2024 ツアー・オブ・広西 第1ステージ　中国の開幕ステージを制したのは?

2017年に初開催されたツアー・オブ・広西。グリー・ツアー・オブ・グワンシーとも呼ばれている。Gree-Tour of Guangxi(2.UWT)

コロナにより3年間開催されていなかったが、4年振りに昨年ワールドツアーで開催された。

 

過去の優勝者

• 2023   ミラン・ファーダー
  
• 2019　エンリク・マス
• 2018　ジャンニ・モスコン
• 2017　ティム・ウェレンス

 

第1ステージ　防城港市～防城港市　149.4km

 

人口約72万人の防城港市で35kmを4周するレースが開催される。このサーキットには3つの短い登りが含まれている。ゴールまで残り16kmの最後の坂は1km、勾配6.7%。

 

1. 残り3周　スプリントポイント
2. 残り2周
3. 残り1周　ボーナススプリント

 

注目のライダーは

• Team Visma | Lease a Bike　ミラン・ファーダー、クーン・ボウマン、ペール・ストランド・ハーゲネス
• Arkéa – B&B Hotels　ユエン・コスティウ、マティス・ルーヴェル
• Astana Qazaqstan Team　アレクセイ・ルツェンコ、マックス・カンター、ロレンツォ・フォルトゥナート
• Bahrain Victorious　トースタイン・トレーエン
• Cofidis　ミラン・フレティン、ゴルカ・イサギレイサギレ
• Decathlon AG2R La Mondiale Team　スタン・デウルフ、ヴィクトル・ラフェ、ドリース・デポンド
• EF Education-EasyPost　シュテファン・ビッセガー、エスデバン・チャベス、マライン・ファンデンベルフ、ミッケルフレーリク・ホノレ
•  INEOS Grenadiers　アンドリュー・オーガスト、トビアス・フォス、オマール・フライレ、ヨナタン・ナルバエス
• Intermarché – Wanty　リリアン・カルメージャヌ、タコ・ファンデルホールン、ルーン・ヘレゴッツ
• Lidl – Trek　クイン・シモンズ、ジャスパー・ストゥイヴェン
• Movistar Team　ゴンサロ・セラノ、レミ・カヴァニャ、イバン・ガルシア、イバン・ソーサ
• Red Bull-BORA-hansgrohe　エマヌエル・ブッフマン、マキシミリアン・シャフマン
• Soudal – Quick Step　ヤン・ヒルト、ルーク・ランペルティ
• Team dsm-firmenich PostNL　ファビオ・ヤコブセン、オスカー・オンリー、マックス・プール、キャスパー・ヴァン・ユーデン
• Team Jayco AlUla　ルーク・プラップ
• UAE Team Emirates　フアン・モラノ、パヴェル・シヴァコフ、ティム・ウェレンス、ロジャー・アドリア
• Israel – Premier Tech　クリス・フルーム、ジョセフ・ブラックモア、ライリー・シーハン、イーサン・バーノン
• Lotto Dstny　レナート・ヴァン・エトヴェルト、ライオネル・タミニオー、エドゥアルド・セプルベダ

 

スタート前

Bahrain Victoriousは、マテヴジュ・ゴヴェカルが総合狙いかな。トースタイン・トレーエンが山岳アシスト。

 

Astana Qazaqstan Teamは、スカブ・グルマイかマックス・カンターがスプリントを狙う。ダヴィデ・バッレリーニはリードアウト役か。

 

Movistar Teamは、イバン・ソーサが総合を狙うのだろうか。レミ・カヴァニャは、3年契約だけど、チームを去るという情報もあった。フランス人であるレミ・カヴァニャにはスペイン語の壁が厚いようだ。

 

Soudal – Quick Stepは、ルーク・ランペルティでスプリントを狙う。総合狙いはヤン・ヒルトだろうか。彼はIsrael – Premier Techに2年契約で移籍だ。

 

UAE Team Emiratesはフアン・モラノでスプリントを狙う。総合は好調なパヴェル・シヴァコフが狙うか。それてもティム・ウェレンスか。

 

Intermarché – Wantyのタコ・ファンデルホールンはベットシティ・エルフシュテデンレースで勝利。ようやく脳震盪の症状から解放され勝利をおさめた。だが、まだ2025年のチームとの契約が得られていない。

 

ニュートラルスタート。

 

ニュートラル走行。

 

2人の逃げ

序盤から二人が逃げている。

1. スタン・デウルフ　Decathlon AG2R La Mondiale Team
2. ルーン・ヘレゴッツ　Intermarché – Wanty

 

ルーン・ヘレゴッツは、Team Visma | Lease a Bikeに移籍だ。

 

スタン・デウルフは大腿動脈の狭窄に対処する手術を受けており、シーズンインが遅れた。だが、ツール・ド・ワロンヌ総合4位、レニューイ・ツアー総合5位と力を取り戻している。

 

残り3周　スプリントポイント

スタン・デウルフ先頭で残り3周に。

 

集団トップはAstana Qazaqstan Teamのスカブ・グルマイをおさえて、 INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスが獲得。

1. スタン・デウルフ　Decathlon AG2R La Mondiale Team　6ポイント
2. ルーン・ヘレゴッツ　Intermarché – Wanty　4ポイント
3. ヨナタン・ナルバエス　 INEOS Grenadiers　2ポイント

 

Cofidisのエースナンバー、ピート・アレハールトがパンク。

 

