プリモッシュ・ログリッチは、2016年にスロベニアのAdria MobilコンチネタルチームからTeam LottoNL-Jumboに移籍。
これまで2023年まで契約を結んでいたが、今回2025年まで更に2年の延長契約を発表。これでプリモッシュ・ログリッチはチームに10年滞在することになる。
ログリッチは現在32歳。2025年ということは、35歳までチームにいることになる。
2年延長契約
2021年のログリッチは、まさにジェットコースターのような一年だった。
パリ~ニースで、ステージ3勝をあげて万全の体制で最終日を迎えたが痛恨の落車。肩の脱臼に臀部から大きくパンツが裂けた状態でゴールした。
だが、イツリア・バスクカントリーで、タデイ・ポガチャルを破って復活の総合優勝。ヨナス・ヴィンゲゴーと二人で表彰台に立つという最高の結果で帰ってくる。
ツールでは、第3ステージでまさかの落車。ここから大きく歯車が狂ってしまう。第7ステージではアシストなしでゴールまで走り、翌日DNSとなってしまう。
まさか、2年連続でツールで涙を飲むとは~。だけど、オリンピックの個人タイムトライヤルで異次元のスピードで復活をアピール。更に、ブエルタでは3連覇を飾ることが出来た。
シーズン終盤も、ジロ・デッレミリア優勝、ミラノ~トリノ優勝、イル・ロンバルディア4位で締めくくった。
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来シーズンに向けて、プリモッシュ・ログリッチには死角がない。あとは、不運な落車を避けることだけだろう。
スキージャンパーからの転身で、プロデビューも遅い。35歳となる2025年でも十分にトップレベルで走れる力を持っているはずだ。
これからも続く、タデイ・ポガチャルとの戦いを是非制して貰いたい。時間は十分にあると思う。
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