2024 イツリア・バスクカントリー第4ステージ　大惨事でレースは無効化

第3ステージでは、プリモッシュ・ログリッチとフアン・アユソーが落車。

 

二人の落車の影響が心配される。土曜日の最終決戦までに傷がいえることはないだろうけど、できる限りの回復を願いたい。

 

第4ステージ  エチャリ・アラナツ～レグーティオ   157.5km

 

ゴール手前の３級山岳ラインツ ガッツァガで、小集団の抜け出しがあるだろうか。レムコ・エヴェネプールがアタックをかけてゴールまで9kmの独走を見せると面白いのだけど。

 

1. 2級山岳　Opakua (6.2 km・6.2%)
2. スプリントポイント　Legutio
3. 3級山岳　Olaeta (3.2 km à 5.7%)
4. 3級山岳　Untzilla (2.4 km・8.1%)
5. スプリントポイント　Marulanda
6. ３級山岳　ラインツ ガッツァガ (3.1km・8.5%)

 

スタート前

レムコ・エヴェネプールのコメント

今日の予定は何ですか?

中間スプリントは今日はそれほど重要ではない。なぜならそれは登りの直前だからだ。そこでスプリントするには決勝での強さが必要になるだろう。 いずれにしても、今後3日間は中間スプリントの重要性は低くなるだろう。最後の3ステージは十分に難しいので、ギャップが生じるだろう。

今日の決勝は?

また忙しくなるだろう。ゴールまで12kmのところに難しい登りがあり、そこで気を引き締める必要がある。 たくさんの人が関わって最後まで走る。スプリントに行くべきか否か？何が可能なのか見てみよう。

 

プリモッシュ・ログリッチのコメント

私は夜を生き延びた。私がひどく痛んでいるかどうか？それは問題ではない。私は他のライダーたちと同じようにスタート地点でここにいるので、ベストを尽くすつもりだ。

 

第4ステージスタート時の4賞ジャージ着用のライダーは

• 総合　プリモッシュ・ログリッチ　BORA-hansgrohe
• ポイント賞　クイントン・ヘルマンス　Alpecin-Deceuninck
• 山岳賞　ルイス・メインチェス　Intermarché – Wanty
• 新人賞　フアン・アユソー　UAE Team Emirates

 

Astana Qazaqstan Teamのイーデ・シェリングは熱のためにDNS。

 

6人の逃げ

6人が逃げに。

1.  ルーベン・トンプソン (Groupama – FDJ)
2.  ルイス・メインチェス (Intermarché – Wanty)
3.  マチュー・ブルゴドー (TotalEnergies)
4.  ミケル・レテギ(Equipo Kern Pharma)
5.  ホセバ・ロペス (Caja Rural – Seguros RGA)
6.  カレル・ヴァチェク(Burgos – BH)

 

2級山岳　Opakua (6.2 km・6.2%)

ポイント獲得順位は

1. ルイス・メインチェス (Intermarché – Wanty)　6ポイント
2. ルーベン・トンプソン (Groupama – FDJ)　4ポイント
3. マチュー・ブルゴドー (TotalEnergies)　2ポイント
4. カレル・ヴァチェク(Burgos – BH)　1ポイント

 

残り72.4kmで4分21秒差に。

 

集団は風で大きく割れている。

 

 INEOS Grenadiersが風でぐいぐい踏み込んでいる。30秒ほど集団を引き離している。

 

Intermarché – Wantyのルイス・メインチェスは、山岳賞狙いだ。

 

集団は元に戻っており、先頭とは4分1秒差に。

 

スプリントポイント　Legutio

ポイント獲得順位は

1. ホセバ・ロペス (Caja Rural – Seguros RGA)　10ポイント・3秒
2. ミケル・レテギ(Equipo Kern Pharma)　6ポイント・2秒
3.  ルイス・メインチェス (Intermarché – Wanty)　4ポイント・1秒

 

先頭は3級山岳に向かっている。

 

3級山岳　Olaeta (3.2 km à 5.7%)

先頭がばらけ始める。

 

二人が遅れるか。

 

先頭が絞られそうだ。

 

ここもルイス・メインチェスがトップと思ったらまくられた。

1. ルーベン・トンプソン (Groupama – FDJ)　3ポイント
2.  ルイス・メインチェス (Intermarché – Wanty)　2ポイント
3.  マチュー・ブルゴドー (TotalEnergies)　1ポイント

