2026 ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕を目前に控え、プリモシュ・ログリッチの総合優勝候補としての評価に、思わぬ疑問符が付いた。
かつてグランツールの総合優勝争いを繰り広げたジェラント・トーマスが、ログリッチについて「全盛期を過ぎた」との見方を示し、今年のブエルタで再び頂点に立てるのか疑問を呈している。
しかもログリッチは現在、トレーニング中の落車による影響も抱えており、8月22日に開幕するブエルタへの出場そのものが確定していない。
まさに開幕直前になって、大きな不安材料が浮上している。
ログリッチに抱く疑問
Who wins? @GeraintThomas86? Or @LukeRowe1990? For most @UCI_cycling World Tour races NOT raced.
Latest pod also out now with a racing round-up, why it’s no shock that @TamauPogi is starting @lavuelta, and those Welsh nails on @BBCBreakfast #cycling #podcast #fight pic.twitter.com/r19gszT5mb
— Watts Occurring (@Watts_Occurring) August 12, 2026
ゲラント・トーマスは元チームメートのルーク・ロウと出演する「Watts Occurring」ポッドキャストの中で、ログリッチの現在の実力について率直な見方を示した。
その発言は、
「彼は全盛期を過ぎた。どこまでやれるんだろう?」
という趣旨のものだった。もちろん、これはログリッチの実力を完全に否定する発言ではない。
ログリッチは今なおグランツールを勝ち切るだけの経験と実績を持っている。
実際、2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝を手にしており、大舞台での勝負強さは誰もが認めるところだ。
一方で、年齢を重ねるなかで、過去のピーク時と同じパフォーマンスを発揮できるのかという問題は避けて通れない。
2024 ブエルタの再現は可能なのか
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ログリッチにとって最大の比較対象となるのが、やはり2024 ブエルタ・ア・エスパーニャだ。
この大会でログリッチは総合優勝を飾り、グランツールの舞台で再び自身の強さを証明した。
しかし、それから約2年が経過した。
グランツールでは3週間にわたって高いパフォーマンスを維持する必要があり、単純な登坂力だけでなく、回復力、タイムトライアル、レース展開への対応力、そして落車や体調不良を避ける安定性まで求められる。
ゲラント・トーマスが疑問視しているのも、単純な「速さ」だけではなく、現在のログリッチが3週間の総合優勝争いを最後まで戦える状態にあるのか、という点だと考えられる。
落車という不安材料

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そして今回、ログリッチにはもう一つの問題が加わった。
ブエルタ開幕前のトレーニング中に落車したことで、そもそもスタートラインに立てるのかという問題が発生している。
チームから正式な判断が出るまでは、ログリッチがブエルタに出場することを前提にした予想も難しい状況だ。
仮に出場できたとしても、万全の状態で3週間を戦えるのかは別問題となる。
総合優勝を狙うのであれば、開幕時点からコンディションを整え、山岳ステージでライバルたちと渡り合う必要があるからだ。
ちなみに現在のブエルタ暫定リストには
プリモッシュ・ログリッチ
ローレンス・ピティ
ジャンニ・フェルメルシュ
ルーク・タックウェル
アレクサンダー・ハジェク
誰が、山岳アシストするのだろうか。
ログリッチは過去の選手なのか

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とはいえ、「全盛期を過ぎた」という評価だけでログリッチを判断するのは早い。
ログリッチはこれまでにも、周囲から疑問を持たれた状況で結果を残してきた選手だ。
特にブエルタとの相性は抜群で、過去の実績を考えれば、コンディションさえ整えば総合優勝争いに加わる可能性は十分に残されている。
だからこそ、今回のゲラント・トーマスの発言は興味深い。
かつて同じグランツールの頂点を争ったライバルだからこそ、ログリッチの強さを知ったうえで、現在のパフォーマンスに疑問を持っているとも考えられる。
果たしてログリッチは、トーマスの見立てを覆すことができるのか。
そして何より、まずは落車の影響を乗り越えてスタートラインに立つことができるのか。
その答えは、8月22日の開幕とともに明らかになっていく。




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