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2022ツール・ド・ラ・プロヴァンス第1ステージ スプリンターステージのはずが~

海外情報
Photo credit: Wolfgang Staudt on VisualHunt
この記事は約14分で読めます。

プロヴァンスのステージは2日目。

今日は完全にスプリーターステージ。各チームはスプリンターのためにトレインを組んで、ゴールを狙う。

フィリッポ・ガンナは総合12秒リードしているけど、総合2位のイーサン・ヘイターのために、働くかな。それともエリア・ヴィヴィアーニで勝負するのか。

今年のイネオスのスプリンターの位置付がわかりそうだ。

 

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第1ステージ イストル~サントマリードゥラメール  151.8 km

第2ステージ phoot tourdelaprovence

 

エタンデベールの西岸にあるイストルから人気のある地中海の海辺のリゾート、サントマリードゥラメールまで151.8kmの距離を走る。

歴史的な街アルルを経由して、ライダーはローヌデルタとカマルグを通り抜けて最終サーキットに向かう。

スタートから104kmで24kmのローカルサーキット2周に突入。2年前には、ナセル・ブアニが、ヤコブ・マレツコとジャコモ・ニッツォーロに先駆けて勝利している。

今年のステージのスプリントを制するのは誰だろう?

 

  1. 3級山岳 ColdelaVayède    2.5km・4.0%
  2. スプリントポイント フニッシュライン
  3. ボーナススプリント フニッシュライン

 

6人の逃げ

ベテラン、ビエール・ロランが入った逃げが早くから完成。

  1. 104 ビエール・ロラン(B&B Hotels – KTM)
  2. 116 ヴィクトール・ヴェルシュハーフェ(Lotto Soudal)
  3. 122 ROSSETTO Stéphane(St Michel – Auber93)
  4. 131 MAINGUENAUD Tom(Go Sport – Roubaix Lille Métropole)
  5. 164 DELACROIX Tristan(Nice Métropole Côte d’Azur)
  6. 165 GOUBERT Jean(Nice Métropole Côte d’Azur)

 

フィリッポ・ガンナは集団先頭で引いている。リーダーだけど、今日はスプリンターの日だ。タイム差どんどん縮まっていく。

 

さらに、集団から抜け出そうするライダーでタイム差は縮まり続ける。

 

5分あったタイム差は、残り91.7kmで2分6秒まで縮まった。これで集団は少しだけ、まったりペース。ジュリアン・アラフィリップも話ながら走っている。

 

ピエール・ロランはTeam Europcar時代には、新城幸也と共にツール・ド・フランスで活躍。ツールでは2勝。ジロでも2017年に勝利している。

大体クラマーなんだけど、平地で逃げに乗るのはなんでだろう。

 

ガンナは、エリア・ヴィヴィアーニのために、多くの時間集団先頭で牽引を続ける。すでにかなり集団は割れている。ファン攻撃がこのステージで起こるとは~。

 

集団がベースを上げている後方では落車が何件か起こっている。道路脇に飛んでいるライダーの姿が。

この場所なのかは、わからないがモビスターのゴルカ・イサギレがリタイヤ。パトリック・べヴィン(Israel Start-Up Nation)は、鎖骨骨折でリタイヤしている。

 

ペースアップで集団は小さくなっていく。完全に集団は割れた。

ガンナが着ているリーダージャージは黒になっている。これは、ベルナール・イノーとグレッグ・レモンが所属していた、ラヴィクレールの所有者ベルナール・タピが昨年10月に亡くなったことに敬意を表したもの。

 

タイム差は20秒となり、後ろの追走集団が見えてきた。

 

残り75.4kmで先頭は吸収される。

 

