ヘルメットメーカーのKASKは、Protoneの新しいバージョンであるProtoneI Iconを発表。
新しいヘルメットは数十グラム軽量であるだけでなく、快適性と空気力学の点でも改善されているとKASKは主張している。
KASK Protone Iconは、INEOS Grenadiersも8年前からレースで使っているヘルメットだ。
KASK Protone Icon
オリジナルのKask Protoneには印象的な歴史があり、ツール・ド・フランスで5回優勝、ジロ・デ・イタリアで3回優勝、ブエルタ・ア・エスパーニャで2回優勝したほか、リオ2016と東京で合計4回のオリンピック金メダルを獲得している。
グランツールで最も勝利を重ねているヘルメットの一つだ。
Protone Iconの快適性と安定性は、元のProtoneよりも改善されている。
新しいクレードルアジャスターもあり、ダイヤルが大きくなり、グリップ力のあるゴムが追加された。
新しいOctofit+システムでは、髪の長いすべてのサイクリストがポニーテールを簡単に押し込むことができる。
ヘルメットの中には、吸収性があり速乾性のある取り外し可能で洗えるCoolmaxパッドもある。
回転衝撃保護が最新の自転車用ヘルメットの重要な設計機能であるため、Kaskは独自のテストプロトコルを使用して、Protone Iconがそのようなクラッシュで信頼できることを確認している。
だが、Kaskのプレス資料には詳細はない。
最新のロードヘルメットの多くとは異なり、Protone IconにはMIPSが組み込まれていない。
Kaskによると、標準的なテストでは、人間の頭蓋骨よりもヘルメットの内側との摩擦がはるかに大きいヘッドフォームを使用しているため、衝突時に何が起こるかを正確に反映していないと言う。
Protone Iconについては、KaskはWG11プロトコルに従って開発されたと主張している。
WG11とは、さまざまな政府機関が要求する以上のヘルメットテストプロトコルを確立するために努力している11人のメンバーからなるワーキンググループのこと。
WG11プロトコルは、「回転衝撃に対するヘルメットの性能を測定するための客観的で科学的なアプローチ」として説明されている。
この安全システムの詳細については、Kaskのサイトをご覧ください。
KASK Protone Icon spec
- 重さ:230g(Mサイズ)
- サイズ: 50cmから62cmの頭にフィットするS、M、L
- 色: 10色
- 価格: £245(約3万9千円)
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