EF Education Firstのヒュー・カーシー25歳。
Cannondale-Drapac Pro Cycling Teamでワールドツアーデビューを果たして、更に2年の延長契約をEF Education Firstと交わした。
ヒュー・カーシーは今年ブレークした若手ライダーの一人。
なんといっても2019ツール・ド・スイス最終ステージでの100km独走勝利は衝撃過ぎた。
チームとしても来シーズン以降非常に期待の出来る選手であることは間違いがない。
クライマーとして順調に成長
こちらはチーム公式ツイッターでの報告。
Hugh Carthy had a standout year during 2019, his hard work and talent started to shine through making him a marked man in the peloton. #PinkArgyle is happy to have him continue on the team and re-sign through 2021.
Read all about it: https://t.co/ZwWQRaxuvy pic.twitter.com/Olninf4T28
— EF Education First Pro Cycling (@EFprocycling) October 24, 2019
ヒュー・カーシーはTour Cycliste International du Haut Var (2.1)で総合3位を獲得して好調なシーズンをスタート。
ジロ・デ・イタリアでは上位陣にくらいつく積極的な走りを見せて3回のトップテンフニッシュ。ヤングライダー賞3位と総合11位でゴールし、チーム最上位の成績をおさめた。
そして迎えたツール・ド・スイス最終ステージ。前日のステージまでは総合47位という成績だったヒュー・カーシーが驚きの走りを見せる。
悪天候のために最終ステージは101.5kmに短縮。レースはスタート直後から登り始め逃げ集団の中からヒュー・カーシーは軽やかにアタック!
ゴールまで100kmを残してのアタックは間違いなく捕まると誰もが思っていたはず。
だが、追走集団も人数を揃えながらも追いつかない。
最後は、エガン・ベルナルとローハン・デニスの総合1位2位コンビが追いすがるもタイム差は1分を切ることなくヒュー・カーシーはそのまま独走勝利してしまう。
あまりにもあざやかで素晴らしかった。彼の初めてのワールドツアーレースでの勝利を飾るにふさわしい走りだった。
彼はジロにつづいてブエルタにも出場したが第6ステージで鎖骨を骨折してしまう。このステージではチームのエースだったリゴベルト・ウランと共にレースを去り手術。
ただ、長引くことはなく1か月後のGiro dell’Emilia (1.HC)では46位で無事にレース復帰を果たした。
ヒュー・カーシーの成長は留まることを知らないだろう。傑出したクライミング能力は厳しいレースになるほど発揮される。
来シーズン以降のヒュー・カーシーはチームの今後を背負ってたつ希望の星となった。
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