28人の先頭集団

主なメンバーにはイネオスが4人も乗っている。

  1. エリア・ヴィヴィアーニ(INEOS Grenadiers)
  2. リチャル・カラパス(INEOS Grenadiers)
  3. フィリッポ・ガンナ(INEOS Grenadiers)
  4. ルーク・ロウ(INEOS Grenadiers)
  5. ジュリアン・アラフィリップ(Quick-Step Alpha Vinyl Team)
  6. イラン・ファンヴィルダー(Quick-Step Alpha Vinyl Team)
  7. ルイス・フェルファーク(Quick-Step Alpha Vinyl Team)
  8. ナイロ・キンタナ(Team Arkéa Samsic)
  9. ルーカス・オーシアン(Team Arkéa Samsic)
  10. マキシム・ブエ(Team Arkéa Samsic)
  11. ピエール・ラトゥール(TotalEnergies)
  12. マチェイ・ボドナル(TotalEnergies)
  13. オレリアン・パレパントル(AG2R Citroën Team)
  14. ダミアン・トゥゼ(AG2R Citroën Team)
  15. セップ・ファンマルク(Israel – Premier Tech)
  16. マッズ・ウルスシュミット(Israel – Premier Tech)
  17. サムエーレ・バティステッラ(Astana Qazaqstan Team)
  18. マッティオ・ヨルゲンソン(Movistar Team)
  19. セドリック・ブーレンス(Lotto Soudal)
  20. 104 ビエール・ロラン(B&B Hotels – KTM)
  21. 116 ヴィクトール・ヴェルシュハーフェ(Lotto Soudal)
  22. 122 ROSSETTO Stéphane(St Michel – Auber93)
  23. 131 MAINGUENAUD Tom(Go Sport – Roubaix Lille Métropole)
  24. 164 DELACROIX Tristan(Nice Métropole Côte d’Azur)
  25. 165 GOUBERT Jean(Nice Métropole Côte d’Azur)

 

65km/hと猛烈なスピードでジュリアン・アラフィリップも先頭を引くが、残り68kmもある。1分くらいのタイム差では逃げ切れないかも。

 

タイム差は徐々に広がり1分29秒に。このまま行くとエリア・ヴィヴィアーニは有利となる。著名なスプリンターはヴィヴィアーニくらい。

あとは、オレリアン・パレパントルにマキシム・ブエあたりか。

 

メイン集団は、まだプロチームが引いている。後方には、イバン・ソーサ、ブライアン・コカール、アルノー・デマール、フィリップ・ジルベールなどが取り残されている。

 

スプリントポイント フニッシュライン

ここはジュリアン・アラフィリップがトップ通過。

  1. ジュリアン・アラフィリップ(Quick-Step Alpha Vinyl Team) 5ポイント
  2. オレリアン・パレパントル(AG2R Citroën Team) 3ポイント
  3. ルイス・フェルファーク(Quick-Step Alpha Vinyl Team) 1ボイント

 

メイン集団で引いているワールドチームはGroupama-FDJだけ。あとは抑えに回っているのでタイム差が縮まらない。残り38.7kmで1分33秒。

仮に追いついたとしても、スプリントでアシスト出来るライダーはいないだろう。

 

あ~、逃げ切りが決まったかな。タイム差が1分54秒と開き始めた。

 

メイン集団はあきらめてしまった。

アルノー・デマールがコフィディスの選手にお前らが引かないから追いつかなかったんだよ~とか言っているみたい。

これで今日の勝利も総合の行方も先頭集団のライダーから出ることは間違いない。

 

ボーナススプリント フニッシュライン

ジュリアン・アラフィリップがまたもトップ通過。

  1. ジュリアン・アラフィリップ(Quick-Step Alpha Vinyl Team) 5ポイント
  2. ピエール・ラトゥール(TotalEnergies) 3ポイント
  3. マキシム・ブエ(Team Arkéa Samsic) 1ボイント

 

エリア・ヴィヴィアーニの勝利が見えてきたか。イーサン・ヘイターが逃げに乗ってないので、イネオスは3人でヴィヴィアーニをアシストする。

これで勝てないとちょっとねえ~。

 

リチャル・カラパスも先頭を引くが、タイム差が縮まってきた。メイン集団が最後の粘りを見せる。

 

やはり、カラパスは右肘にも包帯があり痛々しい。さらに右足にも包帯が。あきらかに、先頭集団のペースが落ちているので、カラパスが必死に引く。

 

さあ、ここで勝利に向けてアタックがかかる。カラパスが必死で追う。

 

マチェイ・ボドナルが単独で逃げるがこれは無理だろう。残り6.4kmもある。

 

追い風が吹いているので逃げるのに有利だ。ガンナとカラパスが必死で追う。

 

ガンナのスピードにカラパスがついていけない。

 

ガンナは後ろを振り返って足を止めるほど。

 

ガンナがマチェイ・ボドナルを捕らえた。

 

懸命に頑張ったリチャル・カラパスは遅れていく。

 

ガンナがカウンターアタックで飛び出すセドリック・ブーレンス(Lotto Soudal)をマーク。

 

セドリック・ブーレンス(Lotto Soudal)を捕まえた、ガンナからルーク・ロウにバトンタッチ。

 

さあ、ルーク・ロウのリードアウトが外れる。

 

エリア・ヴィヴィアーニが解き放たれた~!

