Lotto Soudalのジョナサン・ディッベン(DIBBEN Jonathan)が26歳の若さで引退を表明。
初めてのグランドツアーとなるジロ・デ・イタリアが最後のレースとなってしまった。
まだ、走れるのに引退とは勿体ないことだ。
2016年世界選手権トラックチャンピオン
世界選手権U23ロードで9位、2014年世界選手権TTで6位、フランダースのU23ツアーで2位でフィニッシュ。
2015年からチームウィギンズに所属。2016UCI世界選手権トラックのポイントレースで世界チャンピオンとなっている。
2016年8月よりCannondale-Drapac Pro Cycling Teamでトレーニーとして走るが、2017年シーズン契約したのはチームスカイ。
2017年シーズンはツアー・オブ・カリフォルリアの個人TTで優勝を飾り、順調なシーズンを送っていた。
だが、2018年序盤より上手く走れず7月から上向いた時に、Ride Londonで落車。
その後、成績は振るわず2018年末でスカイとの契約は打ち切られた。
5月よりMadison Genesisのコンチネンタルチームでイギリス国内のレースを主に走ることに。
イギリスのレースはフルガスで最初の丘で一気に30人に人数が減るほど激しい。だが、ヨーロッパでトップチームでプロとして走っていた選手だ。
9月のツアーオブブリテンの終わりにMadison Genesisが存在しなくなるというニュースは多くの人にとって驚きだったが、ジョナサン・ディッベンは2019年のシーズンに後悔はない。
2020年からは、Lotto Soudalで再びワールドツアーチームで走ることになった。
引退について
.@JonDibben1 announced his retirement today.
His best cycling moment.
“It was more than likely my last race…I was at the @giroditalia finishing in Sestriere…I dropped off the back of the grupetto…in the sunset, snowy mountains its a moment I savored” @Lotto_Soudal pic.twitter.com/GK0Y3SgccJ
— PodCrash (@PodCrashPod) December 11, 2020
彼の最後のレースであるジロ・デ・イタリアについて、ジョナサン・ディッベンは次のように述べている。
最後のロードステージでセストリエーレに到着した。10月末だったので、ブルーバードの空があり、6時間の走行を終えた。
太陽がほぼ沈む日、2,000メートルの高さで道路脇に雪が降っていた。タイムカットしたことはわかっていたので、グルペットの後ろから一人で降りた。
日没の雪山で最後の数分間、「これはおそらく私の最後のレースだろう」と思って乗っていた。
タイムトライアルでの最後のレースはあっという間に終わった。おそらく、レースやバイクで私が味わった数少ない瞬間の1つです。
ジョナサン・ディッベンの将来計画は、まだない。サイクリングの世界に短期的に関わりたいと思っているがわからない。
プロチームからもオファーがなかったのだろうか。26歳と若いのに引退となる厳しい世界だ。
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