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ツール・ド・ロマンディ第3ステージ 大雨のステージで最後は大波乱の展開に~

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Photo credit: justinvandyke on Visualhunt
この記事は約13分で読めます。

第2ステージは最後に1級山岳が登場したけど、総合順位の変動を伴うほどの争いにはならなかった。

リーダージャージのローハン・デニス一人が逃げを捕まえ、ゴールまで引いていけば順位の変わりようもない。

多分土曜日まではジャージをキープ出来るはず。

今日も3級山岳が6回出てくるが、ゴールはスプリンターの戦いとなるだろう。サガン登場かな。

 

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エスタヴァイエ~エスタヴァイエ 168.7 km

第3ステージ photo tourderomandie

 

高低図を見ると、凄い山岳に見えるけど最初の登りには等級もついていない。25kmかけて200mの勾配を上がっている。

その後は、34kmの周回コースを回る。3級山岳を6回登ることになる。

シャブル(5.1%で1.8 km)を登り、すぐにレグランジ(7.9%で2.5 km)を連続して登る。短いが最後は急こう配だ。

最後の登りの頂上はフィニッシュから9km。ヌーシャテル湖のほとりでフィニッシュまで下がるだけなので、速い決勝となるだろう。

第1ステージと同じような感じかな。そうなると最後はサガン対ソンニ・コルブレッリの戦いとなるかもしれない。

 

昨日2位のパトリック・べヴィンがDNS

 
 
 
 
 
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理由はわからないが、昨日の第2ステージで2位となっていた、パトリック・べヴィン(Israel Start-Up Nation)がまさかのDNS。

ここまでプロローグ16位、第1ステージ3位、第2ステージ2位とスプリントでも順調に順位を上げていたのに何故なんだろうか??

さらに、ディラン・サンダーランド(Qhubeka ASSOS)とロマン・シーグル(Groupama-FDJ)もDNS。

ロマン・シーグルは2年の延長契約を発表したばかりだけど、本日のDNSの理由はわからない。

 

逃げは7人

 

放送はラスト70kmから。すでにローカルラップの3周に入っている。メイン集団とは2分のタイム差。

逃げには、2020世界選手権TT3位のシュテファン・キュングに、パリ~ニース第3ステージのTTでプリモッシュ・ログリッチも破ったシュテファン・ビッセガーも入っている。

少しでも気を抜くと逃げ切ってしまうメンバーなのでメイン集団も大変だ。

  1. コービー・ホーセンス (Lotto Soudal)
  2. harlie Quarterman(Trek – Segafredo)
  3. サンデル・アルメ (Team Qhubeka ASSOS)
  4. シュテファン・ビッセガー (EF Education – Nippo)
  5. ヨハン・ヤコブス (Movistar Team)
  6. シュテファン・キュング(Groupama – FDJ)
  7. Mathias Reutimann(Swiss Racing Academy)

 

レースは雨が降っており、みんなレインジャケットなどを羽織っている。現在の先頭はオウェイン・ドゥール。

 

レース主催者のツイートによると

 

この天候のために、明日のクイーンステージは2時間早くスタートするとレース主催者から発表されている。悪天候が予想されるためだ。

まあ、スキー場に登っていくので、雪になるかもしれないですからね。

 

2周目の登りに入り、イネオスはフィリッポ・ガンナが引いていく。残り50kmを切ってタイム差は1分16秒差となる。

 

先頭集団は登りで人数を減らしていく。スイスチームのMathias Reutimann(Swiss Racing Academy)も切れていく。

スイスレーシングアカデミーのコーチはファビアン・カンチェラーラだ。逃げているシュテファン・ビッセガー (EF Education – Nippo)はアカデミーからプロとなった第1号だ。

 

先頭は4人となっている。

  1. コービー・ホーセンス (Lotto Soudal)
  2. シュテファン・ビッセガー (EF Education – Nippo)
  3. ヨハン・ヤコブス (Movistar Team)
  4. シュテファン・キュング(Groupama – FDJ)

