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ジロ・デ・イタリア第7ステージ ジロ3回目のスプリンターステージを制したライダーは?

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Photo credit: ilbria on VisualHunt.com
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ジロ第6ステージでは、予想されていた総合勢が上位に入ってくる展開となった。雨のために実力を発揮できなかった選手もいただろう。

 

ジノ・マーダーはミケル・ランダがリタイヤしたことで、なんとしても勝ちたかった。パリ~ニース第7ステージではゴール手前でプリモッシュ・ログリッチに抜かれてましたしね。

さて、今日は3回目となるスプリンターのための戦い。

最後のゴール付近はまた危険なレイアウトになっている。落車が起こらないと良いのですけどね。

 

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第7ステージ ノタレスコ〜テルモリ 181㎞

コースマップ photo giroditalia

 

イタリア半島の中ほどまで移動したプロトンは、アドリア海岸を南下していく。今日は中継の映像も青空なら綺麗かもしれませんね。

サガンは、2012年のティレーノ〜アドリアティコ の同じコースで勝利。すでにジロ・デ・イタリアではノタレスコを28回訪れている定番のコースだ。

 

第7ステージ photo giroditalia

 

スタートから62.3kmで4級山岳を通過。その後分類のない丘を越えていく。途中のスプリントポイント2箇所は逃げが奪っていくのではないかな。

問題は、ゴール付近のレイアウトだ。

 

ゴールプロフィール photo giroditalia

 

ゴール手前1.5kmには12%の急坂がある。その後も少しずつ登っているので足が削られるコースだ。ただ、ここに至るまでは危ない。

 

ゴールマップ photo giroditalia

 

海岸線を走ってくるまでは良いが、ゴール手前から直轄コーナーが5か所もある。

中央分離帯などがあるのかはわからないが、

の3人が、第5ステージでリタイヤしてしまったことを忘れてはいけない。

しっかりと、選手が事故をしないようにマーシャルは気を付けて貰いたい。サポートカーもだ。ピーター・セリーのように後ろから突っ込まれたやってられない。

 

スタート前

photo Tiz-cycling ストリーミングより 以下同様

 

マリアローザ着用となったアッティラ・ヴァルテル(Groupama-FDJ)。昨日のステージでは29秒遅れにまとめて、ついにトップに。

2020年に開発チームからCCC Teamに昇格して契約。まだ22歳の若者だ。

その実力は本物で、プロ1年目の昨年、ツール・ド・ハンガリー総合優勝。

初めて出たジロで総合27位。厳しい山岳ステージが得意なことは、ここまでのジロのステージを見ているとわかる。

TTもそこそこ速い。どこまで、ジャージが保てるかは未知数だ。リードは12秒ですからね。

 

アッティラ・ヴァルテルといえば、2019世界選手権U23TTでの派手な落車が思い出される。この雨で走ってはねえ~。

 

イタリアということで、エリア・ヴィヴィアーニもインタビューされる。今シーズン1勝はしたけど、その後の勝利はない。地元のジロでなんとしても勝ちたいはず。

 

気温19度。晴れ。第7ステージスタートでの4賞は

  • マリア・ローザ(総合) アッティラ・ヴァルテル(Groupama-FDJ)
  • マリア・チクラミーノ(ポイント賞)  ジャコモ・ニッツォーロ(Team Qhubeka ASSOS)
  • マリア・アッズーラ(山岳賞) ジーノ・マーダー (Bahrain – Victorious)
  • マリア・ビアンカ(新人賞) レムコ・エヴェネプール(Deceuninck-Quick-Step)

アッティラ・ヴァルテルが新人賞もトッブだけど、2位のレムコが着用。新人賞の上位が総合上位を占めるという展開。

てっきり、レムコがマリア・ローザ獲得かと思ってましたけどね。第1週目で着用できる可能性は高い。

 

 

Team Qhubeka ASSOSの総合エース、ドメニコ・ボッツォヴィヴォがDNS。第6ステージで落車してしまい、なんとかゴールしたが走れる状態ではない。

Team Qhubeka ASSOSは、ジャコモ・ニッツォーロのスプリント勝利を狙うしかない。

 

逃げは3人

0kmアタックで116.  GAVAZZI Francesco(フランチェス・コガヴァッツィ)EOLO-Kometaが飛び出す。

 

すぐにイタリアチームの3名の逃げが完成。昨日大変だったので皆お休みだ。

  • 32.  Simon Pellaud(シモン・ペラウド) Androni Giocattoli-Sidermec
  • 66.  Umberto Marengo(ウンベルト・マレンゴ)Bardiani-CSF-Faizanè
  • 116.  GAVAZZI Francesco(フランチェス・コガヴァッツィ)EOLO-Kometa

