自転車通勤している人も多いだろう。コロナで始めた人もいるはずだ。
そんな人に良い研究結果が出ている。British Medical Journalに掲載された詳細な研究によると、自転車通勤者の全死因死亡率は、自転車や徒歩で通勤しない人よりも有意に低いことがわかった。
研究では、他の多くの要因を考慮した結果、自転車通勤は、心血管疾患やがんで死亡するリスクが有意に低いことも発見されている。
自転車通勤のメリット
Important new study in British Medical Journal tracked 263,000 commuters for 5 years & found that folks who ride a bike to work have a 41% lower chance of dying overall vs people who drive/take transit
Bike transit: It’s fun and has huge health benefitshttps://t.co/2L0JJb0vlh pic.twitter.com/4WaOnl9Ecr
— Peter Flax (@Pflax1) April 30, 2018
研究チームは、50万人以上の人々の健康状態を長期にわたって調査している。
つまり、自転車通勤の人は、車や公共交通機関を利用して通勤している人よりも長生きしているということになる。
まあ、普通に考えても足を動かして運動してるのだから、当然のような気がするけど、多くの統計からも結果が出ているのは自転車通勤者にとっては心強い。
自転車通勤と死亡率の低下との関連は、以下の条件をもってしても良いとされている。
- 性別
- 年齢
- 不利な条件
- 民族性
- 喫煙状況
- 余暇や仕事のための身体活動
- 運動不足
- 食習慣
- その他の交絡因子
このデータは、40歳から69歳の英国の労働者26万人以上から得られたもので、その健康状態は5年間にわたって記録されている。
通勤の一部を徒歩や自転車で移動している人についても、同様の相関が見られたが、弱いものであった。
通勤は、心血管疾患の発症や死亡のリスクの低下と関連していたが、がんや全死因死亡率とは関連していなかった。
研究では、長距離を歩く人(週に9km以上)を除いては、自転車と違って、歩くことは健康状態に影響を与えるほどの身体活動を必要としないと推測している。
これは少し不思議な感じがする。歩くのが最も良いのかと思っていたけど。
研究結果の結論では以下のようになっている。
通勤の全部または一部を自転車で行うと、さまざまな健康への悪影響のリスクが低下することがわかった。
徒歩通勤は心血管疾患の有害な転帰のリスクの低下と関連していた。この調査結果は、因果関係があるとしても、自転車レーンの創設、自転車のレンタルまたは購入計画、公共交通機関での自転車の提供の改善など、積極的な通勤、特に自転車を増やす政策によって国民の健康が改善される可能性があることを示唆している。
自転車は、やっぱり身体にいいのだ。
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