 

やはり、TTスペシャリストが二人入っていると速い。再びタイム差を2分以上に広げた。集団先頭はイネオスに変わって BORAが二人だして追い始めた。

残り42.3kmで2分14秒。ギアが大写しになったが、シュテファン・キュングはアウタートップで回しあげている。全開だ。

 

残り28.7kmでタイム差は2分9秒ある。残りの3級山岳の頂上からは下りなので、集団は追いつくのにリスクをおかすとはあまり考えれない。

あと20km我慢して、最後の頂上を越えれば逃げ切れるかもしれない。

  • コービー・ホーセンス (Lotto Soudal) 45位 1分19秒遅れ
  • シュテファン・キュング(Groupama – FDJ) 46位 1分19秒遅れ

二人は今、バーチャルリーダーだ。逃げ切れば一気に総合順位を上げてくる。

 

スプリンターチームは、全開で追うがTTスペシャリスト2人を含む逃げが相手では、タイム差が縮まらない。

 

BORAは3人で全開で引いて、ようやくタイム差を1分17秒まで縮める。残り20.7kmで捕まえられるか?

 

最後から2番目の3級山岳にはいる。最後尾のシュテファン・ビッセガー (EF Education – Nippo)が切れてしまう。

 

シュテファン・キュングが先頭に立って引くが、タイム差が22秒まで縮まってきた。登りは流石にきついか。

コービー・ホーセンス (Lotto Soudal)と二人になる。

 

あ~。下りで、中央のラインを踏んだ時に、シュテファン・キュングが落車してしまう。かなり慎重に下っていたけど、これは仕方ない。

かなり滑ってしまったが、なんとか走り出した。

 

後方では登りでアタックがかかり始める。

 

コービー・ホーセンス (Lotto Soudal)は一人で最後の3級山岳を上がっている。38秒のタイム差があるが、一人では逃げ切るのは難しい。

すでにシュテファン・キュングは集団に捕まっている。

 

コービー・ホーセンス (Lotto Soudal)はラスト10.3kmで捕まってしまう。

 

なんと、ローハン・デニスが落車している。これは痛い。すでに集団と差がついており追いつくのは難しいかも。リーダージャージも手放さないといけなくなるか?

 

マルク・ソレルが頂上手前でアタックだ。残り10kmあまりを逃げ切れるか?

 

反応している選手は一人だけだ。

 

アスタナのヨン・イサギレが単独2位で追っている。

 

マルク・ソレルはタイム差を開きつつある。これは逃げ切れそうだ。

 

後方もバラバラだ。

ヨン・イサギレはゲラント・トーマスとリッチー・ポートに追いつかれた。

 

後方は一塊に戻るがこれは追いつかない。すでに残り2.7kmで25秒も離れている。

 

マルク・ソレルは逃げきり確定だ。

 

マルク・ソレルのこのボーズはなんだろうか?

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージでも、下りの前からアタックをかけて約12kmを逃げきっている。

今回も、大雨で皆が追うのをためらう中を見事に逃げ切った。まさか、このステージでこんな結末が待っているとは~。

なんと、マルク・ソレルは一気に総合でもトップに立ってしまう。クイーンステージを前にしてスプリンターの争いとなると思われたが悪天候で全てが変わってしまった。

 

追記

マルク・ソレルがゴールのボースについて教えてくれている。

この勝利にとても満足している。まず第一に、長年のチームドクター、ステージ中に亡くなったジェスス・ホヨス(Jesús Hoyos)を思い出したい。
この勝利を彼に捧げたい。悲しいことに、末期の病気のためにわずか数週間で彼を失った。チーム全体にとって本当に悲しいことだ。

マルク・ソレルは、静かなジェスチャーで唇を指で越えてフィニッシュラインを通過している。

 

