第6ステージでは、Jumbo-Vismaが総攻撃。
まずは、先頭集団に4人も送り込んだ。さらに、最後の1級山岳では、プリモッシュ・ログリッチがアタック。完全にレムコを引き離すと、後ろからヨナス・ヴィンゲゴーも合流。
最終的に、レムコ・エヴェネプールとのタイム差をプリモッシュ・ログリッチは43秒差から、11秒差に縮めることに成功した。
では、何故レムコ・エヴェネプールはプリモッシュ・ログリッチのアタックに反応出来なかったのか、それについてレムコが分析をしている。
限界を越えれない日
レムコ・エヴェネプールがリーダージャージを手放すのは事前に予測されていいた。リーダーは史上最年少でブエルタのトップにたったGroupama – FDJのレニー・マルティネス。
これは正解だったが、プリモッシュ・ログリッチに30秒も迫られたのは想定外だっただろう。最高の足がなかったのは確かだ。
レムコ・エヴェネプールのコメント
最後は終わった。完全に爆発した訳ではないが、同じペースでブロックされてしまった。
自分のキャリアの中で最もタフな日のひとつに近づいている。スタートからフルコースだったので、コントロールするのがとても難しい状況だった。
誰が最高のクライマーだと考えてますか?
クスは最高だと思う。でもタイムトライアルで何ができる?プリモシュがリーダーナンバーワンだと思うけどね。
ログリッチの攻撃は印象的だった。彼の攻撃は知っている。脚力がないときは、ついていくのが難しいんだ。
スーパーデイでもバッドデイでもなかった。頭痛がしたし、怪我もまだ残っている。暑さも助けにならなかった。脚が重く感じたし、背中も痛かった。
月曜日にアリンサルの山頂で転倒した影響は残ってますか?
去年もブエルタで落車したんだけど、まったく同じような結果になったんだ。
ログリッチのアタックは印象的だった。最もトリッキーな1kmで、彼は11%上昇するところを逃げ切った。彼は昨年のシエラ・デ・ラ・パンデーラでも同じことをした。
彼のアタックを知っている。脚力がないときは、ついていくのが難しいんだ。
一時は50秒も遅れていたんだ。僕が30秒差まで戻せたということは、彼もそれ以上深追いはできなかったということだ。
完全に吹っ切れたわけではなく、登りの一番急なところでプリモッシュ・ログリッチにアタックされたとき、苦しい瞬間を乗り越えなければならなかった。
その後はまだ脚が残っていた。これがブエルタでの僕のバッドデイだったとしても、僕はそれでいいと思う。金曜日にしっかり回復したい。そうすれば、土曜日と日曜日も乗り切れる。そうすれば休息日だ。
そして火曜日の第10ステージはレムコが、正式に世界一となったタイムトライアルが待っている。
2週目と3週目が最もタフになる、とプロトン全体が同意している。しかし、その時、レムコはまだチームを持っているのだろうか?それが一番の問題だ。
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