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ビニヤム・ギルマイがアフリカにグリーンジャージを持ち帰り、2028年まで契約更新

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David PetersonによるPixabayからの画像
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ツール・ド・フランスの121年の歴史の中で、アフリカ系ライダーがポイント賞ジャージ、マイヨベールを獲得したことは一度もない。

ビニヤム・ギルマイは、歴史を刻んだのだ。

 

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グリーンジャージ、マイヨベール獲得

 

終わってみれば、ビニヤム・ギルマイがステージ3勝、Alpecin-Deceuninckがジャスパー・フィリップセンもステージ3勝。

二人のポイント差は、わずか33ポイントだった。ビニヤム・ギルマイは第3ステージで優勝してから、一度もグリーンジャージを手放さなかった。

これはIntermarché – Wantyのチームのアシストがあればこそだ。

 

ビニヤム・ギルマイのコメント

言葉がない。このツール・ド・フランスに来たのは、グリーンジャージを勝ち取るという野望のためではなく、単に自分の能力を示すためでした。成功したと言ってもいいでしょう。

このツール・ド・フランスをグリーンジャージで終えるのを助けてくれたすべての人に感謝しています。目が覚めたとき、この忘れられない日を神に感謝しました。感無量です。

このツールでの私の冒険は、私たちエリトリア人とアフリカ人にとって、自転車競技の歴史に新たな章を開くものとなる。

私たちは長い間自転車競技を続けてきましたが、ステージ優勝とグリーンジャージが今や可能になりました。特別なことだ。

同胞、私を支えてくれたすべての人、家族、チーム、スポンサー、沿道やスクリーンの向こうのサポーターに感謝したいと思います。ありがとう。

 

2028年まで契約延長

 

ジュニア時代には、レムコ・エヴェネプールをスプリントで破っていたビニヤム・ギルマイ。

 

ビニヤム・ギルマイは、2020年NIPPO DELKO One Provenceでプロデビュー。2021年DELKOの解散に伴い8月6日にIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxに移籍。

2021 Classic Grand Besançon Doubs (1.1)で優勝。そして、2021世界選手権U23で2位となる。

一躍注目されたのが、2022ヘント〜ウェヴェルヘムでの勝利。クリストフ・ラポルト(Jumbo-Visma)とドリスファン・ゲステル(TotalEnergies)を下しての勝利は驚きを持って迎えられた。

 

さらに、2022ジロ・デ・イタリア第10ステージで、マチュー・ファンデルプールを追い抜きジロ初勝利をあげている。

 

まあ、その後がいけなかったですね。表彰式でコルクの栓が目に当たってリタイヤとは。

 

この後、各レースではコルクの栓はあらかじめ抜かれることが多くなったけど、まだ選手に開けさせているレースも多いので事故がないといいのだけど。

ビニヤム・ギルマイは、2023年シーズンも4レース目のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナで初勝利。

 

ただ、ロンド・ファン・フラーンデレンでの落車で脳震盪をおってしまい、レースから遠ざかっていた。

 

2か月ほど治療に要したが、2023 ツール・ド・スイス第2ステージで復活の勝利を上げた。

 

2024年は、Surf Coast Classic (1.1)で初勝利。2024 ジロ・デ・イタリアを第4ステージでリタイヤ。

ベルギーの石畳を含んだワンデーレース。2024 サーキット・フランコ・ベルジュで今シーズンの2勝目。

 

ただ、正直ツール・ド・フランスでここまで勝つとは誰も想像できていなかったのでは。登りスプリントなどに強いのはわかっていたけれど、平坦でも強くなっているのは凄い進化だ。

エリトリア人で初めてツール・ド・フランスに出場したのは、2015年にMTN – Qhubekaから、ダニエル・テクレハイマノと、現在EF Education-EasyPostに所属するメルハウィ・クドゥスだと思うが、勝利したエリトリア人はいなかった。

エリトリアは英国植民地時代に自転車レースが導入され、国民の人気は非常に高い。ただ、ビニヤム・ギルマイに続くライダーがすぐに出てくるかというとそれは難しい。

自転車が国技とさえ言われているけれど、ジュニアの環境整備などは遅れている。ビニヤム・ギルマイの活躍で変わってくることを期待したい。

 

ビニヤム・ギルマイのコメント

Intermarché – Wantyは私にとって家族のような存在で、目標を達成するための完璧なチームです。どんな状況でも、チームは私をサポートし、最も困難な時期でさえも信頼してくれた。

冒険をあと2年延長するのは当然の選択だ。まだまだ一緒に大きなことを成し遂げられると確信しているし、すでにオリンピックから始まる次の目標を見据えている!

 

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