セップ・クスは2023年3つのグランツールを全て走り、自らはブエルタ・ア・エスパーニャを制覇した。
- ジロ・デ・イタリア総合14位
- ツール・ド・フランス総合12位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝
ジロでは、プリモッシュ・ログリッチをアシスト、ツールではヨナス・ヴィンゲゴーをアシスト。ブルエでは、プリモッシュ・ログリッチ、ヨナス・ヴィンゲゴーと走ったが、第6ステージで勝利。
この時には、まだ顔にツールで落車した時の絆創膏が貼られていた。
結局、第8ステージでGroupama – FDJのレニー・マルティネスが崩れた後からは、セップ・クスが最終ステージまでマイヨロホを着続けることに成功した。
しかも、ヨナス・ヴィンゲゴー、プリモッシュ・ログリッチと表彰台を独占という快挙もなし遂げている。
来シーズンからは、Jumbo-Vismaのリーダーの一人として走ることになるかもしれない。ジロはワウト・ファンアールトが狙い、ツールはヨナス・ヴィンゲゴー、ブエルタはセップ・クスが狙うことになるかもしれない。
だが、将来的にツールを制覇しようとすると、Jumbo-Vismaではヨナス・ヴィンゲゴーがいる限り難しい。セップ・クスは、チームに留まり続けるのだろうか?
Jumbo-Vismaのメリット
Avui ha vingut al programa una d’aquelles persones que transmet un munt d’energia positiva. El guanyador de la @lavuelta @seppkuss , que porta 5 anys residint a Encamp.
⬇️🔗 Aquí tens l’entrevista https://t.co/QLmf984b8j pic.twitter.com/ud9kEsOB26
— Gabriel Fernàndez (@gabrielfercoy) October 2, 2023
来シーズン、セップ・クスは3つのグランツールには出場しない。ジロ・デ・イタリアには2つのタイムトライヤルで68kmも走らないといけないからだ。
セップ・クスが走るのはツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャとなりそうだ。
実際のところ、今後のスポーツ人生をどのように考えているのだろうか？この先何年もJumbo-Vismaにとどまるのだろうか？
それとも、いつかは新鮮な空気を吸って、絶対的なリーダーとしての役割を果たすのだろうか？
私は新しい冒険に反対しているわけではない。同時に、自分がJumbo-Vismaで持っているものは唯一無二のユニークなものだ。
冷静に考えてみるつもりだ。もっと自由になれる選択肢は他にもある。だが、ツールで勝つためには、世界最高のチームで走るしかない。
Jumbo-Vismaでは自分のチャンスを狙っていけるし、他の時にはドメスティクの役割も果たせる。両方の役割から満足感を得ている。
チームはどう考えているの?
今後数年間は役割を変える必要はないと思っている。Jumbo-Vismaだからこそ、グランツールで勝てるんだ。どこかで単独リーダーとして弾き出されるよりもずっとね。
しかし何よりも、私は自分自身に過大な期待を課さず、これまで常にそうしてきたように、前進し続けるべなんだ。
セップ・クスがツールを単独で狙うというのは、ヨナス・ヴィンゲゴーがいるかぎりないかもしれない。セップ・クスも29歳。2024年末まで契約はあるが、その後にどうなるかは見守るしかない。
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