1kmで43秒差。

 

Alpecin-Deceuninckのアクセル・ローランスは後方で補給中。

 

2級山岳　Skjervsfossen (4.2 km・4.8%)

先頭は2級山岳に。

 

ワウト・ファンアールトは集団の最後尾。

ワウト・ファンアールトのコメント

段階的に見ていく。それが回復するための最良の方法であることが証明されている。テレビでレースをみるのはあきた。

 

 INEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターは最後尾。

 

先頭は2級山岳をクリアー。

 

残り29.1kmで1分23秒差。

 

先頭は山岳ポイントのない登りを上がっている。

 

残り24km。集団は横一線で追っている。

 

残り21.9km。タイム差は27秒に。

 

残り15.6km。20秒差に迫られる。

 

残り8.8kmで33秒に。完全に調整されている。

 

2級山岳　Voss Resort (3.9 km・5.7%)

残り3.9kmで先頭は捕まった。

 

Uno-X Mobilityは、アレクサンダー・クリストフが引いて。この上りではアレクサンダー・クリストフは狙えないということだ。

 

Tudor Pro Cycling Teamが先頭を引く。

 

Tudor Pro Cycling Teamの先頭はスェーデン王者のルーカス・エリクソン。ワウト・ファンアールトは9番手。

 

ワウト・ファンアールトは、少し接触して順位を下げる。

 

残り2km。ルーカス・エリクソンが先頭を引き続ける。Tudor Pro Cycling Teamはマルコ・ブレンナーで勝利を狙う。

 

残り1.4km。ワウト・ファンアールトは、また順位をあげて10番手あたり。

 

Tudor Pro Cycling Teamが、まだ先頭を固めて引いて。

 

あ～、なんとワウト・ファンアールトが切れてしまった。

 

まだまだ、リハビリということで、これは仕方ない。

 

Tudor Pro Cycling Teamの後ろで、Lidl – Trekのマティアス・ヴァチェクがティボー・ネイスを引いている。これは必勝パターンとなるか。

 

残り1km。Uno-X Mobilityのノルウェー王者、フレドリック・ドゥバースネスが先頭を引く。

 

フレドリック・ドゥバースネスが最後の引きをみせる。しかし、後ろはLidl – Trekのマティアス・ヴァチェクがついてる。

 

あ～、フレドリック・ドゥバースネスの引きが、Lidl – Trekの二人のリードアウトになってしまった。

 

Lidl – Trekのマティアス・ヴァチェクがティボー・ネイスをひいてスパートだ。

 

残り300m。これは二人がそのまま行くパターンか。

 

後ろは完全に離れた。

 

残り200mでティボー・ネイスが発射。Team Visma | Lease a Bikeのバート・レンメンが追ってくるが、距離が離れている。

 

ティボー・ネイスはグイグイ加速。

 

ティボー・ネイスが単独でゴールエリアに。

 

ティボー・ネイスが完勝だ。ツアー・オブ・ハンガリーの時よりも、最高の状態が落ちていると言っていたけど、マティアス・ヴァチェクのアシストが効いている。

前日にようやくシューズ以外が揃ったというのに、なんの問題もなく勝利となった。2位にはUno-X Mobilityのオーデネ・ホルター、3位はAlpecin-Deceuninckのアクセル・ローランスが入っている。

 

リザルト

ティボー・ネイスのコメント

今日の勝利にはとても満足している。しかし、私は多くのことを期待している。

総合でも首位に立っているが、4日間のイベント中にそのジャージを手放さないことが目標となるだろうか？

順位についてはまだ考えていない。明日は非常に厳しいフィニッシュとなるだろう。私にとっては少し厳しすぎるかもしれないが、その一方で、ハンガリーの長い登りで勝つとは予想していなかった。

我々はそれに向かって進んでいるが、決勝に進出して優勝を目指して戦えるとは思っていない。それでも、頑張ってみる。

 

4位のバート・レンメンのコメント

自分のレベルに達すれば、表彰台を狙えるはずだ。ツアー・オブ・カタルーニャの鎖骨骨折の後、ツアー・ダウンアンダーやUAEツアーと同じようなトップフォームで走れるかどうかわからなかった。

様子見だったけど、一日中いい感じだった。

 

ワウト・ファンアールトのコメント　60位

今日はとてもうまくいった。コントロールされたレースだった。だからそれは私にとって歓迎だった。ボス リゾートへの最後の登りのふもとでプロトンにいて、そこでチームメイトをサポートしたかった。

決勝戦はかなり慌ただしかった。私たちの相性が本当に合っていたとは思わないが、少なくとも最後の急な1.5kmには彼らを乗せたかった。しかし、2kmのところで前のライダーとぶつかってしまい、勢いを失ってしまった。

最後の登りの始まりから、それは明らかにレースの限界に反していた。こんなに深く入るのは久しぶりだったので、肺がとても気持ちよかった。怪我はバイクでは気にならなかった。それは幸いだった。

 

第1ステージ　リザルト

総合

山岳賞

新人賞