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2022 X2Oトロフェー第4戦バール 元旦決戦でワウト・ファンアールトにトム・ピドコックは勝てるのか?

海外情報
Photo credit: mikelo on VisualHunt
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元旦に行われるX2Oトロフェー第4戦バール。

X2Oトロフェーのスポンサーは、ベルギーのバスルームを作っているX2O Badkamersというブランド。全8戦が行われるが、今回は第4戦となっている。

2020年まではDVVトロフィーシリーズと呼ばれていた。ワールドカップ、スーパープレステージュと並んで、3大シクロクロスシリーズの一つだ。

 

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X2Oトロフェー第4戦バール

コースマップ photo azencross

 

元旦から行われるこのレースは、シクロクロスの帝王と呼ばれるスヴェン・ネイス(Sven Nys)を称えて2007年から始まっている。

最多優勝者はスヴェン・ネイス自身の12回。

スヴェン・ネイスは、プロとしての18のシクロクロスシーズンで291の勝利を記録。688回のレースで490回表彰台に上がっている怪物。2016年に引退している。

シクロクロス界の皇帝の以外の呼び名は、バールの人食い人種。コッペンベルクの王。ミスタースーパープレスティージュとも言われる生きる伝説のライダーだ。

バレンベルクのコースの85%は自然環境が使われている。今回のコースは1年前と一緒だ。今日は少し泥が多いコースで落車も頻発している。

 

スタート前

photo Tiz-cyclingストリーミング スクリーンショット以下同様

今日のコースは泥区間がかなり重いので、ワウト・ファンアールトが有利に見えるなあ~。

4年連続勝利しているマチュー・ファンデルプールがいないので、ワウトが盛り上げないとね。

 

これに、トム・ピドコックがどこまで粘ってついていけるかだろう。

 

現在、X2Oトロフェーでトップタイムのトーン・アールツは首位をキープ出来るか?

2分2秒差でエリ・イーゼルビットが続いている。

 

スタート

さあ、スタートだ。

 

スタートダッシュを決めたのはトム・ピドコック。

 

ワウト・ファンアールトは6番手。

 

トム・ピドコック先頭で洗濯板をこなしていく。

 

2位には、エリ・イーゼルビット。3位にトーン・アールツが続く。

 

トップは、エリ・イーゼルビットに。ワウトは4位に上がってきた。

 

舗装路の登りで4人が少し抜け出している。

 

下りで、コルネ・ファンケッセルが危険なこけ方をした。首が大丈夫かな。しばらく立ち上がれない。なんとか走りだして、ヘルメットの交換を要求していた。

 

2周目

先頭はトーン・アールツに変わりトップで2周目に入る。

 

先頭はトーン・アールツで変わらない。トム・ピドコックは4番手で周回を重ねる。

 

しばらくこの並びで周回を重ねるのかな。ワウトは後方待機で、体力温存といったところか。

 

トーン・アールツがコースの端にある木製の柵にぶつかってしまう。

 

これで先頭は3人に。エリ・イーゼルビットはタイムを稼ぐチャンスとなる。

 

エリ・イーゼルビットが先頭で登りをこなす。

 

イネオスの選手はベン・ターナー22歳。

 

マイケル・ファントーレンハウトとトーン・アールツが前の3人に追いついてきた。5人のパックとなるか。

 

コルネ・ファンケッセルがヘルメットを交換している。走れるようなので大丈夫そうだ。

 

泥区間で、ワウト・ファンアールトがついにトップに立つ。

 

登りで、ワウト・ファンアールトがペースを上げる。エリがキツソウだ。

 

ワウト・ファンアールトの加速に、ついていけるのはトム・ピドコックだけか。少しずつエリ・イーゼルビットが遅れてしまう。

 

4周目

ワウト・ファンアールトに二人が食らいついていく。

 

泥区間で少しワウトが抜け出す。

 

ワウト・ファンアールトが5秒のリードをトム・ピドコックから奪う。

 

あ~、ワウトのエンジンが暖まってしまった。トム・ピドコックの姿が後ろに見えなくなってしまう。

 

おっと、ワウト・ファンアールトが下りからの高速スピードで落車してしまう。すぐに立ち上がったけど、大丈夫かな。

 

5周目

ワウトは、左ブレーキレバーが曲がったので、叩いているけど治らない。

 

おっと、舗装区間からのスピードアップでトム・ピドコックが前に出る。ワウトはベースが落ちているぞ。

 

あらら、ワウト・ファンアールトが一気に遅れてしまう。エリ・イーゼルビットにも抜かれた。

 

ワウト・ファンアールトはシューズ交換をしている。遅れたのはこれが原因だった。

 

トム・ピドコックは勝利に向かって爆走となった。

 

3人の位置関係。ワウトは2位のエリにも追いつきそうにない。

 

だが、登りの舗装路でワウトはエリに追いついた。

 

ワウト・ファンアールトが2位に上がる。

 

かなりの距離があいているが届くか?

 

6周目

7秒差でワウト・ファンアールトが通過する。

 

最大9秒差まで開いていたが、ワウト・ファンアールトが登りの舗装路で猛追する。

 

さあ、張り付いた。

 

二人共仕掛けない。このままの状態で進むのか。

 

7周目

少しだけ、ワウトが前に出たが、またピドコックがトップに。

 

これはゴール前勝負となるか?

 

いや、登りの泥区間でワウトが前に出る。

 

ワウトがペースを上げる。

 

やはり、強い。ビドコックを置き去りにした。

 

今日は右手を上げてゴールしたワウト・ファンアールト。途中のアクシデントをもろともせずに、これで7連勝だ。

バールでは2016年以来3度目の勝利となった。

 

トム・ピドコックは勝てると思ったけど、ワウト・ファンアールトの強さに逆転されてしまう。これで、またもワウトの後塵を拝することに。

 

6位にはイネオスのベン・ターナーが入ってきた。これはちょっと驚き。欧州チャンピオンのラース・ファンデルハールを置き去りにしたのは凄いことだ。

 

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リザルト

  1. ワウト・ファンアールト(Jumbo-Visma) 1:04:24
  2. トム・ピドコック(INEOS Grenadiers) +0:09
  3. エリ・イーゼルビット(Pauwels Sauzen-Bingoal) +0:29
  4. トーン・アールツ (BALOISE TREK LIONS) + 1:10
  5. マイケル・ファントーレンハウト(Michael – Pauwels Sauzen – Bingoal)+1:58
  6. ベン・ターナー(INEOS Grenadiers) +2:13
  7. ラース・ファンデルハール(BALOISE TREK LIONS) +2:25
  8. Jens Adams +2:44
  9. ローレンス・スゥーク (PAUWELS SAUZEN – BINGOAL) +2:48
  10. トム・ミューセン(Group Hens–Maes Containers) +2:50

トーン・アールツは、エリ・イーゼルビットから遅れたが、なんとかシリーズトップタイムを堅持した。

 

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