2022 シルキュイ・ド・ラ・サルト第1ステージ　　サガンvsマーク・カヴェンディシュのスプリントとなったのか?

フランスのサルト県で開催される1クラスのステージレース。Circuit Cycliste Sarthe – Pays de la Loire(2.1)。

wikipediaでは、シルキュイ・ド・ラ・サルトと呼ばれている。海外サイトでは、シルキュイとなっているけどフランス語読みなのかな。誰か知っていたら教えて下さい<(_ _)>

全部で4ステージだが、どれもがスプリントで勝利が狙えるコースとなっている。当然スプリンターが活躍するコースだ。

 

過去の優勝者

コロナのために、実に3年振りの開催となる。

 

第1ステージ　マメール～マメール　192.3km

 

前半の周回コースに1級山岳が3か所あるが、これは他のレースでは3級程度の登り。問題は、16.2kmで5周回で行われるローカルサーキットだ。

生き残ったスプリンターだけが、勝利を目指してスプリント出来る。

 

1. 1級山岳　Col des4 Gardes  2.0km・6.4%
   
2. スプリントポイント Mamers-Lap1
3. 1級山岳 Belvedere de Perseigne 3.6km・4.6%
4. 1級山岳  Col des4 Gardes  2.0km・6.4%
5. スプリントポイント Mamers-Lap2
6. スプリントポイント Mamers

 

注目されるライダーは

 

4人の逃げ

中根英登は先頭からスタートしている。逃げるのかな。フランスは雨が降っており寒そうだ。

 

スタートして、すぐに4人の逃げが完成。

1. ショーン・クイーン　EF Education-EasyPost
2. アレクサンダー・カンプ　Trek-Segafredo
3. アレクシー・グジャール　B&B Hotels – KTM
4. ゲガン・メイル　Team U Nantes Atlantique

 

1級山岳　Col des4 Gardes  2.0km・6.4%

最初の1級山岳を通過。

1. ゲガン・メイル　Team U Nantes Atlantique　10ポイント
2. アレクシー・グジャール　B&B Hotels – KTM　8ポイント
3. ショーン・クイーン　EF Education-EasyPost　6ポイント

 

集団はINEOS Grenadiersが引いている。マーク・カヴェンディシュも前のほうで通過。

 

スプリントポイント Mamers-Lap1

1回目のゴール地点でもあるマメールのスプリントポイントを通過。

1. ショーン・クイーン　EF Education-EasyPost　5ポイント
2. アレクサンダー・カンプ　Trek-Segafredo　3ポイント
3. アレクシー・グジャール　B&B Hotels – KTM　1ポイント

 

7人が追走集団をつくる。

1. ブノワ・コヌフロワ　AG2R Citroën Team
2. フィリッポ・ガンナ　INEOS Grenadiers
3. ルーク・プラップ　INEOS Grenadiers
4. ブランドン・リベラ　INEOS Grenadiers
5. アクセル・ジングル　Cofidis
6. ケヴィン・ヴォークリン　Team Arkéa Samsic
7. ティボー・ピノ　Groupama – FDJ

 

残り60kmで先頭と追走は合体している。

 

フィリッポ・ガンナも乗っている逃げは強力だ。

1. ブノワ・コヌフロワ　AG2R Citroën Team
2. フィリッポ・ガンナ　INEOS Grenadiers
3. ルーク・プラップ　INEOS Grenadiers
4. ブランドン・リベラ　INEOS Grenadiers
5. ティボー・ピノ　Groupama – FDJ
6. マッズ・ピーダスン　Trek-Segafredo
7. アレクサンダー・カンプ　Trek-Segafredo
8. アクセル・ジングル　Cofidis
9. ショーン・クイーン　EF Education-EasyPost
10. ケヴィン・ヴォークリン　Team Arkéa Samsic
11. アレクシー・グジャール　B&B Hotels – KTM

 

ブランドン・リベラが切れて人数は10人に。

1. ブノワ・コヌフロワ　AG2R Citroën Team
2. フィリッポ・ガンナ　INEOS Grenadiers
3. ルーク・プラップ　INEOS Grenadiers
4. ティボー・ピノ　Groupama – FDJ
5. マッズ・ピーダスン　Trek-Segafredo
6. アレクサンダー・カンプ　Trek-Segafredo
7. アクセル・ジングル　Cofidis
8. ケヴィン・ヴォークリン　Team Arkéa Samsic
9. アレクシー・グジャール　B&B Hotels – KTM
10. ショーン・クイーン　EF Education-EasyPost