 

集団もクリアー。レムコ・エヴェネプール、プリモッシュ・ログリッチは前方にいる。

 

あっと下りカーブで落車。

 

レムコ・エヴェネプールは、カーブ外に滑っていく。

 

レムコ・エヴェネプールも落車。

 

あ～、これはひどい。

 

コンクリート側溝にぶつかっている。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが横たわっている。

 

 

プリモッシュ・ログリッチもだ。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーの様態が心配される。背中のジャージが破れているのが気になる。

 

恐ろしい光景になってしまった。Team Visma | Lease a Bikeのメンバーはヨナス・ヴィンゲゴーに駆け寄るが、どうにもできない。

 

レムコ・エヴェネプールが歩いて戻ってきている。

 

これは鎖骨か。

 

レムコ・エヴェネプールもリタイヤだ。

 

プリモッシュ・ログリッチは、なんとか歩いている。

 

側溝に横たわっているのはUAE Team Emiratesのジェイ・ヴァインだ。これは重症なのでは。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーの横たわったままだ。

 

先頭は単独となっている。

 

Caja Rural – Seguros RGAのホセバ・ロペス。

 

ただ、ホセバ・ロペスも捕まる。

 

先頭が止められた。レースは中断だ。だが、これはもうレースを中止したほうがいい。

 

集団も止められ、ヨナス・ヴィンゲゴーは救急搬送に。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが救急車に。

 

先頭はニュートラルで走り始めている。ゴール手前17kmまで無効に。しかし、もうレースどころではない感じだ。

 

プリモッシュ・ログリッチはサポートカーに乗ってレースを去った。

落車したのは

• プリモッシュ・ログリッチ　BORA-hansgrohe
• レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step
• ヨナス・ヴィンゲゴー　Team Visma | Lease a Bike
• ナットネル・テスファション　Lidl – Trek
• ジェイ・ヴァイン　UAE Team Emirates
• ショーン・クイン　EF Education-EasyPost
• ジェフェルソン・セペダオルティス　EF Education-EasyPost
• クイントン・ヘルマンス　Alpecin-Deceuninck
• ステフ・クラス　TotalEnergies

 

先頭は再開を待っているが。結局レースは無効化。タイム差はカウントされず、ステージ優勝のみ逃げていたメンバーで行われる。

 

先頭が再スタート。

 

6人でのレース。

 

３級山岳　Leintz-Gatzaga (3.1km・8.5%)

登りでばらけ始める。

 

すぐに3人となる。

1.  ルーベン・トンプソン (Groupama – FDJ)
2.  ルイス・メインチェス (Intermarché – Wanty)
3.  カレル・ヴァチェク(Burgos – BH)

 

この中ではルイス・メインチェスが実力者だけど、どうなるだろう。

 

Burgos-BHのカレル・ヴァチェクが抜けていく。

 

追いついたルイス・メインチェスが逆アタックだ。

 

3級山岳ポイントをルイス・メインチェスが単独でクリアー。無効化されているので山岳ポイントもないのだろう。

 

ステージ優勝の称号はもらえるけど、複雑な気持ちになるだろう。

 

残り4.3km。後続とは30秒差となっておりステージ優勝は間違いない。

 

ルイス・メインチェスがゴールに向かう。

 

ルイス・メインチェスが軽く手をあげてゴール。2022ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージ以来のステージ優勝となる。

 

2位はGroupama – FDJのルーベン・トンプソン。3位はBurgos-BHのカレル・ヴァチェク。

総合は、プリモッシュ・ログリッチとレムコ・エヴェネプールがリタイヤしたために、Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンが着用する。

 

リザルト

ルイス・メインチェスのコメント

これは勝ちたい方法ではない。でも、いい気分だったよ。逃げ集団としてチャンスがあれば、優勝争いをする準備はできていた。でも残念だ…。優勝だけど、あまり実感がわかない。みんなに公平であってほしいんだ。

2022年のブエルタ・ア・エスパーニャですでにステージ優勝を果たしているので、ワールドツアー2勝目ですね。

これが勝利と呼べるのなら……今のところ、僕の後ろにどんな状況があったのか正確にはわからないけど、かなりひどかったんだろうね。みんなが早く回復することを願っている。

 

第4ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