レムコ・エヴェネプール(Deceuninck-Quick-Step)は、昨年のイル・ロンバルディアの落車以来となるレースに復帰。
調整レースなしで、ジロ・デ・イタリアに参戦。第1ステージが注目されたが、結果は本人も驚く7位という好成績。
レムコが使用はたタイムトライヤルバイクは、Specialized S-Works Shiv TT Disc。2019ツール・ド・フランスで登場したバイクだ。
Specialized S-Works Shiv TT Disc
ShivTT Discは、Specialized Turbo Cottonクリンチャータイヤ、SpecializedのRovalCLX50フロントホイールと、SpecializedのRovalディスクホイールを使用。
Shimanoは、Dura-Ace Di2 9150グループ、パワーメーター、タイムトライアルおよびトライアスロンシフターを提供。
ほとんどがスペシャライズドとシマノのパーツでなりたっている。
レムコの使用するトライバーは、Speedbarのもの。ヴィクトール・カンペナールツがアワーレコードを記録。ローハン・デニスもアワーレコードを記録した時に使っていた。
この製品は、多くのトップトライアスリートも使っている。
Speedbarは小さな会社で、1週間で2個の製品を作るのが限界。個人に合わせて作られるカスタムメイドの価格は€2,999(約36万円)。
世界のトッププロでないと使えない製品ですね。
ShivはS-WorksVengeエアロシートポストを使用。シートチューブへの挿入は、Vengeのために最初に開発されたのと同じエアロシートポストを採用。
内部クランプはそれを所定の位置に固定し、トップチューブから簡単にアクセス可能としている。軽量で乗り心地に優れ、幅はUCI規定内に収まるギリギリの細さとしている。
Specializedサドルを備えている。
接合部の位置を下げたドロップドシートステイ。UCIの規定ギリギリまで下げ空気抵抗の影響を受けない位置に配置している。
トップチューブにはレムコ・エヴェネプールの名前がある。
ボトルの位置が帰られるように3本のボルトがある。今回のような短距離ではボトルは必要ないですね。
ダウンチューブの幅はとても狭く、フロントホイールに隠れるほどだ。
S-Works Shivの前面はとてもスマート。このSpeedbarの風洞実験の結果では、風の角度が0度の場合(ヨー角)、1時間あたり50km/hで10w以上の効率を記録。
ヨー角10度の場合には、23w効率的になるという。
レムコ・エヴェネプールは、最新のオークリーKATOをつけて走ってましたね。
レムコは、短距離のタイムトライヤルは得意ではないと言っているので、最終の長いタイムトライヤルは更に順位を上げた走りが出来るだろう。
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