Shimanoは走っているシューズのクリートを自動的に動かすシステムの特許取得をしている。
速度、出力するパワー、走行する地形などの要因を考慮して、走行中にシューズのクリートを自動的に動かすテクノロジーとなっている。
実際に、そんなことが出来るようになるとメリットとしては何があるのだろうか?
自動的に動くクリート
Shimano は、シューズに取り付けて様々なセンサーからの入力に従ってクリートを動かすクリート アダプター システムの米国特許 11,618,530 B1を取得している。
クリート アダプター システムは、クリートをサイクリングシューズのソールに接続して、クリートの位置をソールで調整できるようにするもの。
さまざまなセンサーから受信した情報に基づいて、クリートが自動的に動くという仕組みだと言う。
サイクリング シューズ自体には、ライダーのユーザー情報を提供するための複数のセンサーが装備される。
これにより、インソールの温度、湿度、圧力をすべて検出できる。 さらに、ライダーのフィットネス モニター (心拍数、体温、血中酸素濃度、血中乳酸レベルを測定できるスマートウォッチ) は、ワイヤレスでデータをシューズに送信できる。
自転車センサーは、速度、ケイデンス、パワー、GPS データなどの詳細を送信でき、コントローラは、受信したデータに基づいてクリートの目標位置を決定するように構成されている。
クリートの目標位置は、前進速度が 20km/h を超え、ペダリング入力パワーが 20W 増加または減少するごとに、横方向の目標位置が 2mm 調整されるような式に基づいて調整される。
ただ、これは一例で、クリート位置は、ペダリング力またはケイデンスが増加すると自動的に前方に移動し、減少すると後方に移動することも、GPS 座標によって決定される所定の位置に移動することも可能だと言う。
色々な設定、オンロード、オフロードでも違うし、前後で20mm動かすことも可能になると言う。
データーが送信されるのは、理解出来るけど実際にクリートをどうやって動かすのか興味がある。
クリート位置が、様々なデータによって自動的に前後に動くというのはわかったが、これによりどれだけのメリットがあるのかはわからない。
人によっては、固定されていたほうが力が入る人もいるし、これは意見の分かれるシステムとなりそうだ。
ただ、例によって特許取得だけで、実際にシステムが市販されるのかは不明だ。
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