Speedplayが2019年にWahooに買収されてから、ペダル販売がどうなるか注目されていた。
だが、Speedplayは、4つのロードペダルをついに発表。
Wahoo Speedplayの範囲は、Nano(チタンスピンドル)、Zero(ステンレス)、Comp(クロモリ)Aero(ステンレス)の4つのペダルで構成される。
メンテナンスが容易になったことと、耐久性が向上。クリートはZeroについては互換性が保たれており、アップデートという形で販売されることになる。
だが、夏にはパワーメーター搭載のPowrLinkZeroも登場するようだ。
Wahoo Speedplay 耐久性とメンテナンスの向上
全体的な形は以前のまま。Wahooと名前が入っている部分だけ見た目が違う。ただ、耐久性を向上させるために、ペダル全体を囲むキャップがついている。
右側が従来のSpeedplay。左側が新型。
以前は、プラスチック製のペダル本体の上部と下部のかなりの部分がクリートと接触していた。だが、新しいデザインでは、ペダル周囲を包む金属プレートがある。
Wahooの英国担当者であるRowleyCliffordは、新しいデザインを「ボトルキャップ」と呼び、古いデザインの「ロリポップ」とは区別している。
メンテナンスフリーに
以前のSpeedplayでは、上の右側の写真のように、ペダル本体の端にグリースボートがあった。
Speedplayグリースガンを使用して、定期的にペダル本体に潤滑剤を強制的に通ノして、反対側から古いグリースを押し出してした。
これが結構面倒な作業だったが、これもメンテナンスフリーとなる。Wahooは、トリプルシールベアリングを使用。
メンテナンスといえば、クリートに定期的にドライ潤滑剤を塗布する程度だ。主に音が鳴ることを防ぐ意味がある程度。
六角レンチで取り外し
Wahooは取付方法を変更。
これまでは、ペダル交換にはペダルレンチが必要だったが、6角レンチスピンドルに変更されている。
6mm使用するNanoを除いて、全てのモデルに8mmのスパナが付属している。どちらが良いかは、ユーザーの使い方にもよるだろう。
クリートについては、以前の黄色から黒になっている。様々なカラーのオプションはなくなってしまった。
クリートの互換性については、古いZEROのモデルはそのまま使える。
標準では53mmのスピンドルがついているが、ZEROモデルの場合には、56、59、65mmのスピンドル長オプションを提供している。
50mmのスピンドルオプションはなくなっている。
上の比較表を見てもわかるように、NANOとZEROとCOMPの形は一緒だ。
シリーズ最軽量のNANO
- スピンドル : チタン
- Q FACTOR : 53mm
- 重量 : 168g
- 価格 : 45,000円
ZEROは、以前のモデルでも最も人気のあった製品。クリートについては下位互換がある。
- スピンドル : ステンレス
- Q FACTOR : 53mm
- 重量 : 222g
- 価格 : 25,000円
- スピンドル : クロモリ
- Q FACTOR : 53mm
- 重量 : 232g
- 価格 : 19,000円
片面にカバーがついており、クリートと一体化して空気抵抗を高めてくれる。
- スピンドル : ステンレス
- Q FACTOR : 53mm
- 重量 : 224g
- 価格 : 32,000円
耐久性向上とメンテナンスフリー以外では、両面が使えること、フロート調整、スタックの高さについては変更されていない。
PowrLinkZeroについて
パワーメーター搭載のPowerlink Zeroの詳細は、ペダルにステンレス鋼のスピンドルがあり、重量が276 gであることだけがわかっている。
これは、SpeedplayZeroよりもわずか54g多いだけだ。
Wahooは、精度、バッテリー寿命、または充電方法に関する情報を提供していない。画像からわかることは、電子機器はペダルスレッドの隣のスピンドル周りに収容されるようだ。
Wahooによると、ステンレススチール製のアクスルが付属する。また、SpeedplayのStandard Tensionクリートを使用する。
これについて詳細は、夏まで待たないといけないようだ。
スピードプレイを使っているユーザーとしては、今回の発表は待ち遠しかった。これで現在持っているペダルが壊れた場合には、新しく買うという選択肢も出来て良かったと思う。
既存のSpeedplayのクリートなどについては、情報がわかれば追記しますが、在庫がある内に予備を買っておいたほうが良さそうですね。
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