Team Visma | Lease a Bikeのミラン・ファーダーは連覇となるか。全ては登りにかかっている。

 

ヨナタン・ナルバエスは、スプリントを狙うのか。

 

集団先頭はSoudal – Quick Stepのヨセフ・チェルニー。後ろはAstana Qazaqstan Teamのエフゲニー・フェドロフ。残り45.9kmで2分30秒差。

 

Team Jayco AlUlaのルーク・プラップが腹部手術から復帰している。

 

残り1周　ボーナススプリント

ここはルーン・ヘレゴッツ先頭で通過。

 

集団はBahrain Victoriousのロバート・スタナードが、Lidl – Trekのクイン・シモンズをおさえて獲得。

1. ルーン・ヘレゴッツ　Intermarché – Wanty　6ポイント・3秒
2. スタン・デウルフ　Decathlon AG2R La Mondiale Team　4ポイント・2秒
3. ロバート・スタナード　Bahrain Victorious　2ポイント・1秒

 

リードが広がり続けので、UAE Team Emiratesも先頭交代に。先頭はヴェガールステイク・ラエンゲン。

 

Cofidisのオリバー・ナイトがボトル運び。

 

Israel – Premier Techのクリス・フルームは集団に。もっぱら若手のアシストとなる。今日はイーサン・バーノンのスプリントでチームは狙う。

 

ルーン・ヘレゴッツが集団に戻ったので、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのスタン・デウルフが単独に。

 

Soudal – Quick Stepはヨセフ・チェルニーからジェームス・ノックスにチェンジ。

 

ルーン・ヘレゴッツは、そろそろ集団に捕まる。

 

ルーン・ヘレゴッツは、集団に吸収されていく。これは連日逃げるパターンかも。

 

残り12.6km。Cofidisも集団けん引に加わる。タイム差は1分10秒に。

 

クリス・フルームが集団先頭に。

 

残り4.8km。8秒差となり集団が迫る。

 

残り3.6km。

 

UAE Team Emiratesのフェリックス・グロスチャートナーも先頭に。

 

スタン・デウルフは残り3kmで捕まった。

 

残り2.4km。道路幅が広いので収拾がつかない。

 

Lotto Dstnyが先頭。しかし、後ろはEF Education-EasyPostが固めている。

 

残り1kmを切っている。

 

EF Education-EasyPostが先頭に。

 

4車線あるので左右からスプリントトレインが上がってくる。

 

左からAstana Qazaqstan Team、右からEF Education-EasyPostとBahrain Victoriousのトレイン。

 

これは主導権はどのチームだ?

 

各チームのスプリンターがなだれ込んでくる。

 

左からIntermarché – Wantyのハイス・ファンフック、右からLotto Dstnyのライオネル・タミニオー。

 

2人が並んでいる。後ろからUAE Team Emiratesのフアン・モラノが上がってきた。

 

ゴールでハンドルを投げた!   勝ったのは誰だ?

 

ライオネル・タミニオーとハイス・ファンフックが並んでいるぞ。

 

 

あ～、勝ったのは手前のライオネル・タミニオーだ!

今シーズンAlpecin-DeceuninckからLotto Dstnyに移籍。2022 ツール・ド・ランカウェイ第5ステージ以来、2年振りの勝利となった。これがキャリア4勝目の勝利となった。

第2ステージから、Lotto Dstnyが集団をコントロールすることになるか。チームはレナート・ヴァン・エトヴェルトで総合優勝を狙っている。

 

リザルト

優勝したLotto Dstnyのライオネル・タミニオー

ワールドツアー初勝利であると同時に、今シーズン初勝利でしたね。

自分の好みからすると、ちょっと待ちすぎた。1年で20勝する選手もいる。 毎年優勝できればとてもうれしい。 昨年はそうではなかった。

だから今年の目標はUCIレースで勝つことだった。 これでようやく、その目標が達成されたことになる。 僕にとっては毎年小さな目標だから、すごくうれしいよ。

多くの人にとって、ワールドツアーであなたが優勝したことは驚きだった。 それはあなた自身にとっても同じだろうか？

スタート時点ではトップスプリンターはそれほど多くない。 どのスプリンターも同じようなレベルだ。

ティム・メルリエやオラフ・クーイ、ジャスパー・フィリップセンのような突出した選手はいない。 混沌としたスプリントになれば、誰にでもチャンスがある。

おそらく誰もハイス・ファンフックが3位以内に入るとは思っていなかっただろう。 でもチャンスは一度だけで、二人ともそれをつかんだと思う。

ワールドツアー初勝利を手に入れましたが、キャリアを大きく変えるでしょうか?

自分自身にとって、ワールドツアーレベルのレースで勝利することは、成し遂げたいことのひとつだ。 常に野望として持っていたんだ。

2022年のツール・ド・ランカウイのプロレースですでに1勝している。 そうすればワールドツアーもそう遠くない。

2023年以降、アルノー・デリーの仲介もありLotto Dstnyに移籍してますね。

残念ながら、今年は彼とあまり一緒に走れなかった。 彼はこの春、ライム病にかかったんだ。 私たちは少し違うプログラムに乗っているけれど、十分な頻度で会っているし、いつも意気投合している。

でも、彼と仕事をするためだけにチームに入ったわけでもないんだ。 私自身も今年はチームから多くのチャンスをもらっている。 それにとても満足しているよ。

 

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

新人賞