 

集団はのんびりモードで、ドリース・デポンド、トーマス・デヘント、FDJから二人でて引いている。

 

あっという間に、5分のタイム差。93.1kmにあるスプリントポイントまでは逃がしてくれるかな。

 

4級山岳

3人は4級山岳の登りにはいる。

 

32.  Simon Pellaud(シモン・ペラウド) Androni Giocattoli-Sidermecがアタックして1位通過。

 

集団は、全員でペースで上がっている。ただ、カレブ・ユアンは思いっきり遅れている。4級でもあがれないとは~。

 

集団は1回目のスプリントポイントも関係ないようで、タイム差を2分40秒程度で保っている。

 

ユンボ・ヴィズマのエース、ジョージ・ベネットは昨日の第6ステージでは、エネルギーが空っぽになってしまい遅れたそうだ。

寒いとエネルギー消費も速い。これからの山岳ステージに期待したい。

 

1回目スプリントポイント

先頭は66.  Umberto Marengo(ウンベルト・マレンゴ)Bardiani-CSF-Faizanè。

  1. ウンベルト・マレンゴ Bardiani-CSF-Faizanè
  2. シモン・ペラウド Androni Giocattoli-Sidermec
  3. ランチェス・コガヴァッツィ EOLO-Kometa

 

サガンは、スプリントポイントのために登りもこなして4位通過。だがジロは中間スプリントポイントは少ないのでポイント賞を狙うならばステージ勝利しかない。

 

カレブ・ユアンはしつかりと追いついてきた。隣のエガン・ベルナルと笑いながらしゃべっている。

 

サガンは、サポートカーにボトルを貰ってから、ジャコモ・ニッツォーロと一緒に走っている。タイム差は再び開いて2分12秒ほど。

 

フィリッポ・ガンナは、エリア・ヴィヴィアーニと話をしながら走っている。凄くエリア・ヴィヴィアーニは隣をみて話しかけている。イタリア人同士ですからね。

 

ティム・メルリエは、チームメイトのドリース・デポンドとおしゃべりタイム。

 

2回目のスプリントポイント

ここも先頭は、ウンベルト・マレンゴが1位通過。並びは同じだ。

  1. ウンベルト・マレンゴ Bardiani-CSF-Faizanè
  2. シモン・ペラウド Androni Giocattoli-Sidermec
  3. ランチェス・コガヴァッツィ EOLO-Kometa

 

山岳賞のジーノ・マーダーはヴィクトール・カンペナールツと喋りながら走っている。

 

レムコ・エヴェネプールは、誰ともしゃべらない。寡黙に走っている。昨日マリア・ローザをとっていたら、チームはコントロールしないといけないので逆に良かったかも。

 

アッティラ・ヴァルテルは、マリア・ローザの初日。気分よく走っている。今回FDJは、ティボー・ピノが出場出来なかったが、その穴をしっかりと埋めてくれた。

次の予定レースは決まっていないが、グランツールのエースとしてチームを背負うことも出来るのではないかな。

 

ベルナルは、前のほうでチームメイトに守られて走っている。ガンナは一人だけ後ろで走っている。まあ昨日頑張ったから休憩だろう。

 

残り26.4kmで32秒のタイム差。そろそろ捕まえに行く頃か。ただ、あまり速く捕まえると大変なので、残り10kmくらいだろうか?

 

3人は、実に155kmに渡って逃げ続けた。かなり頑張ったと言って良い。すんなりと吸収されていく。

 

嵐湯幸也は集団先頭で引いている。

 

新城幸也はずっと先頭付近をキープ。あと9.7kmだ。

 

ゴールの3km手前から、ユンボ・ヴィズマが前をずっと引いている。

 

ヒュー・カーシー(EF Education – Nippo)が、メカトラだ。何故か、少しの登りを走れなくなっている。

 

ゴール手前1.5kmの12%勾配で、二人で抜けだした。

 

ダニエル・オス(BORA-hansgrohe)が後ろを確認するがサガンはいない。

 

ダニエル・オスは、そのまま先頭で引き続ける。

 

 

ダニエル・オスの勢いがなくなったところで、フェルナンド・ガビリアがアタックだ。これはロングスプリントになる。

 

フェルナンド・ガビリアの伸びは良かったが、後ろからカレブ・ユアンが先頭で追ってくる。

 

カレブ・ユアンがフェルナンド・ガビリアを抜いた~。

 

