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Timeのフレームが完成するまで カーボンフレームの作り方の動画

機材情報
Photo credit: raniel diaz on Visualhunt.com
この記事は約3分で読めます。

現在のロードバイクのフレームの数多くはカーボンで作られている。

それは知っているけれども、その作り方について私はさっぱり知らなかった。カーボンシューズとかサドルなどの作り方は動画でもあるので少しは分かっているつもりだったけど。

フレームも型にはめてから作られるのかと思っていた。

今回Timeは、同社のカーボンバイクがどのようにして作られるのか、詳細を動画にして公開してくれた。これを見るとかなり手間暇かかっているのがわかる。

 

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タイムのフレームが出来るまで

 

フレームは2つの工程を経て作られている。

ブレイド・カーボン・ストラクチャー(BCS)

乾燥したカーボンファイバーを編み込む工程。複雑な双方向の「ソックス」に編み込みこんでいる。BCSはBraided Carbon Structuresの略。

 

レジン・トランスファー・モールディング(RTM)

ファイバーを軽量で丈夫なフレームに固定する工程。RTMはResin Transfer Moldingの略。

 

Timeは以下のように語る

この(BCS)技術は、構造体の全長にわたって連続した切れ目のない繊維という、自転車業界では前例のないものを可能にしている。

カーボンシートの端が潜在的な弱点となる標準的なプリプレグ・レイアップとは対照的です。

 

ビデオでは、乾燥したカーボンソックスが再利用可能なワックスフレーム型の上に引き出され、TIME社のレジン・トランスファー・モールディング(RTM)マシンに入れられるまでのプロセスを追っている。

他の多くのメーカーは、「プリプレグ」カーボンのシート、つまりレイアップ段階の前に樹脂を含浸させた織片を使用して、フレームを型にレイアップしている。

 

Time社は、

RTMプロセスは、複合材構造の欠陥を最小限に抑えるための最良の方法です。

剛性の高い外型と内型の間に樹脂が高圧で注入され、エアポケットが押し出され、層間のボイドが排除される。

 

フレームの成形工程の後、内部のワックスフォームはフレームの内側から溶かされ、リサイクルされる。

TIMEは、可能な限りサステイナブルであることを目指していると言い、ある日ハンドルバーを作るために使われたワックスが、週明けに再びフレームを作るために利用されるかもしれないと述べている。

その後、フレームとコンポジットパーツを接着して、最終的なフレームの形を作っていく。

塗装前に完璧な仕上がりにするため、フレームを軽くサンディングし、デカールを貼って仕上げている。

時間はどれくらいかかっているのだろう。それについては情報がないが、手作業なので当然値段も高くなるということなのだろう。

フレームが作られるまで凄く大変な作業をしているのが良くわかる動画ですね。

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