冷たい雨と吹き荒れる強風。2026年の春のクラシック開幕戦オンループ・ヘットニュースブラッドは、文字通りサバイバルレースとなった。
マチュー・ファンデルプールの圧倒的な独走勝利がファンを熱狂させた一方で、プロトンの後方では集団落車やメカトラブルが多発。
多くの有力選手たちが、石畳と悪天候の餌食となってしまった。人生で最も危険なオンループだったと優勝候補が語るほど、異様な緊張感と危険に包まれていた今回のレース。
重傷を負ってしまった選手から、低体温症に苦しみながらも完走を果たした選手まで、過酷なレースの裏側で不運に見舞われたエースたちの状況をまとめた。
シュテファン・キュング Tudor Pro Cycling Team
Voorjaar van Stefan Küng in één klap voorbij na zware val in Omloop: “Operatie is noodzakelijk”https://t.co/IPNJAdgNer#sporza
— Sporza 🚴 (@sporza_koers) February 28, 2026
Groupama – FDJからTudor Pro Cycling Teamに移籍したシュテファン・キュング。今回エースナンバーとして臨んだオンループ・ヘットニュースブラッドだったけれど石畳で落車。
落車により左大腿骨骨折という重傷を負ってしまった。ベルギーの病院に入院後、手術のためにスイスへ移送される予定となっている。春のクラシックシーズンを前に、彼にとってもチームにとっても非常に痛手となってしまった。
チームはマッテオ・トレンティンが15位。
トム・ピドコック Pinarello Q36.5 Pro Cycling Team
🇬🇧 Tom Pidcock admits ‘big rookie mistake’ at Omloop Het Nieuwsblad
“Actually I’m quite happy that I finished in the end. I wanted to stop. I was so cold,” he said. “I miscalculated how cold it would be if it rained. Big, big rookie mistake.”
📸 Cor… pic.twitter.com/obQX486h30
— Domestique (@Domestique___) February 28, 2026
落車こそしなかったものの、他選手にディレイラーをぶつけられてバイク交換を強いられた。
さらに本人が「寒さと雨を甘く見ていた。完全にルーキーのミス」と語るほど低体温に苦しみ、一時は「本気でリタイアしようかと思った」そうだが、なんとか完走は果たしている。
途中、集団の後ろでジャケットを羽織っている様子もレース中はみられたが、寒さにはかなわなかったようだ。
マシュー・ブレナン Team Visma | Lease a Bike
#OHN26: El bautismo de fuego de Matthew Brennan: Visma apuesta por el talento joven ante la baja de Van Aerthttps://t.co/cbbN8re74Y pic.twitter.com/LHCA0xCpwn
— Ciclo 21 (@ciclo21) February 28, 2026
逃げが追い風で爆走しているときに、Team Visma | Lease a Bikeも全開で追っていた。ただ、残り20kmでミュールに向かう前のアプローチで大きな落車。
ここでマシュー・ブレナンも巻き込まれてしまい無念のリタイヤ。自走でチームカーまで戻ったという情報なので大きな怪我がないと思われるけれど。
チームはクリストフ・ラポルトが4位に入っている。
アルノー・デリー Lotto Intermarché
Omloop Nieuwsblad – Arnaud De Lie : “L’Omloop le plus dangereux de ma vie je pense” #OHN26 #OmloopNieuwsblad #DeLie #Lotto #MVDP https://t.co/UbBnrvO8BX
— Cyclism’Actu (@cyclismactu) February 28, 2026
マシュー・ブレナンらと同じ高速クラッシュに巻き込まれた。
落車によってホイールが破損。レース後には「間違いなく人生で最も危険なオンループだった」と、強風とプロトン内の極度の緊張感を振り返っている。62位でゴール。
ポール・マグニエ Soudal – Quick Step
Nouvelle grosse chute à l’approche de l’Eikenberg ! Paul Magnier est lui forcé de changer de vélo à la sortie du Mont ! 🤯 #RTLsports pic.twitter.com/e3EnOXZWOZ
— RTL sports (@RTLsportsbe) February 28, 2026
ポール・マグニエは上記の落車でバイク交換。さらに後半にはチェーン落ちのメカトラブルにも見舞われた。
しかし、そこから脅威の追い上げを見せ、リタイアせずに11位でフィニッシュしている。スプリントだけではなく石畳にも対応しておりタフだ。
Alpecin-Premier Techのジャスパー・フィリップセンはパンクでリタイヤ。またカーデン・グローブスは落車に巻き込まれたが57位でゴールしている。
その他に怪我の様子がわかれば追記していく予定。





コメント