Lazerは、回転衝撃から保護するように設計された独自の制御されたクラッシャブルゾーンを備えた、独自のKinetiCoreテクノロジーを発表した。
これは、ヘルメット自体のEPSに直接統合されながら、これを実現する市場での最初のテクノロジーだ。
Lazerは、これにより、通気性が向上し、保護性と軽量性が向上すると主張している。
また、環境に対する配慮として、KinetiCoreを使用しない以前のヘルメットよりもプラスチックの使用量が少なくなっている。
これまで、LazerはヘルメットにMIPSを使用して回転衝撃からの保護を提供していたが、最終的にはヘルメットの全範囲でKinetiCoreに置き換えられると述べている。
KinetiCoreとは
Lazerヘルメットにこのロゴが表示されている場合、KinetiCoreが装備されている photo Lazer
Lazerは、ヨーロッパの主要な8つの大学と協議して12年間KinetiCoreを開発研究している。
このテクノロジーは、車のクラッシャブルゾーンからインスピレーションを得ている。
KinetiCoreは、ライダーが衝撃を受けた場合にエネルギーを吸収するように設計された、同様の「制御されたクラッシャブルゾーン」をLazerのヘルメットに導入する。
photo Lazer
これらの領域は個別だが、同期して連携し、衝撃から頭を保護し、有害なエネルギーをリダイレクトする。
KinetiCoreはヘルメットのコアに組み込まれ、完全に統合されているため、製造に使用される材料が少なくなる。
その結果、KinetiCoreは換気を改善し、重量を減らすと同時に、環境上のメリットも提供する。
ブランドは、独自の風洞でこのテクノロジーを使用してヘルメットをテストし、温度センサーとサーマルマネキンの汗出口を使用して換気を監視。
今のところ、KinetiCoreはLazerのヘルメット専用だが、ブランドは、この技術を他の企業に、そして将来的には他の業界にライセンス供与する可能性があると述べている。
つまり、MIPSに対抗する独自の技術として確立するつもりだ。
Lazer Vento KinetiCore
Lazer KinetiCoreは、バージニア工科大学によって5つ星と評価されている。
フローティングヘッドバンドは、ベンチュリ換気システムが戦略的な場所に空気を吸い込む間、ヘルメットの前面から潜在的な圧力ポイントを排除する。
保護システムがヘルメットに組み込まれているため、LazerはVentoKinetiCoreを以前のMIPSBullet 2.0よりも90g軽く、非MIPSよりも70g軽くすることができている。
photo Lazer
これは、LazerがBullet 2.0 MIPSよりも90g少ないプラスチックを使用し、Bullet 2.0よりも70g少ないプラスチックを使用したことを意味する。
これは、環境上のメリットを提供。Vento KinetiCoreは、中型サイズで290gの重量。
Vento KinetiCoreは、ブランドのフラッグシップロードヘルメット photo Lazer
快適さのために、フローティングヘッドバンドは、ヘルメットの前面から潜在的な圧力ポイントを排除し、換気を助けるように設計されている。
保持システムはLazerの「Scrollsys」システムであり、全体的なパフォーマンスを向上させるために、蓋の後ろの最適な空力位置に配置されている。
Scrollsysシステムは、頭囲全体を快適にフィットするように調整し、ポニーテールにやさしい設計だ。
また、片手で外出先でも使用できるように設計されている。
photo Lazer
Lazerは、Ventoの冷却効率を94％と評価。これは、ヘルメットを着用していない場合は100％になる。
比較のために、Lazerによると、Genesisヘルメットの冷却効率は103％。つまり、ヘルメットをまったく着用しないよりも、Genesisを着用した方が換気が良くなるということだ。
ライドで着用していないときにアイウェアを安全に保つために、アイウェアドッキングパッドが含まれている。
価格は£259.99(約4万1千円)
Lazer Strada KinetiCore
photo Lazer
Stradaは、Lazerのミッドレンジロードサイクリングヘルメット。ScrollSys保持システムを備えており、アイウェアドッキングバットに対応。
Ventoと同様に、ヘルメットは5つ星のVirginiaTech評価を受けている。
photo Lazer
Stradaは、通気孔を完全に塞ぎたい場合に、Lazerのエアロシェルカバーを受け入れることができる。
Lazerによると、Stradaの冷却効率は98％で、Blade+MIPSよりも20g軽量。重量は、270g。
価格は、£99.99(約1万6千円)。
CityZen KinetiCore
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CityZenはLazerの通勤用アーバンヘルメットであり、ハードシェルヘルメットが獲得した最高スコアである4つ星のVirginiaTech評価を受けている。
ハードシェルヘルメットのアイデアは、頑丈で、通勤に適している。
保護のためのLazerのKinetiCoreの円筒形ブロックに加えて、CityZenのABSアウターシェルは、警察の暴動シールドで使用されているものと同じ材料で作られている。
フロントベントとサイドウィングも、クラッシュ時の柔軟性を最適化するためにカットされている。
photo Lazer
CityZenは、One + MIPSよりも冷却効率が12.7％向上し、One + MIPSよりも100g軽量で、非MIPS One+よりも60g軽量。重量は420g。
価格は£59.99(約9千円)。
Lazerは、マウンテンバイクヘルメットのLazer Jackal KinetiCore。子供用のLazerNutzとPnutも同時に発売。
Lazerは、Jumbo-Vismaが使用するヘルメット。今回のKinetiCoreテクノロジーを搭載したヘルメットをすでに使用しているでしょうね。
【追記】
We’ve got new and improved equipment!😎
Starting from the Tour of Flanders, we will be riding with the newest @lazersport technology: KinetiCore! KinetiCore will protect our riders from rotational impact with built-in ‘crumple zones’. It also makes our helmets lighter🔝
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) March 31, 2022
Jumbo-Vismaが新しいヘルメットを使うことを発表。
新しく改良された機材を手に入れました！😎。
ツアー・オブ・フランドルから、最新型の レーザースポーツテクノロジーです。
キネティコア KinetiCoreは、内蔵された「クランプルゾーン」によって回転衝撃からライダーを保護します。また、ヘルメットの軽量化も実現します🔝。
Jumbo-VismaカラーのデザインのVentoをロンド・ファン・フラーンデレンから使用ですね。
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