このステージでスプリント勝利を狙っていたサガンは、ソンニ・コルブレッリは抑えたが、マグナス・コルトニールセンは捕まえられなかった。

 

こらちはハイライト動画

 

リザルト

第3ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  SOLER Marc Movistar Team 60 50 3:58:35
2  CORT Magnus EF Education – Nippo 25 30 0:22
3  SAGAN Peter BORA – hansgrohe 10 18 ,,
4  COLBRELLI Sonny Bahrain – Victorious   13 ,,
5  IZAGIRRE Gorka Astana – Premier Tech   10 ,,
6  ULISSI Diego UAE-Team Emirates   7 ,,
7  VAN WILDER Ilan Team DSM   4 ,,
8  KUSS Sepp Team Jumbo-Visma   3 ,,
9  IZAGIRRE Ion Astana – Premier Tech   2 ,,
10  COSTA Rui UAE-Team Emirates   1 ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 23 ▲22  SOLER Marc Movistar Team   12:38:40
2 3 ▲1  THOMAS Geraint INEOS Grenadiers   0:14
3 4 ▲1  PORTE Richie INEOS Grenadiers   ,,
4 5 ▲1  COLBRELLI Sonny Bahrain – Victorious   ,,
5 6 ▲1  HIRSCHI Marc UAE-Team Emirates   0:16
6 8 ▲2  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step   0:20
7 9 ▲2  KELDERMAN Wilco BORA – hansgrohe   0:21
8 10 ▲2  VAN WILDER Ilan Team DSM   ,,
9 11 ▲2  KUSS Sepp Team Jumbo-Visma   ,,
10 12 ▲2  COSTA Rui UAE-Team Emirates   0:24

ゲラント・トーマスとリッチー・ポートが14秒差で2位と3位につける展開に。リーダージャージだった、ローハン・デニスは落車で1分22秒遅れの45位で帰ってきて、総合22位まで落ちてしまう。

これは本当に残念なことだ。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  COLBRELLI Sonny Bahrain – Victorious 98
2 2  SAGAN Peter BORA – hansgrohe 70
3 33 ▲30  SOLER Marc Movistar Team 57
4 17 ▲13  CORT Magnus EF Education – Nippo 46
5 4 ▼1  HIRSCHI Marc UAE-Team Emirates 36
6 5 ▼1  DENNIS Rohan INEOS Grenadiers 30
7 6 ▼1  BOARO Manuele Astana – Premier Tech 30
8 16 ▲8  ULISSI Diego UAE-Team Emirates 30
9 14 ▲5  VAN WILDER Ilan Team DSM 29
10 15 ▲5  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 27

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  SUTER Joel Swiss Cycling 38
2 2  VILLELLA Davide Movistar Team 34
3 3  TAARAMÄE Rein Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 26
4    GOOSSENS Kobe Lotto Soudal 25
5 4 ▼1  TOLHOEK Antwan Team Jumbo-Visma 20
6 5 ▼1  BOARO Manuele Astana – Premier Tech 19
7 6 ▼1  POWER Robert Team Qhubeka ASSOS 14
8 7 ▼1  DENNIS Rohan INEOS Grenadiers 12
9    KÜNG Stefan Groupama – FDJ 12
10 8 ▼2  ARENSMAN Thymen Team DSM 11

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  HIRSCHI Marc UAE-Team Emirates 12:38:56
2 2  VAN WILDER Ilan Team DSM 0:05
3 3  ARENSMAN Thymen Team DSM 0:10
4 4  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo 0:16
5 5  CHAMPOUSSIN Clément AG2R Citroën Team 0:17
6 6  TIBERI Antonio Trek – Segafredo 1:55
7 7  LEEMREIZE Gijs Team Jumbo-Visma 2:07
8 8  HÄNNINEN Jaakko AG2R Citroën Team 6:55
9 9  GALL Felix Team DSM 7:38
10 10  COVI Alessandro UAE-Team Emirates 11:18

※ハイライト動画はのちほど追加予定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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