インドもロックダウンの最中で、何度も延長され現在4回目の延長に入っている。
このロックダウンの中、人生を変えるチャンスを貰った少女がいる。
彼女は名前はジョティ・クマリ(Jyoti Kumari) 15歳。彼女は父親を自転車の荷台に乗せて1200kmを7日間で走って故郷に連れて帰った。
1200kmを7日間で走るには1日170km走らないといけない。この出来事が彼女の人生を変えることになるかもしれない。
1200kmを二人乗り
An amazing story about family and love. This girl in India carried her injured father 1,200km on the back of her bicycle, to bring him home. ♥️https://t.co/ajEV9N6B0T
— Jeffrey Peterson🇺🇸 (@realJeffreyP) May 22, 2020
父親は20年間グルガオンでオート三輪のドライバーをしていたが1月に交通事故にあってしまう。母親とジョティ・クマリが父親のもとにきて看病。
母親は仕事があるので10日間で帰郷。ジョティは残って看病を続ける。だが3月にロックダウンとなり、何度も延長されたために父親は仕事を失ってしまう。
ロックダウンは、父親と同様に、全国の何百万もの移民労働者に影響を与えた。多くの労働者が高速道路を歩いたり、自転車に乗って故郷に帰っている。
ジュティの父親も収入源がなく、家賃を払うお金もなくなる。
電気も止められ食料もなくなったのでジョティは故郷に帰ることを父親に提案。自転車を買って帰ることになった。
ジョティは父親に荷台に乗るように頼み1,200kmを二人乗りで走って帰ることに。寝泊りはガソリンスタンドなど。行く先々で出会う人達は、食料を与えてくれたそうだ。
5月10日に出発し16日に無事に走り終えた。
チャンスが与えられる
ジョティはインドの学校のクラス8まで学んでいたが、経済的に困窮しているため1年前に中退している。
まずは学校に行けるようになって良かった。
さらに、ジョティの1200kmの走りは様々なメディアで取り上げられテレビニュースも各局で放送され、インドサイクリング協会にも伝わった。
彼女は、IGIスタジアム複合施設にある国立サイクリングアカデミーの研修生テストを受けるチャンスが巡ってきた。
アカデミーは、インドのスポーツ局の傘下にあり、アジアで最も先進的な施設の1つであり、UCIの認定を受けている。
ロックダウンが解除されるとニューデリーに呼ばれ、旅費や宿泊など全ての費用は政府が負担する。
アカデミーには14~15歳までのサイクリスト10人がおり若い才能を育てている。
ニュース映像も見ましたが、二人乗りであり実用車での走りなのでスピードは15キロ程度のものでしょう。ただ、一日中走り続ける体力は凄いものがありますね。
私は一日170kmを二人乗りで走ることは絶対出来ない! 一人でも無理だ。自信がある(^-^;
思わぬ出来事でジョティには人生の転機となるチャンスが巡ってきた。合格できると良いですね。
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