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2025 ジロ・デ・イタリア Israel – Premier Techはデレク・ジーでマリアローザを狙う

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Photo credit: joménager on VisualHunt.com
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クリス・フールはデレク・ジーに信頼を寄せており、すべてがうまくいけば、マリアローザを争えるとまで発言している。

 

 

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Israel – Premier Tech

 

101. デレク・ジー
102. サイモン・クラーク
103. マルコ・フリゴ
104. ヤコブ・フルサン
105. ヤン・ヒルト
106. ユーゴ・ウル
107. ニック・シュルツ
109. コービン・ストロング

 

デレク・ジー

 
 
 
 
 
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夜9時には就寝して早朝からバードウォッチングを楽しむ静かで優しいデレク・ジー。

デレク・ジーは、2022カナダ選手権タイムトライヤルチャンピオン。トラック競技もやっていて、2018世界選手権チームパーシュートに出場。

東京オリンピックのカナダ代表の資格も得ていた。2023年、Israel Cycling Academyから昇格して、初めてのグランドツアーである、2023 ジロ・デ・イタリアに出場。

エースのドメニコ・ポッツォヴィーヴォがリタイヤしたので、アシストの必要がなくなり、ステージハンターとして逃げ続けた。

改めて2位の記録を見てみると

  • 山岳賞 2位
  • ポイント賞 2位
  • 中間スプリントポイント賞 2位
  • 逃げフーガ賞 2位
  • 2位が4回、4位が2回

2023 ジロでは敢闘賞を獲得。ステージハンターのイメージが強かったが、2024 クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージで優勝し、最終的に総合3位となったことで総合も狙える選手であることが証明された。

 

さらに、2024 ツール・ド・フランス第9ステージで3位となる。難しいグラベルステージで、終盤の逃げに入り込みスプリントを先頭で開始。もう少しでステージ優勝という場面だった。

 

この3位のおかげで、総合14位から9位へとトップ10入りを果たす。デレク・ジーは山岳でも強さを発揮。第19ステージのイゾラ2000では9位でフニッシュ。第20ステージのニースのステージも12位。

圧巻は、最終第21ステージの個人タイムトライヤル。カナダTT王者に2回なっているけど、山岳を含んだ個人タイムトライヤルで6位は凄いことだ。

尻上がりに強さをみせて、総合9位でゴールとなった。プロチームであるIsrael – Premier Techにとって、ツール・ド・フランスでの総合トップ10入りは悲願だった。これを見事にデレク・ジーが達成した。

2025年シーズンはグラン・カミノ第3ステージの個人タイムトライヤルでトップに立ち、総合優勝に山岳賞も獲得。今シーズンの初勝利を決めている。

 

ティレーノ〜アドリアティコでも初日の個人タイムトライヤルで6位となり、総合4位でフニッシュ。ジロ前のツアー・オブ・アルプスでも第4ステージで2位に入る走りをみせ、総合3位となっている。

ジロではトップ10に入ってくるのは間違いないだろう。どこまで順位をあげられるか注目だ。

 

デレク・ジーのコメント

ジロは間違いなく僕の中で特別な場所を占めている。ここで初めて大きな成果を出すことができた。観客の反応は素晴らしく、このレースに向けてとてもモチベーションが高い。

ジロに戻ってくるのは僕にとって本当に特別なことだ。2年前は自由にステージ優勝を狙ってここに来られたのはとても特別なことだったけど、今回は違う。もっと野心的な目標、つまり総合優勝を狙っている。

総合順位については具体的な数字は言いたくないんだ。今シーズンすでに達成したことを基に、さらに積み重ねていきたいと思っている。ローマで振り返って良い結果を出せることを願っている。 できる限り最高のレースをしたいだけだ。

 

デレク・ジーを支えるのは今年引退となるヤコブ・フルサンとサイモン・クラーク。山岳ではヤン・ヒルトがアシスト。スプリントはコービン・ストロングが狙っていく。

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