トレックのSpeedConceptの新型バイクは、すでに6月の クリテリウム・デュ・ドーフィネで目撃されていたが、正式に発表となった。
7年振りのアップデートでは、45km/hで16W節約でき、トライアスロン、アンアンマンのコース180kmでは6分のタイム短縮になると言う。
新しいSpeed Conceptには、IsoSpeed快適性向上デカップラーシステムのバージョンもあり、以前のモデルよりも40%快適になっている。
トライアスロンを重視した変更点も多数あるので見てみよう。
SpeedConcept
こちらはプロモーションビデオ
従来のSpeedConceptのヒンジフォークデザインから、ラウンドステアラーチューブを備えた従来のフォークデザインに移行することで、新しいSpeedConceptのヘッドチューブの幅が狭くなる。
この変更の結果は、新しいSpeed Conceptのフロントエンドが、輸送のために分解するのがはるかに簡単であると言われている。
快適さと空気力学の両方に最適化されたバイクのフィット感を得るために重要なほとんどの位置調整は、2つのアレンキーのみを使用して行うことができる。
統合されたトライアスロンバーは、継続的に調整可能なエクステンションも備えている。つまり、カーボンパーツを削減することなく、エクステンションのリーチを正確に変更できるのだ。
エアロバイクパッキング
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photo Trek
トップチューブには、ジェルを8個も入れて置けるようになっている。取り外し可能なBento Boxとなっており、ポケットに入れておくよりも取り出しやすいので便利だ。
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photo Trek
動画でも見られるが、ダウンチューブ用に特別に設計された容量700mlのアエロウォーターボトルも用意されている。
専用のボトルケージにクリップで留められおり、丸ボトルと比べて空気抵抗が少ないのは間違いない。
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photo Trek
ダウンチューブの内側、下にスペア(マルチツール、スペアインナーチューブ、タイヤレバー、CO2インフレーターなど)を隠している。
これもサドルバックなど用意しなくて良いので、嬉しい配慮だ。
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photo Trek
Trekは、Speed Concept用の新しいBetween-The-Arms(BTA)ボトル(別売り)も開発し、700mlの追加の液体ストレージを提供する。
ボトル上部のアクセス可能なポートを介して外出先で詰め替え可能で、ライダーがエアロポジションを離れることなくそこから飲むことができるストローが含まれている。
IsoSpeed
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photo Trek
フレームは剛性があるが、快適さを大きく飛躍させるために、トレックは実績のあるIsoSpeedテクノロジーをシートチューブに追加した。
これにより、ライダーの快適性が30〜40%向上したと言われている。IsoSpeedピボットの配置は、ほとんどのトライアスリートのポジションの体重バイアスでうまく機能するために、前方に位置している。
2種類のフレーム
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左がトライアスロン、右がTT用 photo Trek
Speed Concept TTは、IsoSpeedを使用しないタイムトライアル用とトライアスロン用の2種類のフレームが用意されている。
TTバージョンの場合には、フレームセットのみの販売となる。
日本のトレック公式サイトには4つのバージョンが公開されている。プロジェクトワンでカスタマイズ可能となっている。
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photo Trek
価格は最上位モデルのSpeed Concept SLR 9 eTapで¥1,593,900となっている。
詳しくは、以下の公式サイトでどうぞ。
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