12月に入り、各チームはオフを終えた選手達が2022年シーズンに向けてキャンプ地に向かっている。
良く知られているのは、スペインカナリア諸島のマヨルカや、地中海沿岸のアルテア、アリカンテ、カルペなどだ。
スペインを選ぶ理由
12月に入り、各チームは1月から始まるレースに備えて準備を始める。
今は、各チームを構成するサイクリストを最終的に決定し、新しいキットを発表し、参加するイベントを決定する時期となる。
そのため、多くのワールドツアーチームが、次のキャンペーンのスタート地点としてスペインのコスタブランカを選んでいる。
以前は、南フランス、トスカーナ、リグーリア海岸などが好まれていた。
現在、スペイン東部が好まれている理由は
- 宿泊費が安いという経済的な理由
- その時期には観光客がいないため道路の安全性が高い
という理由から。
また、平坦な地形と丘陵地を持つこの地域の地形は、トレーニングに最適な組み合わせとなっている。
気温は1月の日中は15度程度。これならば、十分に走れる気温だ。
各チームのキャンプ地
Getting that pre-season sweat on 😅@swiftybswift underestimating how nice the Mallorcan weather can be at this time of year. You’d think he’d know by now… 🙈 pic.twitter.com/HfTa14BvAE
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) December 8, 2021
コスタブランカ以外にも、スペインの他の場所を選んだチームもある。
アリカンテからほど近いバレンシアではBikeExchangeが、ベニカシムではAlpecin-Fenix。ジローナではJumbo-VismaとEF Education-Nippoの一部が、そしてマヨルカではIneos Grenadiersが滞在する。
イネオスのベン・スゥィフトは、上記のツイートで、暑すぎて長袖で走っている場合じゃないと言っている。それほど走るには良い場所だ。英国だったら、物凄い厚着をしていないと外に出れないほどなのだから。
- Alpecin-Fenixは、12月1日から10日までベニカシムで開催
- Astana Qazaqstan Team 、12月6日から20日までアルテアで開催
- Bahrain Victorious、12月12日よりアルテアにて開催
- BikeExchangeは、12月11日から13日までバレンシアで開催
- Total Energiesは、12月7日から17日までカルペで開催。
- Team DSMは12月9日からジローナで開催。
- EF Education、2月にカルペで開催。
- FDJ Nouvelle Aquitaine Futuroscope、12月12日から21日までアリカンテにて開催
- Intermarché-Wanty、1月14日よりアリカンテで開催
- Team Jumbo-Vismaは12月13日から21日までジローナで開催
- Trek-Segafredoは、12月14日からアルテアで開催
- UAE Team Emirates、1月5日からアリカンテで開催
- INEOS Grenadiersは、マヨルカ島で開催
- Deceuninck-Quick-Stepは、カルペで開催
ほとんどのチームがスペインでキャンプを行う。Israel Start-Up Nationは、コロンがなくなったので、イスラエルで行っている。
1月最初の、サントス・ダウンアンダーとカデルエヴァンス・オーションロードは中止となったのでワールドツアーレースは2月のUAEツアーからとなる。
ただ、ダウンアンダーは世界選手権の前の9月に開催を検討しているけど。
ワールドツアーチームのレースは、スペインのチャレンジ・マヨルカから始まりそうだ。キャンプ地から直接いけるので、便利も良いので多くのチームが参加しそう。
今年は、コロナのために開催期間が延期になってしまったけれど、来年はどうかな。
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