2026 世界選手権ロード前に、カナダのケベック州ブロモンを拠点に調整していたベルギー代表。
そこでDecathlon CMA CGM Teamのティシュ・ベノートとPinarello Q36.5 Pro Cycling Teamのクインテン・ヘルマンスが、思わぬトラブルに巻き込まれていた。
アメリカとの国境を越えてトレーニングをしようとした2人。しかし、必要な入国許可の手続きを済ませていなかったため、国境で数時間にわたって足止めされることになった。
この出来事を明かしたのは、ベルギー代表のアレック・セガールト。ポッドキャスト『Vals Plat』で、世界選手権前の珍しいエピソードを語っている。
アメリカへ向かったベノートとヘルマンス
世界選手権ロードの開催地モントリオールから近いブロモンを拠点にしていたベルギー代表。ティシュ・ベノートとクイントン・ヘルマンスは、練習のためにアメリカまで足を延ばすことを思いついた。
ところが、2人は自転車でアメリカへ入国する際にも、ESTAによる渡航認証が必要であることを見落としていた。
国境の係官は、必要な手続きを済ませていない2人を通過させなかった。アレック・セガールトによると、係官はこの状況を快く思っていなかったという。
国境で2〜3時間、カルテルとの関係まで確認
Hermans en Benoot werden vastgehouden in Amerikaanse grenspost: ‘Moesten controleren of ze geen lid waren van een kartel’ https://t.co/op11xTuSWp pic.twitter.com/tnrBP7fDFO
— Wieler Revue (@wielerrevue) October 1, 2026
2人が足止めされたのは、車の往来も少ない小さな国境検問所だった。
セガールトは、2人が書類の記入などのために2〜3時間ほど拘束されたと説明。結局、自転車でアメリカへ入ることは認められず、カナダへ引き返すことになった。
さらに、セガールトは係官が2人について、カルテルのメンバーではないかどうかまで確認する必要があったと語っている。
もちろん、2人が実際にカルテルと関係していたわけではない。入国審査の過程で確認が行われたという、セガールトが明かしたエピソードだ。
ベノートは「メキシコが見えていた」と冗談

Image generated by Midjourney
思わぬ足止めに遭ったベノートとヘルマンスだが、最終的にはこの出来事を笑い話にしていたようだ。
ベノートはStravaに、問題となったライドを「メキシコがもう見えていた」という意味のタイトルで記録した。
カナダからアメリカへ向かったはずが、メキシコまで見えていたという冗談だ。
世界選手権に向けた調整中に起きた、思いがけない国境トラブル。ベルギー代表の準備期間では、レースとは別のところで忘れられない出来事となった。



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