 

残り3周

残り3周回。

 

タイム差は30秒ほど。Quick-Step Alpha Vinyl Teamが先頭で集団を引っ張る。

 

相当いいメンバーだけど、逃げ切れることはないんだろうなあ～

 

スプリントポイント Mamers

先頭は藻掻きまくってスプリントポイントを通過。

1. マッズ・ピーダスン　Trek-Segafredo　　5ポイント
2. アクセル・ジングル　Cofidis　3ポイント
3. ルーク・プラップ　INEOS Grenadiers　1ポイント

 

残り18.8km。タイム差36秒。先頭のメンバーが良すぎるので逃げ切られるかも。雨がパラパラと降ってきた。

 

残り1周

先頭は残り1周。この感じだど逃げ切りそうだ。

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamは追うのを諦めたようだ。

 

集団からは、追走で飛び出す選手がパラパラと出てくる。EF Education-EasyPostはベン・ヒーリーだ。

 

あ～、タイム差が広がった。残り13.4kmで57秒。これは微妙な感じだ。この10人の中から優勝者が出るかも。

 

追走は必死でCofidisが引く展開に。Quick-Step Alpha Vinyl Teamは追走を諦めたのか後方だ。多分、足を使い過ぎたのだろう。この後、30秒まで縮めるのだけど。

 

集団からまた、飛び出す選手が。

 

残り3.5kmで逃げ切りに向けた動きが。

 

先頭でアレクシー・グジャールが仕掛けるが逃がして貰えない。

 

ゴール前でアレクシー・グジャールがアタックすると、ガンナが後ろにつく。

 

今度は、ブノワ・コヌフロワがスパート。

 

それをかわして、今度はTeam Arkéa Samsicのケヴィン・ヴォークリンがアタック!

 

ケヴィン・ヴォークリン先頭でゴールに向かってくる。

 

あ～、ここでマッズ・ピーダスンがまくりに出た!

 

マッズ・ピーダスンが先頭だ。

 

マッズ・ピーダスンが、この逃げ集団のスプリントを制した～!

やはり、このメンバーではマッズ・ピーダスンのスプリントにかなう相手はいなかった。逃げ切りする以外に他のライダーが勝つ方法はなかったですね。

2位にはAG2R Citroën Teamのブノワ・コヌフロワ。3位にCofidisのアクセル・ジングルがはいる。

結局、スプリンター対決なんて全くなかったステージとなってしまった。これだけ良いメンバーが逃げると追いつくのは難しい。

 

リザルト

第1ステージ　リザルト

マッズ・ピーダスンのコメント

大変で長い一日だったが、天気も良くなかった。リードがあまりなかったので、離脱は容易ではなかった。

アレックス・キルシュと私は、逃げが正面から離れて運転しているのを見たとき、おしっこをするのをやめたんだ。上に移動しなければならなかったが、ジャンプすることができた。

最初は少し逃げに関わっていたが、あまり多くはしなかった。カンプがリードしていて、中間スプリントまで彼が先に行きたいと思っていたからだ。それを手に入れると、それ以降は激しいレースだった。

プロトンは、追いかけていて、ほとんどメリットを与えなかったので、それは困難だった。

あと2kmで、他の人を攻撃して追いかけることができると思った。しかし、INEOSGrenadiersのルーク・プラップは、私にあまり余裕を与えてくれなかった。私は1マイル半でグループに戻り、スプリントの少し前に回復した。

ボークリンが最後のコーナーの前に攻撃し、残り700メートルで、ギャップを埋めなければならなかった。

そのような状況では、速く運転し、最高のものを期待する以外に何もできない。ギャップを埋めるためにエネルギーを注がなければならなかったにもかかわらず、まだ自分のスプリントを信じていた。

それでも勝つことができると思っていた。難しいことだったが、時間内に閉じて、少し息を吸ってからスプリントに出かけた。チームメイトに感謝したい。

中根英登は47位。

総合

ポイント賞

山岳賞