 

後ろからジュリアン・アラフィリップも追ってくるが~。

 

エリア・ヴィヴィアーニは、セップ・ファンマルクを10m以上引き離して渾身のガッツボーズ!

イネオスに復帰して、ついにスプリント勝利をあげた。これで、フィリッポ・ガンナのプロローグの勝利に続いて、イネオスの連続勝利となる。

しかし、まさかスプリンターステージで、逃げ切りの攻撃があるとは~。しっかりと対応したクイックステップとイネオスの作戦勝ちだ。

ガンナは総合ジャージをがっちりとキープ。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第1ステージ リザルト

エリア・ヴィヴィアーニは、ゴール後のインタビューで

私たちは非常にうまくやって、経験豊富なライダーがいた。リチャルは分類のためにそこにいた。そしてそれは良かった。

前にスプリンターがいなかったので、私たちはそれに満足していた。少しプレッシャーを感じたが、みんな素晴らしい仕事をしてくれた。

ガンナは最終段階でマチェイ・ボドナルとのギャップを埋め、別の遅い攻撃もつぶしてくれた。その後、ロウは完璧なリードアウトを行った。

試してみるつもりだが、イーサン・ヘイターも速いので、プランBもある。

私が解放されると、彼はスプリントすることができる。でも絶対にやり直したい。さっきも言ったように、足がいいので、明日も絶対に行きたい。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 VIVIANI Elia
INEOS Grenadiers 20 3:17:58
2
 VANMARCKE Sep
Israel – Premier Tech 10 ,,
3
 ALAPHILIPPE Julian
Quick-Step Alpha Vinyl Team 5 ,,
4
 TUSVELD Martijn
Team DSM   ,,
5
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team   ,,
6
 BEULLENS Cedric
Lotto Soudal   ,,
7
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo   ,,
8
 LATOUR Pierre
TotalEnergies   ,,
9
 JORGENSON Matteo
Movistar Team   ,,
10
 VAN WILDER Ilan
Quick-Step Alpha Vinyl Team   ,,

総合

ジュリアン・アラフィリップが総合2位に躍進。山岳ではピエール・ラトゥールがライバルとなる。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1
 GANNA Filippo
INEOS Grenadiers   3:26:05
2 6 ▲4
 ALAPHILIPPE Julian
Quick-Step Alpha Vinyl Team   0:04
3 5 ▲2
 LATOUR Pierre
TotalEnergies   0:10
4 4
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team   0:12
5 10 ▲5
 VAN WILDER Ilan
Quick-Step Alpha Vinyl Team   0:17
6 15 ▲9
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo   0:21
7 16 ▲9
 JORGENSON Matteo
Movistar Team   ,,
8 13 ▲5
 VERVAEKE Louis
Quick-Step Alpha Vinyl Team   ,,
9 38 ▲29
 VANMARCKE Sep
Israel – Premier Tech   0:22
10 27 ▲17
 BOUET Maxime
Team Arkéa Samsic   0:23

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1
 ALAPHILIPPE Julian
Quick-Step Alpha Vinyl Team 20
2
 VIVIANI Elia
INEOS Grenadiers 15
3
 VANMARCKE Sep
Israel – Premier Tech 12
4
 TUSVELD Martijn
Team DSM 9
5
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 8
6
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team 8
7
 BEULLENS Cedric
Lotto Soudal 7
8
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo 6
9
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 4
10
 VAN WILDER Ilan
Quick-Step Alpha Vinyl Team 3

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 MAINGUENAUD Tom
Go Sport – Roubaix Lille Métropole 2
2
 DELACROIX Tristan
Nice Métropole Côte d’Azur 1

ヤングライダー賞   

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 2 ▲1
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team 3:26:17
2 3 ▲1
 VAN WILDER Ilan
Quick-Step Alpha Vinyl Team 0:05
3 5 ▲2
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo 0:09
4 6 ▲2
 JORGENSON Matteo
Movistar Team ,,
5 17 ▲12
 VERSCHAEVE Viktor
Lotto Soudal 1:08
6 21 ▲15
 MAINGUENAUD Tom
Go Sport – Roubaix Lille Métropole 3:10
7 4 ▼3
 HEIDEMANN Miguel
B&B Hotels – KTM 9:39
8 7 ▼1
 PARISELLA Raphael
B&B Hotels – KTM 9:43
9 8 ▼1
 FERRON Valentin
TotalEnergies 9:44
10 9 ▼1
 ASKEY Lewis
Groupama – FDJ 9:45

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