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GiroがUCIのヘルメット調査に反撃開始 ルールに従って作っている!

機材情報
UnsplashDuncan Shafferが撮影した写真
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Team Visma | Lease a Bikeが2024 ティレーノ〜アドリアティコの個人タイムトライヤルで使用したGiroの新型ヘルメットGiro Aerohead 2.0 エアロ TT ヘルメット。

物凄くインパクトがあり、賛否両論のデザインをしている。だが、これをUCIは緊急調査をすると発表した。

 

発表では、すでにBORA – hansgrohe、Soudal – Quick Stepが使用するネックソックスを禁止としている。

これには、Soudal – Quick Stepのレムコも批判の声をあげていた。さらに、緊急調査の対象となったGiroも反撃を開始した。

 

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Giroの反撃

 
 
 
 
 
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GiroはInstagramで、「私たちはスポーツのためにデザインする。スポーツにはルールがある。私たちはルールに従ってプレーします。」と投稿。

そして、Instagramの2枚目には、TTヘルメットの承認を示す公式文書の写真を投稿した。つまり、レース前にヘルメットの大きさなどルールの範囲内で、合格だと言っているのだ。

 

文書には次のように書かれている。

2023年12月12日からの要請を受け、UCI規則第1.3.006条に従い、UCIイノベーションユニットは2024年1月18日から2025年1月17日まで、下記の製品をプロトタイプとして使用することを承認しました。

認可は、お客様から当社に提供された情報、および当社の現在の知識と評価に基づいています。
したがって、認可は暫定的なものであり、特にさらなる事実、競技での用具の使用経験、または取得される可能性のある新たな情報に基づいて、予告なしにいつでも修正または撤回される可能性がある。

 

OKは出したけど、いつでもルールは変更するよ、と言っているようなものだ。Giroは、このヘルメットの開発に多くの資金を投入しており、このデザインがだめだと言われたら、大きな損害となる。

 

 

Team Visma | Lease a Bikeでは、ヨナス・ヴィンゲゴーとワウト・ファンアールトが、このヘルメットの恩恵を受けると考えていた。

ヨナス・ヴィンゲゴーは、肩幅が狭く、新型ヘルメットのおかげで更に有利になる。 ワウト・ファンアールトの場合には、そのヘルメットの長さのおかげで肩を上手に潰すことができ、ヘルメットの幅が有利になる。

立って歩いているときには、前からはダースベイダー、横からみるとエイリアンにしかみえない。ただ、実際にバイクに乗って横からみると理にかなったデザインだと思わざるを得ない。

しかし、1年の開発期間を経て登場したのに、ダメと言われてはねえ~。果たして、このヘルメット問題。どんな決着となるでしょうね。

コメント

  1. ソルト より:

    既存のルールの範囲内で作ったものをあとから禁止するのは理不尽だしすべきではないです。

    ですが個人的にはあのヘルメットは好きじゃないですね。
    頭部を守る本来の意図からは外れているし、レース本番ならともかくTTの練習であのヘルメットを使ってると危険な気もします。あのヘルメットを使用するのは選手だけじゃなくて、発売後購入したユーザーも使用することになるわけですし。

    あと一番の理由は選手の表情が見えにくいことですね。
    どうしても選手ではなく、無機質なサイボーグか何かが走っているような気がしちゃって違和感が…(笑)
    まさしくアナキン=スカイウォーカーがダース=ベイダーになっちゃったような気分です。

    • ちゃん より:

      プロトタイプでも、開発には1年以上かかっており資金回収ができなくなるでしょうね。海外サイトでは、法的処置もじさないだろうとの見方も出ている。
      ただ、TTヘルメットを一般ユーザーが買うことは中々ないでしょうね。トライアスリートだったら、ありなのかな。
      それでもトップ選手だけでしょう。果たして調査結果からどうなるのか行方を見ていくしかないですね。

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