2026 ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージで落車し、左鎖骨骨折、頸椎の骨折、脳震盪などの負傷を負ったタデイ・ポガチャル。
その後、鎖骨の手術を受け、2026年シーズン終了を余儀なくされた。これにより、9月27日にモントリオールで行われる世界選手権での3連覇も消滅。
ところが9月15日、ポガチャルはInstagramを更新。
そこには、なんと早くも室内トレーナーで自転車を漕ぐ姿が映っていた。
鎖骨手術からわずか17日 ローラーに復帰
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「もう自転車に乗っているのか?」
タデイ・ポガチャルのInstagramを見たファンなら、そう思ったのではないだろうか。
9月15日にポガチャルが公開した動画には、ブエルタ・ア・エスパーニャでの落車から約17日後、室内トレーナーでペダルを回す姿が映っている。
使っているのはMyWhooshだ。
ポガチャル自身も「初めて自転車に戻った。鎖骨は強く、頭も強い。そして心拍数も高くなった。とても幸せだ」という趣旨のコメントを添えている。
もちろん、これはレース復帰を意味するものではない。
あくまで回復過程における室内でのトレーニングであり、本人も「一歩ずつ進めながら、来季に向けて徐々に戻していく」と説明している。
現時点で2026年中のレース復帰を示す発言はない。今はね。たぶんね。
鎖骨にはまだ手術の跡

Image generated by Midjourney
Instagramの投稿では、ポガチャルが入院中から手術後までを振り返る写真も公開。
鎖骨の手術部分にはかなり目立つ傷跡が残っており、何針も縫合されたことが分かる。
それでも、以前の写真で見られたような腕のスリングはなく、顔にあった傷もかなり目立たなくなっている。
もちろん、見た目の回復と骨や頸椎の回復は別問題だ。
ポガチャルは鎖骨だけでなく、頸椎の骨折と脳震盪も負っている。そのため、今回のローラー復帰を「レース復帰が近い」と受け取ることはできない。
それでも、事故からわずか2週間余りで自転車に戻った姿には、本人の回復への意欲が表れている。
世界選手権には応援に行く予定だった
もう一つ気になるのが、モントリオール世界選手権だ。
ポガチャル自身は出場できないものの、9月11日時点では、世界王者のジャージを着てモントリオールに行き、スロベニア代表を応援する予定と報じられていた。
特にパートナーであるウルシガ・ジガードもスロベニア代表に選出されていたため、2人でカナダへ向かう可能性もあった。
ところが、その計画にも思わぬ変化が起きた。
ウルシガ・ジガード、またしても顎を骨折
All focus on recovery for Urška. 💙
Following her crash, further examinations have revealed a new fracture of the jaw.
With it being a repeated fracture, her 2026 season is likely to come to an early end.Take all the time you need. 🇸🇮🫶🏻#AGInsuranceSoudal | @urskazigart pic.twitter.com/m0FM1ZVbow
— AG Insurance – Soudal Pro Cycling Team (@agsoudal) September 13, 2026
ジガートは6月のツール・ド・スイスで顎を骨折。
その後復帰し、8月のツール・ド・フランス・ファムにも出場。さらに9月のFaun Tourでは、落車するまで総合3位につけるなど、再び調子を上げていた。
しかし第3ステージで再び落車。
検査の結果、同じ顎を再び骨折していたことが判明した。
チームは、再発した骨折であることから、2026年シーズンが早期終了する可能性が高いと発表。もちろん、モントリオール世界選手権にも出場できなくなった。
こうなると、ポガチャルにとってもモントリオールへ行く意味は大きく変わってくる。
当初は「自分は走れないが、ジガートを含むスロベニア代表を応援する」という選択肢があった。
しかし、ジガートも欠場。
2人ともモントリオールのレースを走らないことになっただけでなく、カナダ遠征そのものもなくなる可能性が出てきた。
現時点でポガチャル本人が「カナダには行かない」と明言したわけではないため、ここは断定できない。ただ、当初予定されていた理由が一つ減ったことは確かである。
そしてポガチャルは、もう漕いでいる

Image generated by Midjourney
そんな状況の中で公開された今回の動画。
画面の中のポガチャルは、まだ完全復活とは程遠い。しかし、もうローラーを漕いでいる。
2026年の世界選手権も、欧州選手権も、イル・ロンバルディアも失ったポガチャル。今季はもうレースを走らず、2027年に向けて完全回復を目指すというのが現在の見通しだ。
それでも、元世界王者がローラーの上で黙々とペダルを回す姿を見ると、どうしても一つの疑問が浮かんでくる。
「……まさか、もうレースに出ないよね?」
さすがに今季の復帰を期待する段階ではない。ただ、ポガチャルが自転車に戻った。
それだけで、2027年シーズンへのカウントダウンが、少しだけ早く始まったようにも見える。





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