2025 クールネ〜ブリュッセル〜クールネでは、ゴール手前からAlpecin-Deceuninckがレースを支配。
最後は、ジョナス・リカールト、カーデン・グローブスからジャスパー・フィリップセンが完璧なタイミングで発射された。
みていた時には、ジャスパー・フィリップセンは早くから仕掛けているなあと思っていたけれどリプレイでみるとリードアウトしたカーデン・グローブスだった。
それだけカーデン・グローブスは長くリードアウトしていた。
よほど嬉しかったのか、カーデン・グローブスはジャスパー・フィリップセンが勝利する前から後ろでガッツポーズを繰り返した。しかし、この行為は~。
カーデン・グローブスにイエローカード
Kuurne-Bruxelles-Kuurne – Kaden Groves prend un carton jaune… pour avoir célébré #KBK25 #KBK #Groves #Philipsen #UCI #CartonJaune https://t.co/pY109uMUrs
— Cyclism’Actu (@cyclismactu) March 2, 2025
カーデン・グローブスは一度だけなく、何度かガッツポーズを繰り返したので、さすがにイエローカードが出てしまった。
さらにステージ10位から集団最後尾の57位に降格。
2025年1月1日からのUCI 規則では、以下の行為を禁止
- スプリント中に減速することを決断し、それによって他のライダーを危険にさらすライダー
- 故意に他のライダーのスプリントラインを維持する
- 集団内で応援する
- 無線で通信する
- 集団内にいながらハンドルから手を離す
今回のカーデン・グローブスは、後ろで手を離して応援したからイエローカードとなった。
しかし、人間の心から湧き出る感情をアドレナリンがあふれ出している状況で抑えるのは難しい。なんか、面白くないルールだ。
さらにイエローカードをくり返すと以下のルールが適用される。
- 1日のレースまたはステージレースで2枚のイエローカード:失格+7日間の出場停止(最後のイエローカードの1日後からスタート)
- 30日間にイエローカード3枚:14日間の出場停止(最後のイエローカードの翌日から起算)
- 1年間にイエローカード6枚:30日間の出場停止(最後のイエローカードの翌日から起算)
罰金については
- 違反の深刻さに応じて、100スイスフラン(約1万7千円)から500スイスフラン(約8万6千円)
- 違反したライダーは、グループ最下位に降格
- イエローカードを受ける可能性
- 違反ライダーは山岳または、ポイントの25%のペナルティ
カーデン・グローブスの罰金についてはまだわかっていない。
今回のレースでは、2023・2024 ブエルタ・ア・エスパーニャのポイント賞ジャージ獲得のスプリンターが、2023 ツール・ド・フランスのポイント賞ジャージを引っ張るのだから豪華リレーだ。
ジャスパー・フィリップセンの話しでは、カーデン・グローブスも2025 ツール・ド・フランスに出場するという。
こうなると、マチュー・ファンデルプール、カーデン・グローブス、ジャスパー・フィリップセンという超豪華リードアウトトレインとなる。
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