3Tはグラベルロードながら、重量が9.8kgという超軽量のEXPLORO RACE MAX BOOST Ultralightを発表。
これまで10kg台が最も軽い市販の電動ロードバイクだったが、ついに10kgを切る電動ロードとなった。
3Tは、3T Exploro RaceMaxグラベルロードを昨年デビューさせており、これの電動バイク版と言っても良いだろう。
3T Exploro RaceMaxグラベルロードの重量は8.1kg。今回のUltralightは、9.8kgなので1.7kgしか重量が違わない。
この秘密はなんなのだろうか?
EXPLORO RACE MAX BOOST Ultralight
滑らかな空力設計はそのままに、マーレのebike motion X35リアハブマウントモーターと内部マウント250Whバッテリーシステムの追加により、パフォーマンスが強化されている。
元々、ダウンチューブの幅は75mmあるので、これにバッテリーが内臓されていることは見た目では全くわからない。
グラベルロードといいならがも、エアロを追及しているのでシートチューブもリアホイールに合わせてカットアウトされている。
モーターシステムの制御は簡単で、コントロールボタンの色分けされたライトが電力レベルとバッテリーの残量を教えてくれる。
上部のチューブに取り付けられたiWOCボタンを押してオンにすると、リングLEDが白く点灯。押し続けると、緑が低アシスト、オレンジが中アシスト、赤がフルアシストに変わる。
これはバッテリーレベルインジケーターでもある。
- 白は75〜100パーセントのバッテリー残量
- 緑は75〜50パーセント
- オレンジは50〜25パーセント
- 赤は25パーセント未満
- 赤は10パーセント未満で点滅
内部システムは、ボトムブラケットの下にある前向きの防水ポートを介して充電される。
このポートでは、オプションの208Whエクストラパワー範囲拡張外部バッテリーを特別なケージに接続することも可能。
フロントディレラーはなく、SRAMRedAXSワイド1×12ドライブトレインとなっている。
142 mmの狭いQファクターを備えた3TのTornoTeamは、超軽量だ。
Ultralightは、3T Discussホイール、3T Superergo LTDカーボンハンドルバーで構築される。
EXPLORO RACE MAX BOOST Ultralight spec
- フレーム : ExploroRaceMax-ブースト
- モーター : 最大250Wの自然電力をサポートするMahleebikemotionX35システム
- 電池 : 250w隠しバッテリー、ダウンチューブの下で利用可能なセカンドバッテリー
- ハンドルバー : 3T SuperergoLTDカーボン
- ステム : 3Tアプトステルス
- リアディレーラー : SRAM Red AXS 36TMaxリアディレイラー
- シフト/レバー : Sram Red AXS eTap
- ブレーカー : Sram Red AXS油圧ディスク
- ホイールセット : 3T Discus 45 | 40、タブレス対応
- タイヤ : Panaracer GravelKing TLC 700×38、チューブレス
- サドル : フィジークアリオーネアダプティブ00
出荷は9月とされており、価格は£10,299(約158万円)。ちょっと手が出る値段ではないですね。
この仕様で9.8kgになるのだろうか? まあ発売は9月なので、その頃には詳細がわかるでしょう。
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