ツール・ド・フランス初日のクラッシュによる骨折したライダーは増えるばかりだ。
ラスト3kmで発生した大落車では、多くのライダーが被害を受けている。バーレーン・マクラーレンのワウト・プールスもその一人だ。
肋骨骨折に肺に数か所の損傷があるという。ゴール出来るのかと思っていたら、25分遅れでなんとかゴール。
チームメイトを気遣う
ワウト・プールスはインスタグラムで、破れたジャージも公開している。落車のひどさが分かる惨状だ。
インスタでは、同じく落車して大腿骨骨折したチームメイトのラファエル・バルスを気遣っている。
ワウト・プールスは昨年のツールでは最後まで山岳で残って、エガン・ベルナルをアシスト。ミカウ・クウィアトコウスキーの山岳でのアシスト欠如をカバーする活躍を見せていた。
今シーズンは、バーレーン・マクラーレンでミケル・ランダと並んでエースとして活躍するはずだったが、調子は上がってこない。更に今回のツールで骨折を抱えたまま走るのは心配だ。
少しずつ回復はするだろうが、山岳でのアシストは期待出来ないのではないだろうか。
負傷者リスト
あまりにも後から後から、負傷者が増えるのでここまでのリストを紹介。
- ウィリアム・ボネ(Groupama-FDJ) 右肩と左側の痛み
- ダヴィ・ゴデュ(Groupama-FDJ)- 仙骨の打撲
- ルディ・モラール(Groupama-FDJ) 膝の怪我
- ティボー・ピノ(Groupama-FDJ) 膝の痛みと右肩の痛み
- ジョン・デゲンコルプ(Lotto Soudal) 膝の損傷・タイムオーバー
- フィリップ・ジルベール(Lotto Soudal) 膝蓋骨骨折
- ダビ・デラクルス(UAE) 仙骨骨折
- ライアン・ギボンズ(NTT Pro Cycling)仙骨骨折
- ドメニコ・ポッツヴィーヴォ(NTT Pro Cycling) 肘の骨折
- アンドレ・グレイペル(Israel Start-Up Nation)膝を4針
- ベン・ヘルマンス(Israel Start-Up Nation)手首の関節の損傷と深刻な擦り傷
- ニルス・ポリッツ(Israel Start-Up Nation)背中の痛み
- ミゲルアンヘル・ロペス(Astana)擦り傷、軽度の擦過傷
- ラファエル・パレス(BORA – hansgrohe )大腿骨骨折
- ワウト・プールス(BORA – hansgrohe )肋骨骨折と肺の損傷
- パヴェル・シヴァコフ (INEOS Grenadiers) 膝と股関節の損傷
Groupama-FDJは、エースのティボー・ピノ以下7名が落車しており、満身創痍の状態だ。Lotto Soudalは二人が去っておりカレブ・ユアンのスプリントトレインも組めないのではないか?
各チームとも厳しい。第3ステージをスタートしない選手がいなければ良いのですが。
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