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2022 パリ~ニース第6ステージ  最長ステージは劇的な幕切れに~

海外情報
cycling Tosay ストリーミング スクリーンショット以下同様
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パリ~ニース6日目は最も長い213.6km。

第5ステージでは、プリモッシュ・ログリッチがワウト・ファンアールトからリーダージャージを引き継いだ。だが、ログリッチは最後にはアシストが誰もいない状態だった。

ワウト・ファンアールトは、Team Arkéa Samsicが山岳でペースを設定した際に、足が痛かったと。

これは、落車で左膝を痛めているためだ。長い登りではやはり影響が出たと考えられる。

プリモッシュ・ログリッチは、クイーンステージ前に上手く総合勢の攻撃を防がないといけない。だが、昨日のように丸裸となると厳しい戦いとなる。

 

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第6ステージ  クルテゾン~オバーニュ 213.6 km

コースプロフィール photo paris-nice

 

昨日のブランドン・マクナリティのように逃げ切りを狙うライダーが沢山いそうなコース。逃げて勝利するには最後のチャンスだし、是非狙って貰いたい。

総合に関係ない逃げならば、容認される可能性もある。ゴール前のスプリントポイントは短いけど急こう配。最後にゴールを狙うライダーが飛び出しそうだ。

 

  1. 2級山岳 コルデムール   10.4 km・4.3%
  2. スプリントポイント   Col du Pointu
  3. 2級山岳 コル・デ・サンバック  3.5 km・6%
  4. 3級山岳 コル・デ・ポルト 3.2 km・5.1%
  5. 3級山岳 コル・デ・パス・デ・ラ・クエル 5.3km・4.2%
  6. 2級山岳 Col de l’Espigoulier    10.8km・4.4%
  7. スプリントポイント  Lascours 1.2km・6.5%

 

スタート前

cycling Tosay ストリーミング スクリーンショット以下同様

グリーンジャージに戻ったワウト・ファンアールトとイエローに衣替えのプリモッシュ・ログリッチ。ワウトはログリッチのアシストが出来る状態なのかな。

 

なんと、ユーゴ・ウルはIsrael – Premier Techでただ一人となってしまった。チームバスに一人で乗っているのは変な感じだと。

 

今日のスタートの4賞のライダーは

  •  総合 プリモッシュ・ログリッチ Jumbo-Visma
  • ポイント賞 ワウト・ファンアールト Jumbo-Visma
  • 山岳賞 ヴァランタン・マデュアス Groupama – FDJ
  • 新人賞 マッティオ・ヨルゲンソン Movistar Team

 

大観衆の声援の中スタート。今日は少し曇り空だ。

ただ、昨日の18人に続いて今日もDNSが相次ぐ。病気とか急な発熱とか。観客とかもマスクをしなくなったので、インフルエンザや感染症が流行っているとか。

 

  1. ファビオ・ヤコブセン (Quick-Step Alpha Vinyl Team) 疲れ
  2. ジャスパー・フィリップセン(Alpecin-Fenix) 病気
  3. シモン・ゲシュケ (Cofidis) 病気
  4. マルコス・フールゴー (Trek-Segafredo) 疲れ
  5. ドミトリー・グルズジェフ (Astana Qazaqstan) 病気
  6. Baptiste Planckaert (Intermarché-Wanty-Gobert)
  7. ルーク・ダーブリッジ (BikeExchange-Jayco) 

強豪スプリンターのファビオ・ヤコブセンとジャスパー・フィリップセンがいなくなったので、ワウト・ファンアールトはスプリントを狙うかも。

 

長い逃げにチャレンジするのは6人。山岳賞のヴァランタン・マデュアスも乗っている。

  1. エフゲニー・フェドロフ Astana Qazaqstan Team
  2. ヴァランタン・マデュアス Groupama – FDJ
  3. ヨハン・ヤコブス Movistar Team
  4. セバスチャン・グリニャール Lotto Soudal
  5. ジュリアス・ファンデンベルフ EF Education-EasyPost
  6. コレスキー・ヴィクトール B&B Hotels – KTM

 

Lotto Soudalのトーマス・デヘントは逃げるのかと思っていたけど、集団待機。チームの若手に逃げを任せている。

 

