2027 ジロ・デ・イタリアのコースを見たヴィンチェンツォ・ニバリは、クライマーにとって魅力的な大会になると評価した。
総合優勝候補としてタデイ・ポガチャルやヨナス・ヴィンゲゴーを挙げる一方、ポール・セイシャスにも注目。
2026年ツール・ド・フランスで総合4位に入った19歳のフランス人は、すでにジロで優勝を争える力を備えていると語り、出場を勧めている。
ニバリが2027年ジロのコースを高く評価
2027年ジロ・デ・イタリアのコース発表を受け、イタリアのLa Gazzetta dello Sportは、ジロ総合優勝2回を誇るヴィンチェンツォ・ニバリにインタビューを行った。
2013年と2016年にマリア・ローザを獲得したニバリは、今回のコースについて、伝統を大切にしながら新しい要素も取り入れた現代的なジロだと評価している。
「伝統とのつながりを失うことなく、革新を続ける現代的なジロだ。連続して過酷なステージが3日間続くような構成ではなくなったかもしれないが、難しさがより均等に分散されている。それは間違いなく良いことだ」
ニバリが特に注目したのは、最終週に集中する厳しい山岳ステージだ。
第16ステージは、獲得標高約5,700mという過酷な山岳ステージ。ガヴィア峠を挟んで、難関モルティローロを2度越える構成となっている。
「ヴァルテッリーナのステージは恐ろしいほど厳しい。獲得標高は5,700mだ。ガヴィア峠を挟み、最も厳しい側からモルティローロを2度越える構成は、これまで見たことがない。非常に過酷で、総合争いを決定づける可能性のあるステージだ」
さらに、ゾンコランを迎える前の第18ステージ、マドンナ・ディ・カンピーリョへの登りも軽視できないと指摘。最終週は一つのミスも許されない展開になると見ている。
セイシャスは「優勝を争う準備ができている」
🇮🇹 Vincenzo Nibali has a clear Giro message for 🇫🇷 Paul Seixas 🗣️ “If I was Paul Seixas I’d have no doubts and choose to ride.” 📰 https://t.co/Y4CItZwIgO 📸 Cor Vos https://t.co/rFDkX6OrAx
— Domestique (@Domestique___) November 4, 2026
ニバリが特に期待を寄せたのが、Decathlon CMA CGM Teamのポール・セイシャスだ。
2026年ツール・ド・フランスで初出場ながら総合4位に入り、10月のイル・ロンバルディアでは優勝を果たした19歳。すでに世界トップクラスの選手として注目を集めている。
ニバリは、セイシャスが2027年ジロに出場することを勧めている。
「セイシャスは、ツール初出場で総合4位に入った後、このジロに出場すべきだ。イル・ロンバルディアで彼を直接見たが、とても印象的だった。私は彼が優勝を争う準備ができていると思う」
その理由として、登坂力とタイムトライアル能力の両方を評価した。
「彼は非常に速く登ることができるし、タイムトライアルも決して苦手ではない。むしろ、かなり優れている。彼がジロに興味を持っていると読んだが、それも偶然ではないだろう」
セイシャス自身も、2027年の目標としてジロ・デ・イタリアを選択肢に挙げている。
10月27日のSky Sportのインタビューでは、ツール・ド・フランスへの思いを持ちつつも、ジロで総合優勝を目指す可能性についても検討していると語った。
ただし、出場するグランツールはまだ決まっていない。チームのコーチ陣と相談し、12月のトレーニングキャンプなどを通じてプログラムを決めることになる。
2027年ジロは、山岳での登坂力が総合成績を大きく左右するコースとなった。
ニバリが期待するセイシャスが実際に出場を選択するのか、そしてポガチャルやヨナス・ヴィンゲゴーらがどのグランツールを目標にするのか。
各チームのシーズン計画が明らかになる12月に向けて、2027年ジロの出場メンバーにも注目が集まる。





コメント