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元アワーレコード保持者アレックス・ダウセットはフィリッポ・ガンナとレムコをグレーゾーンと否定

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Photo credit: Sum_of_Marc on VisualHunt.com
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ティレーノ〜アドリアティコ 第1ステージで、フィリッポ・ガンナとレムコ・エヴェネプールは、サポートカーの上にバイクを満載で走っていた。

 

こうすることで、後ろから押される効果があり、すくなからず前を走るライダーは利益を得ている。

これについて、アレックス・ダウセット(Israel – Premier Tech)はグレーだと暗に批判している。

 

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多くのチームはバイク満載で走る

ダウセットはスペアバイク1台のみ Image credit: Roberto Bettini

 

ただ、レムコやガンナだけでなく、多くのTTスペシャリストはバイク満載のチームカーを後ろにつけて走っている。

パリ~ニースでサポートカーに注目していたのだけど、ワウト・ファンアールト、プリモッシュ・ログリッチ、ダニエル・マルティネスなどスペアバイク満載のチームカーで走っている。

 

プリモッシュ・ログリッチ photo cycling today ストリーミングより 以下同様

 

パリ~ニース第4ステージ2位なったプリモッシュ・ログリッチもバイク満載。一人に対して4台のスペアバイク。普通こんなにいらないよね~。

 

ワウト・ファンアールトのチームカーに注目

 

優勝したワウト・ファンアールトも4台並べている。注目していると、INEOS Grenadiersのダニエル・マルティネスも多くのバイクをのせていた。

リーダージャージのクリストフ・ラポルトは、バイクが横向きで詰まれていたけど。壁を作るならばバイクを横向きに交互に積載したほうが効率が良いかも。

結局、多くのチームはバイク満載で走ると空気抵抗が軽減されることを知っている。

具体的に、ベルギーの科学者Bert Blockenは、10m後ろを走行する車は、約0.23%の抗力低減を提供し、1kmあたり0.078秒に相当すると計算している。

10kmならば1秒。ただ、距離が伸びれば伸びるほどタイムに影響してくるのは間違いない。タイムトライヤルならば、数秒で勝負が決まるのだから重要となってくる。

 

グレー領域だと批判

 

UCIの規則ではサポートカーはライダーの10m以上後ろで走らないといけないと規定されている。ただ、積載されるバイクの数までは規定されていない。

サポートするライダーは多くいるので、普通のステージレースではバイク満載で走るのが通常だ。

これについてアレックス・ダウセットはグレー領域という言葉を使いながらコメント。

 

パンクの可能性が高いプロトタイプタイヤを使用すると思うので、パンクが発生した場合に備えて10台のバイクが必要です。

明らかにそれがルーフラックに非常に多くのバイクがある理由です。まあ、それは明らかに冗談だけど。

それらはグレー領域にある。灰色はフェアプレーの精神にあるものとUCIルールブックにある間の境界線だ。

それに対する規則がなければ、それは不正行為ではない。

私たちは空気力学について非常によく理解している。それに、マスコミやソーシャルメディアがこれらのことを明らかにしてくれる。

スキンスーツは、ライダーをより速くする空力ゲインだが、後ろからのプッシュは、フェアプレーの精神に基づいていますか?それから来る質問はたくさんあると思う。

 

サイクリングもビジネスなので、勝利することがプロには求められる。

計算上は利益になると言われるが、バイクも隙間なく並べられている訳ではないので、実際の効果は正確にはわからない。

まあ、これからタイムトライヤルのレースでは、サポートカーのバイクの数や積載方法についても、注目して見ておきたい。

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