残り79kmでタイム差は2分20秒。

 

マーク・カヴェンディシュは、3級山岳を最後尾で越えている。

 

ヴァランタン・マデュアスは、ここまで全ての山岳ポイントをトップ通過。ジャージキープを目指している。

 

今日は、あまりタイム差を与えない。各チームが協力して先頭交代している。

 

3級山岳 コル・デ・パス・デ・ラ・クエル 5.3km・4.2%

先頭からLotto Soudalのセバスチャン・グリニャールが脱落。集団に飲み込まれる。

 

集団は1分35秒まで迫ってきた。

 

先頭は、山岳賞ジャージのヴァランタン・マデュアスがトップ通過。

  1. ヴァランタン・マデュアス Groupama – FDJ 3ポイント
  2. エフゲニー・フェドロフ Astana Qazaqstan Team 2ポイント
  3. ヨハン・ヤコブス Movistar Team 1ポイント

 

2級山岳 Col de l’Espigoulier    10.8km・4.4%

先頭は長い登りに入る。タイム差は45秒だけど、頂上まで持つかな。

 

ここで。ヨハン・ヤコブス(Movistar Team)がペースを上げる。

 

これに、エフゲニー・フェドロフ(Astana Qazaqstan Team)は、ついていけない。

 

さらに、山岳賞ジャージのヴァランタン・マデュアスも遅れる。もう十分ポイントを稼いだのでいいのかな。

 

遅れたヴァランタン・マデュアスの後ろから、マシュー・ホームズが集団から追いつく。

 

先頭は二人となった。タイム差も40秒。頂上までもつかな~。

  1. ヨハン・ヤコブス Movistar Team
  2. コレスキー・ヴィクトール B&B Hotels – KTM

 

集団はそろそろローハン・デニスが先頭に出そうだ。ワウト・ファンアールトもいる。今日はスプリント狙いだ。

 

後方から、Lotto Soudalのマシュー・ホームズが追いついてきた。

 

山岳賞ジャージをヴァランタン・マデュアスに奪われたから、ステージを狙うのかな。

 

頂上まであと1.6km。マシュー・ホームズ固定でタイム差は26秒。

 

集団はTrek-Segafredoのジュリアン・ベルナールがずっと引いてたが、ここで交代。

 

3人はなんとか頂上通過。

  1. マシュー・ホームズ Lotto Soudal 3ポイント
  2. ヨハン・ヤコブス Movistar Team 2ポイント
  3. コレスキー・ヴィクトール B&B Hotels – KTM 1ポイント

 

だけど、ペースアップした集団に追いつかれた。

 

そして、下りで吸収される。

 

下りで、セーアン・クラーウアナスン(Team DSM)が逃げだす。

 

ただ、逃げ切れることはない。下りった残り15.5kmで吸収される。

 

残り10km。集団はスプリントで賛成だ。

 

スプリントポイント  Lascours 1.2km・6.5%

と、思っていたらQuentin Pacher(Groupama – FDJ)が抜け出す。だが、後ろにはクリストフ・ラポルトがついている。

 

今度はTotalEnergiesのマチュー・ブルゴドーが逃げだす。

 

マチュー・ブルゴドーはそのままトっプで通過。

  1. マチュー・ブルゴドー TotalEnergies 3ポイント
  2. クリストフ・ラポルト Jumbo-Visma 2ポイント
  3. ギョーム・マルタン Cofidis 1ポイント

 

マチュー・ブルゴドーは単独で逃げだした。

 

残り4.2kmで18秒。微妙なタイム差だ。

 

20秒にタイム差が開いた。これはいけるか?

 

クリストフ・ラポルトが追うが後ろがついてきていない。

 

マチュー・ブルゴドーは、いいペースだ。

 

集団はかなり後ろだ。

 

集団が迫ってくる!

 

スプリンターが追い込んできた。逃げ切れるか?

 

どんどん迫る!

 

ゴール手前で追い込まれる。

 

マチュー・ブルゴドーはギリギリで逃げ切った~!

