ロードバイクの情報を発信しています!

ワールドツアーチームがスペインをトレーニングキャンプで選択する理由とは?

海外情報
Photo credit: bobglennan on Visualhunt.com
この記事は約4分で読めます。

12月に入り、各チームはオフを終えた選手達が2022年シーズンに向けてキャンプ地に向かっている。

良く知られているのは、スペインカナリア諸島のマヨルカや、地中海沿岸のアルテア、アリカンテ、カルペなどだ。

昔は、南フランスが使われていたけど、近年はスペインが多い。その理由とはなんだろうか?

 

スポンサーリンク

スペインを選ぶ理由

 

12月に入り、各チームは1月から始まるレースに備えて準備を始める。

今は、各チームを構成するサイクリストを最終的に決定し、新しいキットを発表し、参加するイベントを決定する時期となる。

そのため、多くのワールドツアーチームが、次のキャンペーンのスタート地点としてスペインのコスタブランカを選んでいる。

以前は、南フランス、トスカーナ、リグーリア海岸などが好まれていた。

 

現在、スペイン東部が好まれている理由は

  • 宿泊費が安いという経済的な理由
  • その時期には観光客がいないため道路の安全性が高い

 

という理由から。

また、平坦な地形と丘陵地を持つこの地域の地形は、トレーニングに最適な組み合わせとなっている。

気温は1月の日中は15度程度。これならば、十分に走れる気温だ。

 

各チームのキャンプ地

 

コスタブランカ以外にも、スペインの他の場所を選んだチームもある。

アリカンテからほど近いバレンシアではBikeExchangeが、ベニカシムではAlpecin-Fenix。ジローナではJumbo-VismaとEF Education-Nippoの一部が、そしてマヨルカではIneos Grenadiersが滞在する。

イネオスのベン・スゥィフトは、上記のツイートで、暑すぎて長袖で走っている場合じゃないと言っている。それほど走るには良い場所だ。英国だったら、物凄い厚着をしていないと外に出れないほどなのだから。

 

  • Alpecin-Fenixは、12月1日から10日までベニカシムで開催
  • Astana Qazaqstan Team 、12月6日から20日までアルテアで開催
  • Bahrain Victorious、12月12日よりアルテアにて開催
  • BikeExchangeは、12月11日から13日までバレンシアで開催
  • Total Energiesは、12月7日から17日までカルペで開催。
  • Team DSMは12月9日からジローナで開催。
  • EF Education、2月にカルペで開催。
  • FDJ Nouvelle Aquitaine Futuroscope、12月12日から21日までアリカンテにて開催
  • Intermarché-Wanty、1月14日よりアリカンテで開催
  • Team Jumbo-Vismaは12月13日から21日までジローナで開催
  • Trek-Segafredoは、12月14日からアルテアで開催
  • UAE Team Emirates、1月5日からアリカンテで開催
  • INEOS Grenadiersは、マヨルカ島で開催
  • Deceuninck-Quick-Stepは、カルペで開催

 

ほとんどのチームがスペインでキャンプを行う。Israel Start-Up Nationは、コロンがなくなったので、イスラエルで行っている。

1月最初の、サントス・ダウンアンダーとカデルエヴァンス・オーションロードは中止となったのでワールドツアーレースは2月のUAEツアーからとなる。

 

ただ、ダウンアンダーは世界選手権の前の9月に開催を検討しているけど。

ワールドツアーチームのレースは、スペインのチャレンジ・マヨルカから始まりそうだ。キャンプ地から直接いけるので、便利も良いので多くのチームが参加しそう。

今年は、コロナのために開催期間が延期になってしまったけれど、来年はどうかな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました