ロードバイクの情報を発信しています!

2024 ツール・ド・フランス第4ステージ ヨナス・ヴィンゲゴーの誤算と安堵

海外情報
Photo credit: stintje on Visualhunt
この記事は約4分で読めます。

タデイ・ポガチャルは、ドリームチームのアシストに守られ向かい風の中でもホイールの中にいた。

アタックをかけたのは残り900mを切ってから。短い爆発的なパワーを出した時のタデイ・ポガチャルにかなう相手はいない。

この時のスピードは、6.6kmを20分46秒で上がっており過去最速タイムを更新。

また、下りもタデイ・ポガチャルは、2022年に INEOS Grenadiersのトム・ピドコックが記録した下りのタイムよりも1秒遅いだけの爆速タイムで下っている。何度もトレーニングで下った峠だ。

ヨナス・ヴィンゲゴーは、ガリビエ峠では7秒。ゴールでは37秒差となっている。この結果についてヨナス・ヴィンゲゴーには誤算と安堵がある。

 

スポンサーリンク

誤算 2022ガビリエとの違い

 

もっとも分かりやすい画像が上のものだ。2022年のガビリエの時には、タデイ・ポガチャルが孤立。アシストなしで戦っていた。

そして、2年の歳月をかけてUAE Team Emiratesはドリームチームを作り上げる。最後の山岳ではアダム・イェーツを失ったが、それでもフアン・アユソーとジョアン・アルメイダがいる。

さらに、ヨナス・ヴィンゲゴーを悩ませたのが、チームメイトの相次ぐ落車だ。ウィルコ・ケルデルマンが第1ステージで落車。

そして、マッテオ・ヨルゲルソンとワウト・ファンアールトも落車。ワウト・ファンアールトは、第2ステージ、第3ステージと落車に巻き込まれている。

3人が落車のために、山岳では期待に応えられなかった。アシスト不在というのは大きな誤算だ。

 

タイム差には

 

大落車からの復帰で事前には、最初の4ステージで毎回タイムロスすると思っていたと語るヨナス・ヴィンゲゴー。

今回、登りではついていけなかったが、これについては。

 

 

タイムロスは残念なことだ。でも正直なところ、ツールをスタートしたときから、最初の4ステージのほとんどすべてでタイムを失うことは予想していた。

下りの後半でレースの大半を失ったのも事実だ。その部分では体重がより重要だった。 最初の4日間の出来には満足できると思う。

 

登りではアシストなし。下りでも孤立してたが?

かなり順調だった。左に曲がるまでは、10秒くらいの差を保っていた。でもそれ以降は、ポガチャルの方が重力のアドバンテージがあった。それが彼にとっては有利に働き、タイムを上げた。私はそれを受け入れなければならない。

 

ポガチャルはアシストに囲まれましたが、あなたには誰もいませんでしね。

もちろん、誰かが一緒だと助かるんだけどね。もしかしたら、僕が彼をリードしていたかもしれない。でも今日はこんな感じだった。

特にマッテオ・ヨルゲルソンとウィルコ・ケルデルマンの実力は知っているから、レース後半には彼らがいてくれると確信している。

すでに3-0のビハインドを背負っていると予想していたので、小さな勝利のように感じる。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは175cmで58kg。タデイ・ポガチャルは176cmで66kg。この差が下りで遅れた原因の一つにあったということか。ヨナス・ヴィンゲゴーは、このタイム差ならば、まだ戦えると考えている。

昨年のように個人タイムトライヤルでタデイ・ポガチャルを圧倒することができれば凄いことだけど。最後の第3週にコンデションが上がってくることを期待だ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました