Decathlonといえばコストパフォーマンスが良いバイクという印象だった。
だが、誰もがそう目を疑うような、SF映画から飛び出してきたようなバイクが発表された。 その名はVan Rysel FTP²(Forward To Performance Squared)。
Decathlon CMA CGM Teamへの機材供給でワールドツアーでも勝利を重ねているVan Ryselが、今度は未来を設計している。
しかし、このFTP²は単にかっこいいだけのディスプレイ用モデルではない。そこには明確な開発の目的がある。
FTP²(Forward To Performance Squared)
この投稿をInstagramで見る
とにかくぶっ飛んでいる。コンセプトバイクなので市販されることはないのだろうけどフレームのデザインから出せるスピードまで未来形。
アクティブ・エアロダイナミクス(Active Morphing)という機能があって、 速度や状況に応じて、バイクのパーツが自動的に変形・移動し、空気抵抗を最適化するという。
F1のDRSのようなシステムをさらに進化させたものでロボットの世界か。
この投稿をInstagramで見る
ダウンチューブもシートステイもない極めて斬新なフレーム構造に、モーターとバッテリーが完全に統合。
ステムやハンドル周りも完全に統合され、デジタルツイン技術(仮想空間でのシミュレーション)を駆使して設計されているという。
Van Ryselはこのプロジェクトを実験室と位置づけている。 今すぐに量産はできなくても、10年〜15年後のスタンダードになるかもしれない技術を、制約なしで詰め込んだのがFTP²という訳だ。
特に可変エアロや新素材の使用は、将来的にUCIのルールが変わったり、技術がブレイクスルーした際に、すぐさま市販車に落とし込むための先行投資と言える。
- フレーム&フォーク:FTP²カーボン
- 重量: 15kg (Mサイズ)
- 電動アシスト:Mahle M40
- ドライブトレイン: SRAM Red AXS / Praxis カーボンクランク
- ホイール:SWISS SIDE Hadron3 850
- コックピット: AXS / MAHLE / シュー締め付けコントロールを統合した FTP² Carbon
- サドル: Fizik Argo Vento 00 Adaptive
FTP² コンセプトシューズ
この投稿をInstagramで見る
これもぶっ飛んでいる。シューズがペダルになっている??
シューズはもはやペダルにクリップで固定されるのではなく、それ自体がペダルとなる。このコンセプトはハブ(軸)をカーボンソール内部に直接統合。
この背骨が機構を収容し、中間層(クリート、ペダル本体、金属ネジ、インサート)を全て排除している。
その結果、より直接的なパワー伝達と足から軸までの距離の大幅な短縮が実現され、エネルギー損失を最小限に抑える。
これで足が回せるんだろうか。まあ、面白い。公式サイトではヘルメット、スキンスーツも変わったものがデザインされている。


コメント