Factorは、プロスケーターであるチコ・ブレネス(Chico Brenes)とコラボしたFactor Ostro Gravel Chico Editionを発表した。
チコ・ブレネスは、幼い頃、戦争で荒廃したニカラグアからアメリカに移住している。そこでスケートボードと出会った。
祖母が安いスケートボードを買ってくれて、危ない道に進むことから救ってくれている。サンフランシスコで滑り、World Industriesがスポンサーにつきプロスケーターとなっている。
ニカラグアからアメリカに渡って成功しており、母国では英雄扱い。ニカラグアでのスケートボードの普及にも努めている。
プロスケーターとロードバイクとの出会いとは、どんな感じだったのだろうか?
Factor Ostro Gravel Chico Edition
チコ・ブレネスは、ストリードボードの先駆者。プロスケーターとして成功していたが、38歳の時にケガで膝を壊してしまう。
その時に、リハビリで出会ったのがロードバイクだった。当時のことをチコ・ブレネスは以下のように語る。
スケートボードのビデオ撮影で台湾にいたのですが、ひどい転倒をしてしまった。ACLと半月板を断裂してしまい、本当に最悪だった。
当時38歳で、スケートボードのキャリアは終わったと思った。最初に理学療法を受けて、それから自転車に乗り始めて、それからロングライドを始めた。
医師は、再びスケートができるようになるには1年以上かかるだろうと言ったが、7か月後にはすでにボードの上で走り回っていた。
自分の体の声に耳を傾けて、再び怪我をしていないかどうかを確認する。それはすべて、当時私が自転車に乗っていたからだと思う。
この年齢でこのレベルでスケートができるとは思ってもいなかった。夢にも思わなかった。49歳になった今、当時やっていたトリックの多くができるようになるといわれたら、私は「まさか」と思っていただろうね。
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コラボレーションのビジュアル デザインは、サイクリングとスケートの世界の要素を統合している。
レタリングは円と半円で作られており、自転車とスケートボードの両方の車輪を象徴。また、ゴールデンゲートブリッジなどの象徴的なランドマークも描かれている。
ブレネスのニカラグアの伝統に敬意を表していおり、カラーパレットは、ニカラグアの国鳥であるターコイズブルーの眉毛を持つカモフラからヒントを得ている。
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この夏、チコはファクターに乗ってサンフランシスコから南にティファナまでの壮大な旅をする予定だ。
このルートは彼にとって、幼少期のアメリカへの旅、そして他の多くの人たちの旅を辿るという点で大きな意味を持っている。
これは、彼の初恋であるスケートボード コミュニティに貢献し、新たな恋であるサイクリングへの情熱を注ぐと同時に、彼が強調したい問題でもある。
距離は約800km。チャリティー募金をかねての旅となるそうだ。
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