ジュリアン・アラフィリップは、2年連続のアルカンシェル獲得という素晴らしいシーズンとなった。
アラフィリップは、「ジュリアン」という題名の本を出版。その中では、2020年に初めての世界チャンピオンとなってからの苦悩と感情も描かれている。
レインボージャージを着ることで、彼がおかしたミスや意識の変化など、何があったのか語られている。
2020リエージュ~バストーニュ~リエージュのミス
ジュリアンは、2020リエージュ~バストーニュ~リエージュのフニッシュを指摘。勝利を祝うのが早過ぎて、ゴールではプリモッシュ・ログリッチに抜かれてしまう。
さらに、マルク・ヒルシの進路妨害で5位に降格した。
レインボージャージは人にミスをさせる。このジャージを着て走ることを学ばなければならかなった。
私の最大の失敗? 間違いなく、リエージュ~バストーニュ~リエージュでの敗戦だ。
あのジャージを輝かせたいと思いすぎて、ミスをしてしまった。このジャージを着て誰かを失望させてはいけない。
ファンも、チームも、そして自分自身も。来年はこのようなミスをしないように、そして来シーズンもコンプレックスを持たずに自分の力を発揮できるようにしたいと思っている。
1年を振り返る中で、忘れてはいけないシーンの一つとなっている。特に、世界選手権のすぐあとのレースだったのでなおさらだ。
だが、続くブラバンツ・パイルですぐにアルカンシェルの呪いを解いている。
ベルギーとのつながり
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— FLANDERS 2021 (@flanders2021) October 3, 2021
29歳となったジュリアンは、ベルギーの自転車競技と国全体とのつながりについても語っている。
2014年にワールドツアーに参加して以来、パトリック・ルフェーブルのチームでキャリアのすべてを戦ってきた。
ベルギーのチームであるDeceuninck-Quick-Stepのカラーをずっと守ってきたし、ベルギーの大会で最初の成功を収めたから、いつもここでくつろいでいる。ベルギーはいつも僕を歓迎してくれた。
そして、その愛はお互いに通じ合っている。私はベルギーのレースが好きで、フランドル地方のレースも好きだ。
フランスでは、これらのレースのDNAを持つライダーは50人もいないと思う。私はその一人だ。
フランス人でありながら、ベルギー人にも愛されている。表彰式あとの、ベルギー人による歓声は凄かった。
この本が出版されたもう一つの理由は、アラフィリップが自分の感情的な旅を共有したいと考えたからだ。
バイクでの成功だけでなく、長男の誕生や亡き父の死など、バイク以外でも個人的に重要な出来事があったことを、自然な形で語っている。
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