後ろからは、ダヴィテ・チモライ(Israel Start-Up Nation)とティム・メルリエ(Alpecin-Fenix)が追い込んでくる。

 

  

だが、カレブ・ユアンの勝利だ~。

これで、カレブ・ユアンは第5ステージに続いてジロ2勝目となった。ラスト1km当たりからは、常に先頭に位置しており周りを良くみていた。

今回は、フェルナンド・ガビリアのロングスプリントにいち早く反応して追走したのが良かった。発射台になったと言ってもいいかも。

足のあるカレブ・ユアンならではの勝ち方だ。ジロを支配するスプリンターとなるか。

 

こちらはハイライト動画

 

こちらはラスト1.5kmからのフル動画

 

リザルト

第7ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  EWAN Caleb Lotto Soudal 100 80 4:42:12
2  CIMOLAI Davide Israel Start-Up Nation 40 50 ,,
3  MERLIER Tim Alpecin-Fenix 20 35 ,,
4  MOSCHETTI Matteo Trek – Segafredo 12 25 ,,
5  PASQUALON Andrea Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 4 18 ,,
6  GAVIRIA Fernando UAE-Team Emirates   15 ,,
7  GROENEWEGEN Dylan Team Jumbo-Visma   12 ,,
8  KANTER Max Team DSM   10 ,,
9  FIORELLI Filippo Bardiani-CSF-Faizanè   8 ,,
10  MOLANO Juan Sebastián UAE-Team Emirates   6 ,,

新城幸也は62位でゴール。

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1  VALTER Attila Groupama – FDJ 20 26:59:18
2 2  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step   0:11
3 3  BERNAL Egan INEOS Grenadiers   0:16
4 4  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech   0:24
5 5  VERVAEKE Louis Alpecin-Fenix   0:25
6 7 ▲1  CARUSO Damiano Bahrain – Victorious   0:39
7 8 ▲1  CICCONE Giulio Trek – Segafredo   0:41
8 9 ▲1  MARTIN Dan Israel Start-Up Nation   0:47
9 10 ▲1  YATES Simon Team BikeExchange   0:49
10 11 ▲1  FORMOLO Davide UAE-Team Emirates   0:55

総合が変わったのは、ヒュー・カーシー(EF Education – Nippo)が、ゴール手前でマシントラブルにより遅れたため。ヒュー・カーシーは総合6位から21位まで落ちてしまう。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 4 ▲3  EWAN Caleb Lotto Soudal 106
2 3 ▲1  MERLIER Tim Alpecin-Fenix 83
3 1 ▼2  NIZZOLO Giacomo Team Qhubeka ASSOS 76
4 2 ▼2  VIVIANI Elia Cofidis, Solutions Crédits 69
5 7 ▲2  CIMOLAI Davide Israel Start-Up Nation 66
6 5 ▼1  SAGAN Peter BORA – hansgrohe 57
7 8 ▲1  GAVIRIA Fernando UAE-Team Emirates 42
8 13 ▲5  MOSCHETTI Matteo Trek – Segafredo 42
9 6 ▼3  TAGLIANI Filippo Androni Giocattoli – Sidermec 39
10 11 ▲1  FIORELLI Filippo Bardiani-CSF-Faizanè 39

ステージ2勝により、カレブ・ユアンがポイント賞トップに。ジロはゴールの50ポイントが大きい。

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 26
2 2  BOUCHARD Geoffrey AG2R Citroën Team 18
3 3  ALBANESE Vincenzo EOLO-Kometa 16
4 4  TAARAMÄE Rein Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 13
5 5  MOHORIČ Matej Bahrain – Victorious 10
6 6  DE MARCHI Alessandro Israel Start-Up Nation 10
7 7  GAVAZZI Francesco EOLO-Kometa 9
8 10 ▲2  PELLAUD Simon Androni Giocattoli – Sidermec 9
9 8 ▼1  BERNAL Egan INEOS Grenadiers 8
10 9 ▼1  RAVANELLI Simone Androni Giocattoli – Sidermec 8

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  VALTER Attila Groupama – FDJ 26:59:18
2 2  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step 0:11
3 3  BERNAL Egan INEOS Grenadiers 0:16
4 4  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 0:24
5 5  MARTÍNEZ Daniel Felipe INEOS Grenadiers 1:06
6 6  FOSS Tobias Team Jumbo-Visma 1:53
7 8 ▲1  HINDLEY Jai Team DSM 3:29
8 7 ▼1  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 3:30
9 9  TEJADA Harold Astana – Premier Tech 4:13
10 10  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 4:49

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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