2024 グランプリ・デュ・モルビアン フランスのワンデーレースを制したのは?

フランス北西部のブルターニュのモルビアン県で行われるグランプリ・デュ・モルビアン。Grand Prix du Morbihan(1.Pro)

ジロ・デ・イタリアの開幕日に開催のワンデーレース。

 

過去の優勝者は

• 2023  アルノー・デリー
  
• 2022 ジュリアン・シモン
  
• 2021 アルネ・マリット
• 2019 ブノワ・コヌフロワ
• 2018 アンドレア・パクアスロン
• 2017 アレクシー・ヴィエルモ
• 2016 サムエル・デュムラン　
• 2015 アレクシー・ヴィエルモ
• 2014 ジュリアン・シモン
• 2013 サムエル・デュムラン　
• 2012 ジュリアン・シモン

 

ジョスラン～プリュムレック　196.4km

 

レースは、フランス北西部のブルターニュのモルビアン県グラン＝シャン周辺で行われる。

フランスプロサイクリングカップ第9ラウンドで、14kmの周回を5周。後半は、8kmのローカルラップを7周する。厳しい登りはないけれど、フランス特有のアップダウンの連続するコース。

ゴールも登っており、パンチャー有利のコースだ。

 

1. 山岳　Taupont (0.5 km・3.5%)
2. スプリントポイント　sprint
3. 山岳　Guegon (5.1 km・1.2%)
4. スプリントポイント　Lizio
5. 山岳　Côte de Cadoudal  (1.7 km・6.3%)
6. スプリントポイント　sprint

 

注目のライダーは

• Lotto Dstny　アルノー・デリー、アレック・セガート
• Arkéa – B&B Hotels　ルーカ・モッツァート、ヴィンチェンツォ・アルパネーゼ
• Cofidis　ブライアン・コカール、アクセル・ジングル、ゴルカ・イサギレ
• Decathlon AG2R La Mondiale Team　ブロワ・コヌフロワ、ドリース・デポンド、スタン・デウルフ
• Team dsm-firmenich PostNL　ジョン・デゲンコルプ、ニルス・エークホフ
• Groupama – FDJ　マシュー・ウォールズ
• Intermarché – Wanty　ロレンツォ・ロタ
• Q36.5 Pro Cycling Team
• TotalEnergies　ジュリアン・シモン
• Uno-X Mobility   ラスムス・ティレル、ヨナス・アブラハムセン

 

スタン・デウルフが復帰レースとなっている。

 

山岳　Taupont (0.5 km・3.5%)

ポイント獲得順位は

1.  Rémi Capron(Van Rysel – Roubaix)  4ポイント
   
2.  ジョン・デゲンコルプ　Team dsm-firmenich PostNL　2ポイント
   
3.  ヨナス・アブラハムセン　Uno-X Mobility　1ポイント

 

4人の逃げ

残り176kmから4人の逃げ。

1.  ウーゴ・アズナール (Equipo Kern Pharma)
2.  イケル・ボニロ (Euskaltel – Euskadi)
3.  ネガシー・ハイル・アブレハ (Q36.5 Pro Cycling Team)
4.  CARDIS Romain (St Michel – Mavic – Auber93)

 

山岳　Guegon (5.1 km・1.2%)

ポイント獲得順位は

1. CARDIS Romain (St Michel – Mavic – Auber93)　4ポイント
2. イケル・ボニロ (Euskaltel – Euskadi) 　2ポイント
3.  ネガシー・ハイル・アブレハ (Q36.5 Pro Cycling Team)　1ポイント
   

 

スプリントポイント　Lizio

ポイント獲得順位は

1. CARDIS Romain (St Michel – Mavic – Auber93)　　4ポイント
2. ウーゴ・アズナール (Equipo Kern Pharma)　2ポイント
3. イケル・ボニロ (Euskaltel – Euskadi)　1ポイント

 

山岳　Côte de Cadoudal  (1.7 km・6.3%)

ポイント獲得順位は

1. イケル・ボニロ (Euskaltel – Euskadi)　4ポイント
2. ウーゴ・アズナール (Equipo Kern Pharma)　2ポイント
3. CARDIS Romain (St Michel – Mavic – Auber93)　1ポイント

 

フランスはあいにくの雨。残り78kmで1分18秒差。

 

集団はDecathlon AG2R La Mondiale Teamがコントロール。ブロワ・コヌフロワで狙っている。

 

先頭がフニッシュラインを通過。14kmの4周回が終わり、次は8kmの8周回が待っている。

 

残り8周

先頭は残り8周回に。

 

集団は変わらずDecathlon AG2R La Mondiale Teamが引いている。

 

残り59.2km。18秒差となってLotto Dstnyも先頭交代に入る。

 

先頭の後ろに、集団が見えてきた。

 

残り55.9kmで先頭が捕まった。

 

残り7周

大集団のまま残り7周に。

 

集団は連覇を目指すアルノー・デリーのためにLotto Dstnyが引き出す。

 

ライム病から復帰したアルノー・デリーは連覇となるか。

 

残り6周

逃げはできない。

 

集団から単独の逃げ。

1. ニコラス・アルスティサ(Euskaltel-Euskadi)

 

残り5周

逃げは捕まり、少しばらけて通過。

 

逃げが出きている。回せと合図。

 

二人が前に出ている。

 

しかし、これも捕まる。

 

逃げはなくなり、集団に戻った。

 

今度は二人の逃げ。

1. トーマス・ガチニャール　TotalEnergies
2. ウルコ・ベレード　Equipo Kern Pharma

 

集団はUno-X Mobilityがコントロールを始める。

 

残り2周

25秒差で通過。

 

集団は前の二人を追う。

 

追走が3人できた。だが、この追走も捕まる。

 

残り1周

二人は25秒差で通過。

 

残り1周に。

 

 

残り3.7kmで28秒差と微妙なタイム差。

 

残り1.8km。集団は18秒となっている。

 

残り700mを切ったのだけど集団が二人に迫る。

 

先頭からTotalEnergiesのトーマス・ガチニャールが最後の粘りを見せるが、残り400mで捕まってしまった。

 

ゴール前でUno-X Mobilityが先頭に。

 

最後の直線で2番手にいたDecathlon AG2R La Mondiale Teamのブロワ・コヌフロワがスプリント開始。

 

後ろからCofidisのアクセル・ジングルと、Lotto Dstnyのアルノー・デリーが迫る。

 

アクセル・ジングルがまくりにはいるか。

 

だが、ブロワ・コヌフロワは、譲らない。

 

 

アルノー・デリーも追い込んでくる。

 

アクセル・ジングルとアルノー・デリーが下を向いた。

 

 

ブロワ・コヌフロワが勝利のポーズだ!

 

 

ブロワ・コヌフロワは、今シーズンの5勝目となった。絶好調だ。

 

 

ゴールはやや上っており、このような混沌としたゴールでは無類の強さを発揮する。チームメイトのコントロールを見事に生かせてみせた。アルノー・デリーは連覇とならず3位に終わっている。

 

リザルト

ブロワ・コヌフロワのコメント(チーム公式サイトより)

今日はさらに素晴らしい感情が湧いた。勝って腕を上げるのはいつでも素晴らしいことだ。それが私たちの仕事なんだ。

チームは一日中完璧に働き、勝利することで彼らに感謝することができて満足だ。私の愛する人たちもそこにいた。私が西部でレースをするときはいつもそうであるように、彼らに勝利を与えることができてとてもうれしく思う。

 

2位はCofidisのアクセル・ジングル