Quintana Rooは1984年以来一貫してトライアスロン専門のバイクを作り続けてきたブランド。
2020年、同社初のエアロロードSRfiveが登場。
今回はエアロロードSRfiveをさらにスリム化させて空力性能をアップさせたSRsixエアロロードバイクを登場させた。
Cervélo、Specialized&Canyonのエアロロードバイクよりも、風洞実験の結果は良いと報告されており、相当空力的に改善されているようだ。
SRsixエアロロードバイク
アメリカンバイクブランドQuintanaRooの新しいUCI承認エアロロードバイクは、新しいフォークでわずかにスリムなシルエットになり、昨年のSRfiveと比較して速度を犠牲にすることなく重量を削減している。
フレームは、最近のエアロフレームと同様の特徴を備えている。ドロップシートステイにシートチューブも切り取られたデザイン。
風洞実験の結果だが、比較されたバイクは現在の最速といわれるエアロバイクだ。
ただ、一番上のTroditionalバイクは非エアロバイク。比較のためにテストバイクに入れられている。
- Troditional round-tubed rood bike
- Cervelo S5
- Specialized SWorks SL7
- Canyon Aeroad CF SLX
- Quintana Roo SRseries
Quintana Roo SRseriesの、結果は正面からの風の場合には最も空気抵抗が低いとされている。風洞実験の場合には、固定された風での結果だが、それでも数値的に優れているのは凄いことだ。
ここで完全な風洞レポートのデータとプロトコルをを見ることが出来る。
新しいQuintanaRoo SRsixは、ハンガー、ボトルボルト、フレームインサートを含んで995gの軽量カーボンフレームとなっている。
フルカーボンテーパードステアラーフォークは425g。
これは、昨年のSRfive(フレーム1175g /フォーク 485g)から240g重量を削減している。
フレームとフォークはどちらも、快適さとコントロールを最大化するために、最大700 x32mmのタイヤクリアランスを確保している。
SRsixフレームには、モジュラーFSA ACRヘッドセットシステムを介して、機械式または電子式のシフト油圧式ディスクブレーキグループセットと連携する。
ケーブルは、完全に内部ケーブルルーティングとなっている。
フレームは、T47スレッドボトムブラケット、隠しウェッジスタイルクランプ付きの独自のエアロシートポスト(20mmオフセットが利用可能)を使用。
フラットマウントディスクブレーキ、および12mmスルーアクスルを備えている。
フレームは、アジアで製造されているが、テネシー州チャタヌーガのABG工場でフレーム塗装される。SRsixは12色と7つのデカールオプションから選択可能だ。
フレームについては生涯保証となっている。
機械式Shimano UltegraグループセットとDTSwiss E1800ホイールを備えた5084ドル(約54万円)から、複数のビルドが選択可能。
ビルドのカスタマイズオプションには、ワンピースのVisionコックピットとローターパワーメータークランクが含まれる。
Dura-AceDi2とカーボンZipp404NSWチューブレスホイールを使用したトップスペックとなると 10,950ドル(約116万円)となる。
購入は、米国のQuintana Rooから直接消費者向けに、またはグローバル小売店を通じて特別注文で入手可能。
SRsixは、箱から出して90%組み立てられた状態で配送される。
Dura-Ace Di2の場合のスペック
フォーク | QRカーボンエアロ |
ヘッドセット | FSA |
ステム | Vision Metron5D統合カーボンACR ** |
ハンドルバー | Vision Metron5D統合カーボンACR * |
シートポスト | QRカーボンエアロ、20mmオフセット** |
サドル | Prologo Scratch 2 PAS Triox 134 |
シフター | Dura-Ace R9170 Di2 |
フロントディレイラー | Dura-Ace Di2 R9070 |
リアディレイラー | Dura-Ace R91070 Di2 |
ディスクローター | Shimano RT900 160mm |
クランクセット | Dura-Ace R910052 / 36 |
ボトムブラケット | プラクシスT47 |
Dura-Ace仕様の場合には、ホイールは5種類から選択可能。
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