23歳でプロ初勝利。しかも、ワールドツアーでの勝利は嬉しいだろう。

 

マチュー・ブルゴドーはゴール後に倒れ込む。全開で走ったのだから当然だ。

TotalEnergiesにとっても、ワールドツアーでの勝利というのは願ってもないことだ。

もっとも長いステージで、最後に美しいゴールがみられるとは。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第6ステージ リザルト

マチュー・ブルゴドーのコメント

足は気持ちよく、シーズンが始まってからずっとそうだった。しかし、サイクリングは単なる肉体的な問題ではない。

自信が必要なんだ。良い精神状態にある必要がある。それはおそらく私が数回逃したその小さな火花だ。

今日、私は自分に言い聞かせた。外に出て、振り返って楽しんではいけない。それは報われた。

このパリ〜ニースでどんどん気分が良くなり、チャンスを狙っていた。最後の登りで炎が欲しかったんだ。

何度も勝利に近づいていたが、今回はスタイリッシュにやっている。テレビで、フィニッシュ直前にライダーを捕まえたレースをたくさん見た。私はそれを体験したくなかった。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 60 5:33:06
2
 PEDERSEN Mads
Trek – Segafredo 25 ,,
3
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 10 ,,
4
 GIRMAY HAILU Biniam
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   ,,
5
 COQUARD Bryan
Cofidis   ,,
6
 MEZGEC Luka
Team BikeExchange – Jayco   ,,
7
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team   ,,
8
 GODON Dorian
AG2R Citroën Team   ,,
9
 SÉNÉCHAL Florian
Quick-Step Alpha Vinyl Team   ,,
10
 MOZZATO Luca
B&B Hotels – KTM   ,,
11
 BONIFAZIO Niccolò
TotalEnergies   ,,
12
 STUYVEN Jasper
Trek – Segafredo   ,,
13
 DEGENKOLB John
Team DSM   ,,
14
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   ,,
15
 VAN POPPEL Danny
BORA – hansgrohe   ,,
16
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious   ,,
17
 NAESEN Oliver
AG2R Citroën Team   ,,
18
 JORGENSON Matteo
Movistar Team   ,,
19
 KRAGH ANDERSEN Søren
Team DSM   ,,
20
 LATOUR Pierre
TotalEnergies   ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 10 22:23:34
2 2
 YATES Simon
Team BikeExchange – Jayco   0:39
3 3
 LATOUR Pierre
TotalEnergies   0:41
4 4
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers   0:56
5 5
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe   0:59
6 6
 YATES Adam
INEOS Grenadiers   1:11
7 7
 KRAGH ANDERSEN Søren
Team DSM   1:26
8 8
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious   1:35
9 9
 QUINTANA Nairo
Team Arkéa Samsic   1:45
10 10
 IZAGIRRE Ion
Cofidis   2:01

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 56
2 2
 PEDERSEN Mads
Trek – Segafredo 41
3 3
 LAPORTE Christophe
Jumbo-Visma 29
4 4
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 26
5 5
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 19
6  
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 18
7 9 ▲2
 COQUARD Bryan
Cofidis 18
8 12 ▲4
 GIRMAY HAILU Biniam
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 17
9 6 ▼3
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 16
10 8 ▼2
 BONNAMOUR Franck
B&B Hotels – KTM 13

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ 44
2 2
 VANHOUCKE Harm
Lotto Soudal 20
3 4 ▲1
 HOLMES Matthew
Lotto Soudal 17
4 3 ▼1
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 12
5  
 KORETZKY Victor
B&B Hotels – KTM 9
6 22 ▲16
 FEDOROV Yevgeniy
Astana Qazaqstan Team 8
7 5 ▼2
 GOUGEARD Alexis
B&B Hotels – KTM 7
8 6 ▼2
 DOULL Owain
EF Education-EasyPost 7
9 8 ▼1
 DE GENDT Thomas
Lotto Soudal 6
10 7 ▼3
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 6

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 22:25:59
2 2
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team 0:31
3 3
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 0:33
4 4
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates 0:43
5 5
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 5:26
6 6
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious 6:32
7 9 ▲2
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 10:46
8 10 ▲2
 JACOBS Johan
Movistar Team 11:25
9 11 ▲2
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 12:54
10 12 ▲2
 GIRMAY HAILU Biniam
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 13:03

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