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昏睡状態から復帰したミラン・ファーダーがTeam Visma | Lease a BikeからQ36.5 Pro Cycling Teamに乗り換える

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Jan VašekによるPixabayからの画像
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Team Visma | Lease a Bikeのミラン・ファーダーが移籍だ。

ワールドチームからプロチームであるQ36.5 Pro Cycling Teamに移籍となる。本人としては、Team Visma | Lease a Bikeにいるよりも、自分の資質がいかせると考えているようだ。

確かに、綺羅星のごとくライダーが揃っているTeam Visma | Lease a Bikeでは自分がリーダーとなれるレースは少ない。

 

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2026年末までの2年契約

 

ミラン・ファーダーはもともとマウンテンバイクの出身。2度のオランダエリートチャンピオンに輝き、2019ヨーロッパ選手権マウンテンバイククロスカントリーで銅メダルを獲得。

2020年にはオリンピックMTBクロスカントリーワールドカップで総合2位となり、 東京オリンピックでは、MTBクロスカントリーレースで10位となっていた。

2022年にJumbo-Vismaに加入。だが、2022 イツリア・バスクカントリー第5ステージでガードレースを越えてしまった。

脊椎1か所、肋骨8本、肩、鎖骨、眼窩、頬骨を骨折したほか、頸動脈が破裂し、肺に穴が開く大事故。彼は12日間人工的に昏睡状態に置かれた。重症だ。

 

だが、5か月後CROレースで復帰を果たしている。ちゃんと救ってくれた病院を訪ねているのが義理堅い。

 

2023年ツアー・オブ・スロベニアで総合3位となったあとに、ツアー・オブ・広西第4ステージ、クイーンステージでプロ初勝利をあげた。

この時には、ヒュー・カーシー、フェリックス・グロスチャートナー、イーサン・ヘイター、ティム・ウェレンス、マッテオ・ヨルゲルソンを置き去りにする爆発的なアタックを見せている。

そのままリードを守って総合優勝も飾る。

 

だが、2024年ミラン・ファーダーにチャンスは訪れない。あまりにも強いリーダーがチームに沢山いるからだ。5月にはチームから考えが違うと言われている。

一日中先頭に立つ召使いの仕事は、彼の資質を無駄にするだろうとチームは考えたのだ。勿体ないということだ。たまにはレベルを下げてドライブするのも悪くないかもしれない。

彼が先頭に立つチャンスを得るのは他チームしかない。

 

ミラン・ファーダーのコメント

Q36.5 Pro Cycling Teamに参加できて本当にやる気がある。 チームを見てみると、前進的な動きがあるし、機材も素晴らしいし、超プロフェッショナルに見える。

自分のチャンスが増えることをとても楽しみにしている。 僕には爆発的なスプリントがあるし、短い距離のレースで上り坂のあるフィニッシュも得意なんだ。

そういうレースは私にとても合っているし、昨年のツアー・オブ・広西でそれを証明した。 レースで勝つという自分が本当に望んでいることを達成するために、より多くのチャンスと自由を得られると信じている。

私はクロスカントリー・マウンテンバイクで大きな成功を収め、これからもそれを愛し続けるだろうが、ロード・サイクリングを心から楽しむようになった。

私はこの種目で自分の居場所を見つけたし、残りのキャリアもこのままでいいと思う。

ここ数年、ロード・サイクリングで重要なステップを踏んできたけれど、戦術など、まだ改善できる部分がたくさんあると感じている。

私はある種の上りスプリンターだと言える。 上りフィニッシュで5分以内の上りは得意なんだ。 フレッシュワロンヌのようなレースでは、本当にうまくやれると思う。

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