MAVICの買収先は今月末に決定すると情報があったのは数日前のこと。
ついに、マビックの買収先が決定した。
買収先は?
グルノーブルの裁判所は、ツール・ド・フランスのテクニカルパートナーであるBourrelierグループによるMAVICの買収を承認した。
これにより、ベルナール・イノーが参加していたグループ他13社は負けたことになる。
Bourrelierグループは、DIY小売業に特化しており、ベルギーとオランダではGammaブランドとKarweiブランドのハードウェアチェーンも所有している。
Bricoramaグループは簡単に言うとフランスで展開されているホームセンターだ。
事業の焦点を絞る
雇用の維持として新オーナーは、サントリヴィエの生産拠点とアヌシーの研究開発拠点で働く210人以上の従業員のうち105人を維持するが、会社の焦点は絞られることになる。
MAVICは、ホイール専門ブランドからフットウェア、ヘルメット、アパレル、タイヤ、その他のアクセサリーへと拡大してきた。
だが新オーナーは、アルミニウムとカーボン製のリム、ハブ、ホイールに焦点を絞るという。
グループは、MAVICの生産ツールを近代化し、研究、開発、イノベーションへの取り組みを継続する計画。
同社は3年前、ASOとの40年契約を2022年まで延長している。
- STEP11889年ホイールブランドとしてフランスのリヨンで創業
- STEP21973年ASOと契約しグランツールのサポートカーとして活動開始
黄色いMAVICカーはなくてはならない存在となる
- STEP32005年Amer Sportsが買収
Amer Sportsは、Salomon、Arc’teryx、Peak Performance、Atomic、Suunto、Wilson、Precorなどの国際的に認知されたブランドを持つスポーツ用品会社
SalomonはMAVICの直接の親会社となる
- STEP42018年Amer Sportsは、ビジネスの戦略的見直しを受けて、Mavicを売却することを決定
Amer SportsはEnveの所有者でもある
- STEP52019年3月に投資グループであるリージェントLPに売却を発表
7月に契約完了
- STEP62019年リージェントLPからの連絡がなく9月に経済警報を発し、12月にMavicを地方商事裁判所の保護下に置くよう要求
- STEP72020年リージェントLPに売却されたのではなく、Mスポーツに売却されたことを知る
5月2日管財人となる
- STEP82020年7月24日 Bourrelierグループに買収される
事業縮小でホイールに専念
MAVICカーがツール・ド・フランスで見れなくなると寂しくなりますね。私もMAVICのホイールを使っているだけにホイール事業の存続は嬉しいですが、それ以外が無くなるのもちょっと残念。
これから、MAVICのウェアとかシューズとかは在庫限りとなりそうですね。
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