2019世界選手権個人タイムトライヤルで2連覇を達成したローハン・デニスの移籍発表がそろそろされるらしい。
バーレーン・メリダから世界選手権の前に解雇されていたローハン・デニス。
当初は10月中旬に発表と言われていたのが伸びに伸びている。
移籍チームではバイク問題はOKなのか?
ローハン・デニスはバーレーン・メリダが使用している、バイク装備とスキンスーツが気に入らなかったと言われている。
彼自身が神経質で完璧主義者であるため、少しのことでも許せない性格であることは若い頃からだったようだ。
バイクやスキンスーツの性能なんて、何十秒も変わるものではない。
例えば仮に、黒塗りのメリダのバイクや他のタイムトライヤルバイクに、これはBMCのタイムトライヤルバイクだよ、と言ってデニスに乗って貰ったならば、多分それでも彼は勝ってしまうだろう。
現に2019年世界選手権のバイクも2018年のTTバイクと変わっていないのだから。
まあ、バイクや装備の問題というよりも、やはり大きな部分なチームとの確執もあったのではないかと考えられる。
デニスの4年計画
ローハン・デニス自身、2016年のリオデジャネイロオリンピックから4年計画でタイムトライヤルの能力を飛躍的に向上させた。
リオオリンピックで5位だったTTの順位は、東京では間違いなく金メダルを狙える力がついているのは間違いない。
そして、彼自身の能力の開発はタイムトライヤルだけではない。山岳での力も十分に上がっているのだ。
まず、2018年のジロ・デ・イタリアでは初日のタイムトライヤルこそ、トム・デュムランに2秒差で敗れたが、それから第5ステージまでマリアローザを着続けて、総合16位でゴールしている。
そして、自分自身も驚いた2019年ツール・ド・スイスでの総合2位。1位のエガン・ベルナルとは19秒の差でしかない。
山岳さえこなせれば、TTでは優位に立てるので総合での順位も上がるのは当然のことだ。
ローハン・デニスの4年計画も、東京オリンピックで金メダルを取れば完成することになる。
そして当然、世界選手権も狙ってくるだろう。それこそ3連覇をかけてだ。
当然、TT能力を生かしての総合系ライダーとしての転身ではないだろうか。ツール・ド・フランスの前哨戦としてツール・ド・スイスで総合2位となったローハン・デニスは、バーレーン・メリダでもグランツールで総合を狙いたかったのではないだろうか?
ローハン・デニスがチームイネオスで総合系ライダーとして走れるのか、どうかはわからない。だが、手厚いアシストで山岳をこなせるならば全く無理な話ではないかもしれない。
まあ、そろそろ発表ということなのでローハン・デニスの出場するレースについてどうなるのか興味を持って楽しみにしておきたい。
あっ、その前に移籍チーム発表でしたね(^^;
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