ツール・ド・フランスを4度制したクリス・フルームは、静かに引退。
フルームはSkodaのブランドアンバサダーとしてツール・ド・フランスの会場で姿を見せていた。
今回、アダム・ブライスのインタビューに応じ、自身の全盛期の出力データと現在のタデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates – XRG)のパフォーマンスを比較して語っている。
フルームのピーク時の数値は現在では?
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フルームは具体的な数値こそ明かさなかったものの、かつての自身の走りとの圧倒的な差について言及した。
「自分が約10分間出していたパワーを、現在のタデイは40分以上出し続けている」と語り、現代のトップ選手が叩き出すパワーの持続時間に驚きを示した。
その明確な例として挙げられたのが、2026年ツール・ド・フランスのアルプ・デュエズでのポガチャルの走りだ。
ポガチャルは先行する逃げ集団から3分以上遅れて登坂を開始しながらも即座にアタックを仕掛けた。
残り2kmを切った地点でレニー・マルティネス(Bahrain Victorious)とリチャル・カラパス(EF Education – EasyPost)を捉えた。
記録された登坂タイム35分27秒は、マルコ・パンターニが保持していた従来の最高記録を1分以上更新するものだった。
2013年、2015年、2016年、2017年のツール・ド・フランスを制覇したフルームは、機材やトレーニング法が進化した現代の集団の中で自身が走った場合の比較について、「すべてが大きく変わり、基準そのものが動いた」と。
さらに「自分が7から8年前に出していたパワー数値では、現在のレースではトップ20に入るのが精一杯だろう」と、タイムやデータの観測に基づいた分析を展開した。
また、レースを外から見守る現在の心境について問われると、
「非常に素晴らしい気分だ。1秒たりともあの場所に戻りたいとは思わない。自分のキャリアには感謝しているが、いま現場にいないことに安堵している」と答えている。
進化のスピード
Image generated by Midjourney
かつてGroupama – FDJ Unitedのギヨーム・マルタンがランス・アームストロングよりも速いスピードで上がったのに勝てないと言っていた。
そして、フルームが全盛期のパワーでも、現在ではトップ20にも入らないとは衝撃の証言だ。
まだ、ほんと7年くらい前の話だけど、それほど違うのだから、フルームが事故後にトップコンデションに戻れたとしてもトップに返り咲きは無理だったということになる。
フルームは、事故から3年後に、2022 ツール・ド・フランス第12ステージのクイーンステージで3位に入ったのが最高の成績だった。
その後も、アシストをしながらレース活動を継続したけれど、王者として君臨していたのに、若手のために頑張る。
中々できることではないと思うけれど、本人もトップに戻れないことはわかっていたはずだ。








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