ロンド・ファン・フラーンデレンまで残りわずかとなる中、世界王者タデイ・ポガチャルの調整は万全を通り越して、もはや手が付けられない領域に達しているようだ。
マチュー・ファンデルプール、ワウト・ファンアールト、そしてレムコ・エヴェネプールといった最強のライバルたちが、日曜日になんとか彼に太刀打ちできることを願うばかりだ。
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近年、トレーニングの走行距離やパワーデータを秘密にするトレンドがプロ界隈で強まり、ポガチャル自身もStravaへのデータ公開を控えるようになっている。
現在の彼がデータを公開するのは、ファンを楽しませる遊び心がある時だけだ。
冬のミラノ〜サンレモの試走や、ツール・ド・フランスでの驚異的なパフォーマンス、あるいはマドン峠でのKOM奪取など、注目を集めるトピックがある時に限られている。
そして今回、彼は「フラッグ(違反報告)してみろよ」という挑戦的なキャッチフレーズとともに、フランスのニース近郊での驚異的なライドデータを公開した。
モーターペーシングなどの不正は一切なく、彼自身の圧倒的な能力と、絶好の追い風が生み出した純粋な記録だ。
類まれな登坂能力を持つポガチャルだが、今回最も目を引いたKOMは、長く緩やかでテクニカルではない下り坂で記録された。

Image credit: chan
本来であれば、体重の重いルーラーたちが大きな集団で高速走行して記録を出すような区間。
しかしタデイ・ポガチャルは、タンドからフォンタンまでの平均勾配マイナス3%、距離11kmの区間を、平均時速63.7kmという常軌を逸したスピードで駆け抜け、これまでの誰よりも2分も速いタイムを叩き出した。
さらに谷間のブレイユ=シュル=ロワイヤからファンゲットまでの9.5km(平均勾配マイナス1%)の緩い下りでも、平均時速56.7kmを記録している。
その後、平均勾配5%、距離7kmのカスティーヨン峠の登りでも平均時速29kmで軽々とKOMを獲得し、ニースへと戻っていった。
ファンが妻にコルナゴの新しいバイクを買う許可をもらう手助けをした直後という、なんとも彼らしいリラックスしたエピソードも添えられていたが、その脚は日曜日の大一番に向けて完全に仕上がっている。
ライバルたちにとって、週末のフランドルの戦いは非常に過酷なものになりそうだ。




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