海外オンライン通販サイトのWiggleは、2023年大きな損失を出していた。これは 2021年に被った損失のほぼ 7倍に相当する。
これだけでなく、今度は親会社のSigna Sports Unitedからの1億5,000万ユーロの資金を撤退することが告げられている。
不確実な未来
2021年にWiggle CRCを買収したシグナ・スポーツ・ユナイテッド(SSU)。
SSUは、オーストリアの億万長者レネ・ベンコが支配する親会社シグナ・ホールディングから1億5000万ユーロの資金を引き出すことを約束していた。
しかし、数日前、SSUは「流動性と収益性の深刻な課題」を理由に、ニューヨーク証券取引所での株式上場から2年後に上場を廃止となっている。
仮にWiggleが破綻した場合にどうなるかというと
- ブランドが在庫を移すための主要な販路を失う
- 在庫売却が困難に
- Wiggle在籍の458人が失業に
これまでもコロナの影響により、小さなブランドや店舗が撤退している。英国のサプライチェーンMoore Largeも昨年倒産し、現在でも在庫の自転車3万5千台がオークションにかけられている。
Wiggleの新しい買収先の噂もあるが、時間との戦いとなるかもしれない。
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