Selle Italiaは、全てイタリアで考案・開発された環境に優しい新生産プロセス「Green-Tech」から生まれた初のサドルModel X Green Comfort+Superflowを発表。
高性能、環境への配慮、メイド・イン・イタリー、低価格を兼ね備えており接着剤は全く使われていない。
Model X Green Comfort+Superflow
Model X Green Comfort+Superflowサドルは、決して軽量ではない。
それらは3-5倍の費用がかかる他のプレミアムサドルと同様の形状と感触を共有しているが、強化シェル、7mm管状スチールレール、およびそれらの統合されたパッド構造は、同様のデザインよりも数百グラム重くなる。
つまり、約33gのゲルパッドを備えた薄いサドルはすでにかなり重いということだ。
同じシェルの上に特許取得済みの熱可塑性エラストマーTotal Gel(TPE)パディングが約133gあり、この新しいSelle Italia Model X Green Comfort +サドルの重量は415gとなる。
Selle Italiaがこのような重い構造を採用した理由は、特許を取得した新しい製造工程にある。
この工程では、環境に有害な接着剤や厄介なポリウレタンフォームへの依存を減らし、製造をイタリアに戻すことができるよう、簡素化と自動化が行われている。
彼らが行ったのは、チューブ状のレールを強化複合プラスチックシェルにインモールドし、2番目のステップでTPEパッドを直接シェルに共成形するという、より高速な新プロセスを採用している。
自動化以外の利点としては、単純に最初から最後まで短時間で生産できることも上げられる。
Selle Italiaは、新しいサドルがCO2排出量を削減した環境に優しいサドルであることを強調している。
しかし、そのような「環境に優しい」要素は、消費者のコストを抑えつつ、より効率的な製造と生産のオンショアリングに大きく関係している。
- 重量 : 415 g
- レール : FeC Alloy Ø7 mm
- 寸法 : 145×245 mm
- カテゴリー : performance
価格は60ユーロ(約8千円)。薄いパッドのMODEL X GREEN SUPERFLOWならば、315gで49.9ユーロ(約6千5百円)。
コメント