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VAN RYSELとIn&motionが開発するエアバッグ内蔵スキンスーツ

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Image credit: chan
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近年、プロロードレースの高速化に伴い、ワールドツアーでは毎年負傷率が25パーセント増加するという厳しい現実がある。

安全対策への意識が高まり、UCIも保護機材の開発を後押しする中、フランスのVAN RYSELが画期的なエアバッグ内蔵スキンスーツプロトタイプを発表した。

それが、エアバッグシステムをウェア自体に直接組み込んだAIRBAG Projectだ。モータースポーツなどで実用化されてきた技術を自転車競技向けに最適化している。

Aerobagとは違う考えの製品だ。どちらが先に製品化されるのかも注目となりそう。

 

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AIRBAG Project 

 

VAN RYSELが開発を進めているAIRBAG Projectは、従来のベスト型や外付けのプロテクターとは異なり、スキンスーツそのものがエアバッグとして機能する設計となっている。

このシステムの心臓部には、MotoGPなどの過酷な環境で実績を持つIn&motion社のテクノロジーが採用されている。

スーツに内蔵された6つのセンサーが、ライダーの姿勢や動きを1秒間に1000回の頻度で分析する。

4億5000万km以上のデータでトレーニングされたアルゴリズムが通常のレース動作と実際の落車を瞬時に判別し、衝突を検知した場合にはわずか60ミリ秒という短時間でエアバッグが展開される仕組みだ。

展開されたエアバッグは、胸郭と肋骨の保護、首の過伸展を防ぐ頸部の安定化、そして背中全体を覆う脊椎ラインの保護という3つの主要な部位を守る。

さらに、スーツの衝撃を受けやすい部分には耐摩耗性素材が配置されており、落車時の擦過傷のリスクを軽減する構造になっている。

 

 
 
 
 
 
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スーツ全体の目標重量は700gと設定されており、そのうち約500gをエアバッグシステム自体が占めている。現時点では公式な発表はないものの、一度展開すると機能が終了する使い切りの仕様になるものとみられている。

技術的な検証はすでに完了しており、現在は実戦に向けた大規模なテストフェーズに移行している。

Swiss Side社と協力した風洞実験による空力性能の最適化や、SportsLab社での温度制御テストが進められており、今後はDecathlon CMA CGMチームの選手たちがトレーニングで実際に着用して最終テストを行う。

順調にテストが完了し開発が進めば、この革新的なエアバッグ内蔵スキンスーツは今後2年以内に一般市場向けに発売される見通しとなっている。

しかし、一回で使用できないとなるとどうなんだろうか。まあ、落車しなければOKなのだけど、製品化までに再利用ができるように考えるんでしょうね。

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